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それが、うちらのお兄さんの奴隷になるって覚悟ですから

二人は、そう言うとありすと可憐を見て

ありすちゃんも、可憐ちゃんもしっかりせーや

気張りぃやこころが女の見せ所やで

優しい笑顔でニコッと微笑む

わたしらはな子供の頃からどん底の生活をしてきたから権利なんてもんが絵に描いた餅だっていうことは、よー判っとるんや

権利なんか主張する前に他人の幸せを奪い獲りに来るアコギな連中が、世の中には幾らでもおるからな

夢のような、理想的な幸せなんて世の中にはあらへん

人はな自分の眼の前にあるゲンジツの中で、手の届く範囲でベストの幸せを築くしかないんや

お嬢様世界のことは、もう忘れた方がええわたしらのゲンジツは、このお兄さんだけや

せやけどこのゲンジツは、そんなに悪いもんやないと、うちは思う

エリとリエありすと可憐ミタマとキヌカ向こうのテーブルに居る、みすずと美智までがオレを見る

アニエスちゃんが言うてたわお兄さんとセックスしとる子だけが家族で信用してええ人だって

例外は、マルゴお姉さんと、コヨミちゃんと真緒ちゃんだけでマルゴお姉さんは、今どうしても妊娠するわけにはいかない大切なお仕事があるからで、コヨミちゃんたちはまだ身体が成長できてないだけ他の人はキョーコさんですら信用するなって、アニエスちゃんは言ってました

お兄さんの女はみんな家族で家族だから、みんな優しく仲良くしないといけなくてどんなに怖いことになっても、絶対に家族が助けに来てくれるし他の家族が困ったことになった時は、アニエスちゃんも助けに行くって言ってました

みんなで幸せになるんやって

だからなありすちゃんや可憐ちゃんの窮地の時だって、お兄さんや家族が絶対に助けに行くもちろん、わたしも行く

うちも行きます

あんたらを泣かす子がおったら、わたしがブン殴ってやるわ

うちも蹴飛ばしてやります

インネン付けてくる子がおったら、わたしがシバいたる

百倍にして返してやります

もちろん、あなたたちの窮地の時は、わたくしが駆けつけます

当然、わたくしも安城流の全ての技を駆使して敵を撃滅させます

ギッタギタに致します

ミタマキヌカ

わたくしたちは姉妹であり家族であり

同じ、黒森様の奴隷でございますから

そしてミタマとキヌカは、ありすと可憐に

ありす様、可憐様のこともお守り致します

主でなく、わたくしたちの家族として

そういう関係になりましたとを心より嬉しく思っております

ミタマ、キヌカありがとう

ありすは、涙ぐんでいた

わたしらも、こういう関係になれたことが嬉しいんですわ

ラッキーやったな

ほんでなこういう関係のままで居られるんなら、別に外の男の子と恋できなくてもしゃーないって思えるんです

そんな人とせーへんでもお兄さん、充分にええ男ですしな

判っとるんですわもし、うちらが他の男の人に引っ掛かって恋してキスして、セックスしちゃったりするとな

もし、そうなったらうちらに他に好きな人ができたって判ったら、お兄さんは、あっさりうちらを送り出してくれると思うんです

お兄さん、優しいからなわたしらの気持ちを大切にしてくれはって

そんなに心が広い男だろうか

でも、そうなったらアニエスちゃんは、わたしらを許さないと思います

許さないって言うても、別に何かしたりはしないでしょうけれど

一生、軽蔑されるわな口、利いてくれんと思う

それは、もう家族でも姉妹でもないって言うことですから

アニエスはそうだろうな

実際、そうなんですわお兄さんから離れて、他の男の人とくっついたらそれは、そっちの人の家の子になるっちゅうことですから

もう、今の家族は助けて貰えないし、助けを乞うてはいけないんですわ

わたしらは血縁関係でなくお兄さんとの肉体関係だけで繋がっとる家族やからな

大元のお兄さんとの関係が切れたら、他の家族とも切れないといけないんです

それだけは、絶対に守らないといけない約束ですわ

そんでうちらは絶対に、この家族から離れたくないんです

せやから、何があっても死んでも浮気はしないんです

うちには、心が読めるルナちゃんも居るしなズルなゴマカシは、通用せーへんですから

双子は、そう言った

つまりなお姉さんわたしらはな、全部、隅から隅までまるっと状況を呑み込んだ上で、自分の意志でお兄さんの奴隷をやっとるんですわ

しかもな、こんだけ可愛い子ばっかり居るんやからな自分を磨かんと、お兄さんに見限られてしまうかもしれないって、毎日、必死なんですわ

綺麗にもならんといけないし、賢くもならんといけないんです

学校のお勉強とちゃいますビジネスのことです

うちらの家族が幸せになるためにはいずれ、うちらも戦力にならないといけないんですから

使えるオンナになって、使ってもらわんと

明るい未来を掴むために、燃えてるんですうちらは

強い眼で、美子さんに訴える

あなたたちの言い分は判ったわあなたたちが、嫌々、黒森様にお仕えしているわけではないということも

でも申し訳無いけれどあなたたちと、瑠璃子様、ありすさん、可憐さんはやっぱり違うのよ名家の家に生まれた娘には、普通の子とは違う責任があるのあなたたちと同じではないのよ

オレは、さっきからずっと疑問に思っていることを聞いてみることにした

美子さん何で、まり子の名前は出さないんだ

そうまり子だって

というか、家の都合を考えたらまり子が一番、どこかの名家に嫁に出される可能性が高い

まり子の実家の鳥居家は名家と血縁を結ぶために、狩野家の娘と結婚してまり子を産んだのだし

まり子自身も、どこかの名家に嫁ぐ予定になっている

もちろん、オレは阻止するつもりだけれど

そ、それはまり子さんは、名家の方ではないからですわ

美子さんの頭の中は名家のことしか無い

つまり美子お姉様と同じということですわね

台所の方から、瑠璃子の声がした

大変お待たせ致しましたお茶の用意ができましたわ

そう言って茶器とポットを乗せたワゴンを押して来る瑠璃子は

裸エプロン姿だった

全裸にレースのエプロン1枚

ピンクの乳首が透けている

瑠璃子様、そのお姿は

驚く美子さんに瑠璃子は

わたくし、お兄様の奴隷それもセックス奴隷でございますからこれからは、それに相応しい格好を致しますわ

にこやかに言った

わたくしのことより、今は美子お姉様のお話の方が先ですわ

瑠璃子何で、美子さんが名家の一員じゃないんだ

名家として認められているのはそれぞれの家の本家、ご当主の家だけですわ分家の皆さんにまで資格を与えると大変なことになってしまいますから