Выбрать главу

 石神瑞希さんは集団を離れて、黒瀬さんとオレたちの方へ来ようとする

いや、あのお待ち下さい、瑞希様

 慌てて、辻本青年が白ワンピースの少女と警護役を止めようとする

そうだ、待て瑞希わたしは許さんぞ

 背後から、石神憲王も妹に声を掛ける  石神瑞希さんは、兄に振り向くと

だって、憲王お兄様は勇気が無いのでございましょう

 にやっと微笑む

わたくしは憲王お兄様とは違いますからたくさんの警護が居なくても、黒森様とお話しできますわそれに安寿1人の方が、ここに居る警護の人間全員よりも有能だと思いますし

 やっぱり黒瀬さんの実力は、イーディが見た通りなんだ

そういうことですので、勇気の無いライオンはどうぞ、このままこちらの廊下でお待ち下さい必要なお話は、全て、わたくしがして参りますから

 そこまで妹に言われて石神憲王は

ま、待てわ、判ったじ、じゃあわたしも一緒に行く辻本お前だけ供をしろぜ、絶対に私から離れるなよ

 妹と一緒に、オレと面談することを了承する

はっ、了解致しました他の者たちは、この場で待機いいな

 辻本青年が、他の黒服たちに命じるが返事は無い  ああこの人、人望が無いんだ

あ、チョッと待つネここの部屋には、武器の持ち込みは禁止ヨ

モシ何か武器を隠し持っているのナラ今のうちに部下に手渡すネ

 イーディの言葉に、黒瀬さんが主を見る

安寿言われた通りになさいわたくしたちは来訪者なのですから

 石神瑞希さんは、そう命じる  黒瀬さんは、背負っていたリュックを下ろして  リュックの中に、何かをしまっていく  隠し持っていた手裏剣とかの武器だろう

わたくしが戻るまで、持っていて下さい

 黒服の男の1人に、リュックを預ける

そっちの人は武器は持って無いノカ

 イーディは、辻本青年に尋ねる  辻本はチラッと石神憲王の方を見て

いえ、わたくしは武器の類いは一切持っておりません

 真顔で、そう答える

それ、FINAL ANSWERナノカ

ファイナル・アンサーでございます

嘘吐きは潰せ

 オレは、即座に答えた

ソウネ、Darling

 シュバッと  イーディの身体が宙に飛んだ

はぁぁ母は何とか、寝たきりから復帰しました

昨日の検査も良好とのこと

これで少しは楽になるといいんだけれど

父の認知症は、進行中

どんどん忘れていく

1343.学園祭 A その4 / ブッタ

・黒瀬安寿/15歳どこかの名家・石神家の警護役お下げ髪の美少女

・辻本儀一/石神憲王の警護役

・石神憲王/18歳名家・石神家の息子

・石神瑞希/16歳名家・石神家の令嬢

 イーディの拳が、石神の警護役の辻本に伸びたッ  素早すぎるイーディの攻撃に、辻本は1歩も動けないままその場に崩れ落ちる  石神憲王と石神瑞希そして、他の黒服の警護員たちはイーディの早技に共学している  黒瀬さんはスッと主である石神瑞希を守る位置に移動していた  うん警護役としては、正しい動きだ

な、何をする

そ、そうですわつ、辻本があなたに何をしたと言うのよ

 石神兄妹は、イーディに強く抗議する

嘘を吐いたネ

コイツは武器を持ってないとアタシたちに嘘を吐いたノヨ

 辻本は完全にノック・アウトされていた  床に倒れたまま、ピクピクと痙攣している

そんなことどうして判るのです

そうだ辻本が武器を持っているどうかなんてお前にどうして判る

 石神兄妹は、さらにイーディに言う

判るヨむしろ、服の上からでも武装しているかどうか判らなければ、警護役なんて無理ネ

 イーディは、ケロッとして言う

て、適当なことばかり言いやがって

はいはいはいはいちょっと待っておい、前を開けろよ

 今まで黒服たちの一番後ろに隠れていた男が突然、口を開いた

ほら、どけって言ってるだろっ早くしろっ、クズ野郎

 前に立っていた黒服を蹴飛ばしてそいつは前に出て来た  パシャ、パシャと携帯で写真を撮りながら

憲王さーん、ここはオレに任せてもらえませんかぁ

 他の連中と同じ黒いスーツを着ているから石神の配下の1人なんだろう

だけど何だかやたらにチャラそうな男だ

こいつらみたいなカスをトッチめるのにわざわざ憲王さんが前に出ることはありませんよオレが何とかしますからぁ

 前に出ることはないって  そういうお前は、今の今まで一番後ろに隠れてたじゃないか

憲王お兄様

 石神瑞希が、ジロッと兄を見る

安心して下さいよ、瑞希さーんここはオレが、ガツンと良いとこ見せますから

 チャラそうな男は、品の無い笑みでそう言う

止めた方が良いと思います香田さんでは、この方たちには

 黒瀬安寿さんが、小声で石神瑞希に言う

テメーは黙ってろよ黒瀬ッ今はオレの見せ場だろーが

 チャラ男は、ギロッと黒瀬さんを睨んで威嚇する

判ったここは、ショウキンお前に任す

 石神憲王は、そいつに答えた

はいはい、はーい、ホホホホーイ任されましたーっ

 ショウキンと呼ばれたチャラい男は、さらにパシャパシャと倒れている辻本青年の撮影を続けながらオレたちの方へ歩いてくる

おー、オレはよ香田ショウキン、親父が三国志のファンでよそんで蒋欽なんて名前を付けられたんだわまっ、どうでもいいわなこんな話は

 チャラ男は、下品な笑みを浮かべて言う

あ、一応言っておくけれどオレはトーケイ大学の法学部に通っている判るかホーガクブだいずれは弁護士になるつまり法律のプロなんだわ

 ペラペラとよく喋る男だな

その法律のプロが直々に教えてやるけれどこれってマズくない

 ニターッと笑って香田ショウキンは、倒れている辻本を指す

お前よー、無抵抗な人間にいきなり暴力を振るって昏倒させるってのヤバいっしょヤバイっしょ、ヤバイっしょぶんからげっちょらぶ・げっちゅー

 何を言ってるんだこの男

さてさて、どうしようかなぁ警察に通報しちゃおうかなぁこんなの警察が来たら大変なことになっちゃうよねー暴行致傷罪だからねー

 ショウキンは、手に持っている携帯をぷらぷらと揺すって言う  今すぐにも警察に電話を掛けるという素振りを見せる

そんなことになったらヤバいんじゃないの激アツマジヤバじゃないの確かお前がこいつに命令していたよなだから、お前も同罪で警察行きだ

 ニヤニヤ笑いながら、ショウキンはオレを見る

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイよねぇぇぇお前、どこぞの名家に食い込んで、イイ思いをしているらしいじゃねーかそういうのは、もうオシマイになるぜ幾ら、名家のお嬢様でもよー、犯罪者とは付き合えねーっての