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ニヤッと、イーディは微笑む

マ、その大会に出るマデニ、もう2回くらいスパーリングできると思うネ昨日の試合を観て他の警護役の子も、アタシと試合したいって思っているダロウカラ

でしたら、わたくしと試合っていただけませんか

ミタマが言う

1度、全力でお手合わせさせていただきたいと思っておりました

ならば、わたくしも

キヌカも、そんなことを言い出す

イイヨアタシは

後にしろ、ミタマ、キヌカ今日は、美里さんに会いに行くって言ったろ

顔とかに痣とか作っていったら美里さんが、ここの屋敷でミタマたちが虐待されているんじゃないかって心配するから、今は止めてくれ

は、はいそうでございました

ました

うなだれる安城姉妹

ジャア、今夜にデモスルネ夕方ウメコも来るネ

ああ、桃子姉ちゃんが連れて来るって

桃子姉ちゃんは負けたら、処女レイプするって、山田梅子さんに約束させていたって話だから

ウメコと再戦もアルカモもしれないネアンタたちもネ

ああ、桃子姉ちゃんのゴリ押しで山田梅子さんとセックスするっていうのも、ちょっと嫌だし

いっそイーディと闘う対戦会にしてしまおうか

それでなくても、今日は黒い森の新人娼婦候補の指導をしなくちゃいけないんだし

はいはいはーい、トースト焼けてるからどんどん並べて

台所から、渚が顔を出す

朝ご飯ですのっ

アニエスたち年少組が、ワゴンを押して来る

ああ、ベーコンエッグの美味しそうな匂いが漂って来た

みんなで、朝食を食べて

日曜日は、花市場がお休みだから朝がゆっくりできるわ

1度、まり子さんを市場へ連れて行きたいんだけど

はい、ビジネスを学ぶためには仕入れから、現場を見せていただきたいですわ

まり子は先週から、渚の店でアルバイトを始めている

でも、平日は学校があるから難しいでしょ市場は、日曜は休むけれど祝日は、通常営業だから日を選ばないとね月水金が切り花で、火木土が鉢物だし

まり子、渚の花屋さんへ行ってみて、何か発見はあったか

そうねやっぱり、良いモノから先に売れてしまうのよね

まり子は、笑って答える

そうよお客様も眼が肥えていらっしゃるから良いモノは入荷したら、すぐに売れてしまうわだから、いつでもお店の中に良いモノが途切れないように、仕入れをしていかないといけないのよそうでないと2級品ばかりが並んでいるツマラナイお店になってしまうでしょ

逆に、あ、この商品は売れ行きが悪いなって思ったら、すぐに値を下げて見切り品して売ってしまわないとねお花は、生物だから時間が経てば鮮度が落ちてしまうものだものサパサパッと素早く判断していかないといけないのよもたもたしていると損金が増えるだけだから

真面目な顔で、まり子は聞いている

じゃあ、まり子は夕方までは、渚のお店に行っているか

ええ、そうするわ公

なら、ハイジ警護を頼む

そっちは、それで良いとして

パパ、アニエスは何をしますですの

アニエスは、お勉強だろ編入試験、マジで近いんだから

アニエスの笑顔で、一瞬、頭が真っ白になってた

うー、今日もお勉強ですの

もうすぐなんだから頑張れ真緒ちゃん、アニエスのこと見張っててくれよ

オレは、真緒ちゃんにそう言う

おうよっ

真緒ちゃんは、ニコニコ笑って、そう言った

真緒、何なのそのお返事は

母親の渚が、険しい顔で真緒ちゃんに言う

クンタラ・マスクごっこ、今、流行っているの真緒とアニエスちゃんで

クンタラ・マスクごっこ

ふざけているのかぁっ

なんじゃとてっ

宇宙海賊、ピューン

真緒ちゃんとアニエスが、2人でセリフを言い合う

アニメの真似なんです

コヨミちゃんが、恥ずかしそうにそう言った

もう、変なことばかり真似して

渚が困惑している

アニエスいいけれど編入試験には面接もあるんだから、それはやるなよ

試験の時は、変なことは喋らないように致しましょうか

うーむ、巫女の力で抑制させるのも、どうかと思うけれど

大丈夫です、兄さん試験の時は、ボクたちが一緒ですから

ルナたちがずっと一緒にいるんだから、心配ないか

アニエスが変なことを口走る前に、心を読んで止めることもできる

そういうルナちゃんも、試験の時はボク禁止よいいわね

あはい、気を付けます

ルナのことは、わたくしが見ていますわ

姉のヨミが、笑顔で言った

ヨミやコヨミちゃんも、一緒に試験を受けるんだもんな

3人の巫女に囲まれていたら、アニエスもボロを出さないで済むか

とにかく、頼む

はい、先生っ

ちなみに、ヨミもルナもコヨミちゃんも勉強はできるらしい

ホント、学力が心配なのは、アニエスだけだ

黒森様、あの

ずっと黙っていた、美子さんが口を開く

昨夜は色々と取り乱してしまい申し訳ございませんでした

取り乱すって

ああ、オレの女にはならないと宣言したことか

いや、そんなことないですよみすずや瑠璃子が本当にご迷惑をお掛けしました

美子お姉様、申し訳ございませんでした

みすずと瑠璃子が立ち上がって、改めて、美子さんに頭を下げる

いえ、わたくしの方こそなかなか、はっきりと自分の気持ちを話すことができませんでしたから

美子さんも、改めて頭を下げる

昨夜、あの後3人で話し合ったんですか

はい、色々と胸の内を語り合いました

でも、この様子だとまだ、話し合いは足りていないな

一晩経って、興奮が冷めて改めて気付いたこともあるだろうし

じゃあ、今日もゆっくり話して下さい時間はたっぷりあるんですからみすず、瑠璃子いいな

お兄様のお言いつけに従いますわ

3人のこれからのこと、香月家の将来腹を割って、じっくり話し合えばいい

美智見ていてくれよ

また、みすずや瑠璃子が自分たちの考えを美子さんに押し付けないように

美智にチェックさせる

何かあったら連絡してくれいつでも、携帯に出られるようにしておくから

オレはそう美智に告げた

オレはガレージの中で

克子姉の搬送バンに、お茶のペットボトルの段ボールを何箱も積み込む

これは、昨日メグを助けてくれた運動部にお礼として渡すものだ

愛のパンの無料試食会とは別にオレとメグからということで、配ることにした

幸いお屋敷に備蓄があったし

いつまた敵に包囲されるか判らないから、いつも食料は多めに貯蔵している

無料試食会のパンは、テニス部の子に最初から作るところを見せるから小麦粉の段階から、学校のパン工房で作る

だから、いつもみたいにすでに焼くだけになったパンを入れたパッドは、今日は持っていかない