他の子たちにオレと過ごす時間や体験を、奪われていると
それで何となく、他の子たちと壁を作っていた
甘えられるミナホ姉さんや克子姉といった姉や、実の姉妹である雪乃やマナを除いて
香月家のお嬢様であるみすずたちに対しては、自分とは違う世界の人だと諦めが付いていたし
イーディや月子たちは、特殊能力の持ち主だからと区別することができた
でも、同じ高校の普通の生徒である可奈センパイや愛には、内心、反発を感じていたのか
だから、メグと腹を割って話し合い、打ち解けるための機会を設けた
雪乃とまり子は調整役なんだ
誰が考えた計画なのかは判らないけれど
あ、あたしはあたしだって、心配なのよっヨシくんがあたしを捨てちゃうんじゃないかって
ポロポロと涙を零しながら、メグが言う
だってホントにみんな、あたしよりもあたしよりも素敵な子ばっかりなんだもんっ
と可奈センパイは
だったら恵美も、もっと綺麗になる努力をするべきなんじゃないの
で、でもあ、あたしなんて
そんなこと言って泣いてたって、何も始まらないでしょ
そうね前を向いて、歩き出すしかないのよ
だけど、でも、だって
メグは泣く
あたしは、ホントにあなたたちみたいに強くないんだもんっあたしは、弱い子なんだからっ
まり子、雪乃
オレは、オレの両腕を押さえている2人に声を掛ける
泣いているメグを、オレが抱き締めてやらないと
ダメよ、公
これ以上、恵美を甘やかしてどうすんのよ
雪乃は、そう言うと
ホント、あんたバッカじゃないの恵美バッカ、バッカ、バーカ
さらに涙を零すメグ
あんたみたいにメソメソした女、絶対にこのバカに嫌われるわよねいえ、その前にみすずたちに追放されるんじゃないのあいつら、結構シビアだからお荷物になるような女は必要ないってさ
イジメッ子の笑顔で、メグを見る
ぅぅ、ぅぅ
メグは泣いていて、言葉が出ない
だけど、あたしは正確には、あたしと舞夏ねあたしたちは何があろうとも例え、このバカやみすずがあんたを追い出そうとしたとしても絶対に、恵美を見捨てないからねっ
ハッとして、雪乃を見るメグ
仕方ないでしょあたしたちは本当の姉妹なんだからさ姉妹は、辞められないのよこればっかりは血縁だからねあんたが嫌でも、あたしとは一生付き合ってもらうからねっ
だからって、あたしは弓槻たちみたいに恵美のことを甘やかしたりはしないからねっホントの姉妹だからこそ、ビシバシいくわよっつーか、困んのよっ弱っちぃ、あんたじゃさあたしが困るのっずっと一緒に居てあげるから自分の足でしっかり立ちなさいよ恵美っ
メグを鼓舞する
愛も居るよ恵美ちゃん、仲良くしよっ
愛がまたオレとメグの結合部に舌を這わす
あたしも敵じゃないのよ恵美
可奈センパイも、背後から両手で、メグの胸を揉む
わたくしもよ恵美
まり子が、微笑む
さあ、公
まり子が、オレの右腕を放してくれた
ホント、しょうがないんだから
雪乃も、オレの左腕からお尻を浮かす
オレは横たわったまま、メグに手を伸ばす
メグが、オレの手に自分の手を絡ませる
繋がれる手と手
全部、メグ次第なんだ
オレは、メグの眼を見て言った
メグが受け入れなければ何も変わらないんだ
雪乃たちのメグへの思いもメグが拒絶している限りは、何の効力も持たない
たいていのことは自分の受け止め方次第なのよねこんなの絶対に無理って思ってても心を斜めにしたら、案外、するっと受け入れられちゃうものだったりするからあたしがそうだったし
このバカのこと嫌いで、嫌いで、大っ嫌いで、ずっと死ねばいいのにって思ってたけれどある時、ふと立ち止まって思い返してみたら結構、好きなんだって気付いたからそう嫌いだけど、好きなのよそんで、楽なのこのバカと一緒に居るのは全然、気を遣わなくていいからねこのバカバカバカ言っても、全然怒らないし何より、このバカ、あたしのこと大好きでしょだから、このバカを受け入れても良いんだなって感じたらすっごい楽になったわよこのバカのついでに弓槻とか、克子とか、みすずとか他の連中も、みんなするって受け入れられたからストンて変な話だけれどね
結局さ世の中、こうじゃなきゃいけないはずだなんて思い込むから、ツラいのよそんな決まり、ホントは無いんだからあんたやあたしが、そう勝手に信じ込んでいるだけでさあ、こんなんでもいいんだ、こんなのでもアリなんだってゲンジツを受け入れたら、すっごいスッキリするわよあたしは、そうだったから
みんなして、1人の男を取り囲んでさしかも、このバカ、別に美男子でもないしむしろバカだし底抜けのこんなの普通に考えたら、バカげているじゃないみんなでこのバカを愛してていうか、このバカに愛されてそんで、ケンカにもならないでみんな仲良くなんて、頭がおかしい集団だとしか思えないわ
でも愛は、これで良いと思うここが好きみんなと吉田くんとみんな仲良しが好き
ま、一夫多妻なんて歴史上いっぱい前例があることなんだしハーレムだからって、みんなでノブを巡って争い合わなきゃいけないルールも無いんだからさというより、この仲良くっていうのが魅力なのよ
そうね公の女同士の方が信頼できるもの何があっても裏切ることがあり得ないパートナーなのよ親友どころか、血縁以上よこの公の家族は一蓮托生の運命共同体だからみんなで、協力して繁栄していくしかないのよその上、みんな綺麗で、可愛くて、頭が良くて、能力も高い子ばかりでしょこの家族なら、どんなことでも実現できるわよ
でもあたしは、そうじゃないわ可愛くないし、頭も普通だしお嬢様でもなければ、強いわけでもない不思議な力も持っていないわ
そうだなメグはお嬢様じゃない戦闘や警護もできないし巫女の力も無いでも
オレは、メグと繋いでいる両手をギュッと握りしめる
メグは綺麗だよ他のみんなと同じくらい可愛いとオレは思っている
メグの膣が、ギュッとオレを締め付けた
オレたちは両手と性器の3点で結びついている
メグがどう思っていようと、オレがそう思っているから
だから、恵美頑張んなさいよあんたはあたしの姉妹なんだからあたしぐらいまでは綺麗になれるはずなのよ単純に努力が足りないのよコンチクショウ、綺麗になってやるっていう根性が足りないのよ
雪乃が、そんなことを言い出す
それはまあ言い過ぎだけれど恵美が思い込んでいる自分のイメージと、周りが見ている恵美のイメージがズレているんだと思うわよそれを修正するだけでも、毎日の生活が変わるわよ