Выбрать главу

 アニエスと真緒ちゃんが、そう言う

じゃ、食堂に行きましょうご飯よ

 みんなでゾロゾロと、脱衣場から廊下に出た

だけど克子姉

 オレは、ふと思い付いたことを言う

オレたちは薄着フェアでいいけどさ

 だけど、このお屋敷には今

お客さんたちだったら、夕飯は別室で食べていただいているわ

イーディとアーニャさん、それに寧ちゃんがそっちの担当をしてくれているわよ

ああ、工藤遙花さんと剣道マリアさんは、香月セキュリティ・サービスの施設の方に返したわだから、残っているのはグレース・マリンカさんとキョーコさんが連れて来た姉妹だけよ

 東南アジアから来た少女暗殺者ドリル槍のドリィとアナ

3人には、あなたが目一杯入力したからちょっと、客観的になって考える時間を与えた方がいいからって、イーディが

 ああグレースさんにしても、ドリル槍姉妹も  今日の昼間、オレたちの学校で価値観を引っ繰り返されたから

これ以上、頭の中に入力するとパンクしちゃうからってだから、今夜は別室であたしたちとは別に食事をしてもらって、そのまま休ませるそうよそれに

あなたも、そろそろ限界でしょあの人たちのことを気にしていたら、心が休まらないわ

 グレースさんも、ドリィ&アナも  側に居ると、気になってしまう  オレも何も考えずに、家族と過ごす時間が必要だ

ああ、でもあの子たちは居るわよ困ったことに

 そんな話をしているうちにオレたちは、食堂の前に到着した

お待ちしておりましたわ、黒森様

 忘れてたよ

さあ、食卓へどうぞ

 他の子たちと同じように、透け透けの肌襦袢を綺麗に着こなしている2人組  武闘派お嬢様の栗宮素子さん  そして、栗宮さんの警護役の御厨くるみさん  2人とも、実家に帰らずに今夜も泊まりに来たのか

さあさあ、こちらへ

さあ、こちらへ

 強引でマイペースな性格の2人は、オレを食堂に誘う

急に暑くなってツラいです

今話を書きながら、久しぶりにマクロスFの曲を流したら

懐かしくて、涙が出ました

昔の作品よりも、ちょっと前ぐらいの作品の方がダメージを食らいます

ていうか、カンノ先生の曲が思いっき心に刺さる曲なんだよなあ

喪失感とか過去への郷愁とか、もの凄く感じる音楽です

1319.槍よさらば / 楽しい食卓

◇黒い森オリジナルメンバー

・工藤美智/15歳中学3年生みすずの警護役工藤流古武術の達人小柄で日本人

・不知火シエ/17歳桜子の警護役裁縫係として採用された

◇超お嬢様校の小6カルテット

◇新しく中学へ通うメンバー

◇ゲスト

・アーニャ/コードネームニキータ・ゴルバチョフミス・コーデリアの配下家族になる宣言をした

今朝のことで色々と考えたのですが

 透け透け肌襦袢姿の武闘派お嬢様栗宮さんは言う

現代社会に、栗宮流槍術を広めるのは難しいとしてもわたくしは、槍を捨てるわけにはいきませんから

先祖伝来の槍の技は伝承させていかねばなりません

 栗宮さんの警護役の御厨さんもそう言う

ですから、わたくしたちどうしても、黒森様の側室にしていただかなければならないのです

いや、それは論理の飛躍だろオレのところにいなくたって、槍の技を伝えていくことはできるはずだよ

 オレには、そうとしか思えない

いえ、こちらに置いていただくのがベストの選択でございます

それは旦那様があたしのパートナーで、香月セキュリティ・サービスの実質的なオーナーだからよね

 みすずが、やって来て2人に言う  みすずの姿は瑠璃子たちと同じ革の首輪に、腰布のみパンティは穿いているけれど、おっぱいは丸出しだ

それだけでは、ございませんわこちらのお屋敷にはわたくしとくるみが、槍のお稽古をするのに充分なスペースがございますし

 栗宮さんは、真顔でそう言う

それって全て、栗宮さんたちにとって都合が良いということよね旦那様にとって、あなたたちを受け入れるメリットは何も無いと思いますけれどどうなのかしら

 みすずが、キッパリと言い切る

それはわたくしたち、誠心誠意、黒森様に生涯お仕え致しますわ

お料理、掃除、洗濯何でも致しますもちろん、お夜伽も

 栗宮さんと御厨さんは、必死の形相でそう言う  そこへ克子姉が、やって来て

うーん確かに栗宮様たちは家事全般がお上手だと思いますわちゃんと花嫁修業をなさってきたことは判りますでも

 名家・栗宮家のお嬢様とその警護役に優しく言う

当家は今、家事を担当する人材には困っていませんわ

お夜伽もです旦那様には満足していただいていますから

 克子姉の言葉に、みすずが付け足す

ていうか栗宮さんたち、何でそんなに焦っているんだよ

 オレは改めて尋ねる

いや、栗宮家の中でこのままでは栗宮流槍術が伝承できなくなるとか、そういうことを心配しなくちゃいけない事態になったから、そんなに慌ててるんだと思うけどさ

 オレにも、それぐらいの事情は判っている  栗宮家の中でも、栗宮流槍術にこだわっているのはこの2人だけみたいだし  当主が代替わりしたら、確実に流派は途絶えてしまうのだろう  それ以前に、栗宮素子さんは女だから政略結婚で、どこかの家に嫁がされることになる  そうなったら他家から嫁いできたヨメに、好きなだけ槍の稽古をさせてくれる家なんて、なかなか無いだろうし  栗宮さんたちは、槍を捨てざるを得ない状況に追いやられるだろう

あなた方のご事情は判りますですが、それはあくまであなたたちの家、名家・栗宮家の中で解決すべき問題だわ旦那様を巻き込むのは、筋違いだと思います

それは確かに、みすず様のおっしゃる通りではございますが

 栗宮さんは困り顔で言う

ですが、黒森様はこれまでも、狩野家や鞍馬家など、他の名家の問題にも介入なさっていらっしゃいます

どうか、栗宮家も素子お嬢様をお助け下さい

 御厨さんが主のために、オレに頭を下げる  鞍馬家にしても、狩野家にしてもどういう風に建て直すかの具体的な計画は、あらかじめジッちゃんたちが組んでいた  オレがしたのは鞍馬家なら、美里とありすに警護役のミタマとキヌカ  狩野家なら桜子と取りあえず裁縫係として残している不知火シエさん  個別の女の子たちのことだけだ

名家の問題を、オレが勝手に受けることはできないよジッちゃんたちが、どう考えているのか聞いてみないといけないことなんだと思う

 ジッちゃんは名家の世界を守ることをライフワークにしている  栗宮家のことも、何か考えているのかもしれない  ていうか、ジッちゃんに直接聞く前に、翔姉ちゃんに尋ねるべきだな  翔姉ちゃんは、ジッちゃんの専任警護人だったからジッちゃんの栗宮家についての考えを聞いているかもしれないし  香月セキュリティ・サービスは、当然、栗宮家についての詳細な情報を持っているだろう