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 アーニャはキョーコさんが東南アジアから連れて来たドリィとアナの面倒を見てくれている  武闘派の2人の精神を安定させるために地下の大部屋で、一緒に身体を動かしてくれた

何を飲まれますアーニャお姉様

 瑠璃子が、アーニャに尋ねる

お姉様あたしが

はい、アーニャお姉様もわたくしたちの家族になられたんですもの

そ、そうねでも、何かくすぐったいわお姉様なんて呼ばれるのは

今のアーニャには、姉も妹もいっぱい居るんだぞ

 オレも笑って、そう言う

そうねありがたい話だわあなたという男も居るしね

 アーニャは、ニコッと微笑む

変な気持ちよコーデリア様のペットにしていただいた時も嬉しかったけれど天涯孤独だったわたくしに家族ができたっていうのは、嬉しいわしかもみんな可愛くて、良い子ばかりだし

ああ良くない子は家族にしないからな、オレたちは

 オレも、アーニャに微笑む

それで思い出したけれどキョーコ様とコーデリア様、どうなさっているかしらここテレビのニュースは映る

ええ、映りますわ

 瑠璃子が壁のモニターにテレビ放送を映した  丁度、夜のニュースを放映している

被害総額は、3億円を超えると思われます

 テレビでは銀座の宝飾店を襲った強盗のニュースをやっていた

監視カメラに残された映像を観ると犯人は、黒いレザー製のレオタードを着た女性の集団で頭にはネコを模した覆面を被っています

 モニターに宝飾店の監視カメラの荒い映像が映る  ああ間違いなく、ミス・コーデリアと配下のイーニーたちだな  背丈と体型で判る

あら、この格好は

 アーニャが画面を観て言う

この間、キョーコ様が観ていらした映画と同じコスチュームですわ

確かキャッツ・アイの実写版とおっしゃっていました

そしてさらに、その背後からきらびやかな和服を着た、謎の人物が

 な、何だどう見てもキョーコさんだけど  なぜか男の演歌歌手みたいな格好をして顔にはプロレス・マスクみたいな覆面をしている

ああ、あれもキョーコ様が観ていらした映画と同じコスチュームですわ

1997年の実写版キャッツ・アイの同時上映映画が演歌の花道だったんだよねぇ

 声に振り向くと食堂の入り口に寧が居た

さすがキョーコさん思い切り傾いているよねー

 うんとオレには、よく判らない

ほら、ヨッちゃん寝よう明日の支度も終わっているんだしアーニャさんも部屋を用意してあるから

いや、オレは素子とくるみの検診が終わるのを待っててやらないと

そんなのは、ルリちゃんたちに任せておけばいいんだよっヨッちゃんは今日は働き過ぎなんだから

そうですわお兄様素子お姉様たちのことは、わたくしたちにお任せ下さい

大丈夫だよマナちゃんに双子ちゃんたち一番、心がブッ太い子たちに付いててもらっているんだし、翔お姉さんもルリちゃんも居るんだから

 素子たちも香月セキュリティ・サービスのトップである翔姉ちゃんが付いててくれるのは安心だろう

それに最初っから、あの子たちを甘やかし過ぎると他の子たちが怒るよ

いや、そんなに甘やかしているつもりはないけれど

だって、ヨッちゃん疲れているんだから、これ以上、頑張らなくてもいいんだってば

そうですわ、お兄様お先にお休み下さいもしも素子お姉様たちの検診結果に問題があれば、すぐにお知らせ致しますから

判ったじゃあ、任せるよ

 オレはファイルを抱えて、立ち上がる

はい、アーニャさんはここのお部屋を使ってこれから、ずーっとアーニャさんのお部屋になるから、模様替えとか好きにしてくれていいからね

 寧がアーニャに言う

ええ、ありがとう嬉しいわじゃあ、お休みなさい、あなた

 アーニャはオレを抱き締めて、キスするとささっと部屋の中に入って行った  ふぅぅ

さすが、アーニャさんだねヨッちゃんのこと判っててまれているんだ

ヨッちゃんもういいよ気張らなくてもここに居るのは、あたしだけだから

今日はヨッちゃんが気張ってないといけない子ばかりだったもんね

 ドリィとアナに素子とくるみアーニャにグレース・マリンカさんも居たっけ

グレースさんは

大丈夫、イーディがちゃんと面倒を見ているからイーディは、あの人をあたしたちの格闘団体のエースに育てるつもりなんだよ

 グレースさんを

イーディは、ほらそんなに長く格闘技興行の世界に居るつもりはないから

 イーディは暗殺教団に居た過去を消すために  経歴ロンダリングのために、格闘技の試合で名前を売ろうとしている  格闘家として顔と名前が知られてしまえばイーディを再び、裏の世界に呼び戻そうとする人間はいなくなる

グレースさんの素質を高く評価しているんだよあの人は今まで指導くれる人に恵まれなかっただけだから

 身体能力は、スバ抜けているんだよなグレースさんは  ただ今まで在籍していたプロレス団体ではグレースさんの素養を活かすことはできなかっただけで

ま、いいからあの人のことはイーディが、ちゃんとするって

 そんな話をしているうちにオレの部屋に着いた  ドアを開けて、中に入ると

ったく、遅いじゃない

 オレのベッドの上にネグリジェ姿の雪乃が居た  妊娠した下腹が、ぷっくりと膨らんでいる

雪乃、そういうこと言わないの

 メグも、同じネグリジェを着てオレを待って居た

ヨッちゃん今夜は4人で寝るからねっ

セックスはしなくてもいいからみんなで仲良く抱き合って寝よう

 そう言うと服を脱ぎ出す  見ると、雪乃たちと同じネグリジェが寧用にもう1つ用意してあった

そうよ、あんたは今夜はあたしのお腹を撫でてればいいのよ

ヨッちゃんのことはあたしとメグちゃんが撫でてあげるからっ

あたしたち判っているわ、ヨシくん

今日もヨシくんは、いっぱい頑張ったって

でも、もういいからねゆっくり休んでいいんだよ

 寧が背中から、オレを抱いてくれた

さっさと、こっち来て寝なさいよあんたが寝付くまであたしたちが抱いててあげるから

ここには、もうお嬢様たちとか、あんたが格好つけなきゃいけない相手は居ないんだからさあたしたちしか居ないんだからあたしたちに甘えなさいよ、この馬鹿

 雪乃の言葉でオレの身体から、力がスーッと抜ける  ああ、そうかオレ  こんなに気張っていたんだ

ほらほら、ヨッちゃんベッドに行こうね

ヨシくんこっちよ

 オレは3人の少女囲まれて  いや、でもこの3人は確かに  オレが安心して素面でいられる少女たちだ