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ちくしょう、この野郎、オオイオイオーイでも、お前、蹴ったことは見とるんだなだったらよ、辻本の身体を調べればお前が蹴飛ばした跡が残っているはずだそしたらよ、病院に診断書を書かせてよお前を訴えることができるんだぞ、この野郎

 香田ショウキンは、それでも食い付いてくる

それも無理です辻本さんの身体には、何の外傷も残ってないはずです

 黒瀬さんが言う

クーローセッ、何でそんなことが判るんだよぉぉっ

 香田は、全てのストレスを黒瀬さんに向ける

その方は気を込めた蹴りを打ち込みましたから辻本さんが倒れているのは、強い打撃を受けたからではないんです気で身体が麻痺しているだけなんです病院に行っても、滑って転んだとしか診断されないと思います

 この人気の技も判るのか  なるほど、イーディの言う通り警護役としての才能は確かだ

何なんだよっ気の技って

 香田ショウキンが叫んだ瞬間

こういうことネ

 スッと香田に近付いたイーディが、ポンと軽く香田の肩を叩く

めきっ

 奇声を上げて香田ショウキンも、その場に失神した

このオトコはツキコ物件ネ

そうだなあオレたちのことや名家との関わりとかの記憶を全部消してどこか遠くに捨てた方がいいよな

 オレは、石神兄妹を見る

こんな、性根が腐ってる邪悪な男を飼っているのは名家・石神家の名前を汚すだけですよ

わたくしは関係ありませんわ香田は、憲王お兄様が抜擢した人ですから

 石神瑞希は、そう言う

でも、黒森様の言う通りですわ今日は、2度も憲王お兄様のお顔を立てて、香田に任せましたが2度とも大失敗ではありませんか

いや、それは瑞希

だから、わたくしは申し上げたんですこんな品が無い男を参謀役にするべきではないと

 参謀役だったんだ香田は  何かショボイな、石神家

香田はなかなか大胆な計画を思い付くと瑞希だって、褒めていたじゃないか

わたくしが、そんな評価をするわけがありませんわ憲王お兄様の勘違いですっ

 そしてこの石神兄妹も相当にショボイ

でまだ、オレたちと話をするつもりはあるのか

あ、ありますわわたくしたちは、そのために、わざわざこんな場所まで出向いて来たのですから

 石神瑞希が、兄を抑えて言う  ああ倒れている2人の男のことなんて、どうでもいいと思っているんだな  このお嬢様は情が薄い冷たい性格だ

じゃあ、最初の予定通り詳しい話は、この部屋の中で聞きます

 オレは緊急用の予備の放送室のドアをココンと叩く

ただし、中に入るのはあなたたち兄妹と黒瀬さんだけです他の人たちは、ここに残って下さい

今倒れている2人も1時間ぐらいで眼を覚ますネ心配いらないからネ

 イーディが、黒服たちにそう告げる  黒瀬さんだけが、背後に振り向く  見ると黒服たちの向こう、廊下の先に工藤父が居る

気配を消しているから石神兄妹や黒服たちは気付いていない

黒瀬さん、今は一番重要なことだけに集中するべきだと思いますよ

 オレは、黒瀬さんに言った  警護役として、一番重要なことそれは主の身を守ることだ  黒瀬さんの今の主は石神瑞希だ

何をやっているのよ安寿、しっかりしなさい

 石神瑞希は、不機嫌そうに警護役を叱った  廊下の向こうで、工藤父がオレに向かって手でサインを出す  オレたちが放送室で、石神兄妹と話している間に  辻本や香田や黒服たちは全て、綺麗に片付けてくれるということだろう

じゃあ、中へ入りましょう

憲王お兄様、安寿参りますよ

あ、ああ瑞希

 こちらはオレと寧とメグとイーディ  向こうは石神憲王と石神瑞希と黒瀬安寿さん  人数が逆転した状態でオレたちは密室に入る

蒼天航路のファンで、自分の子に楽進と名付けた人を知っています

ああ、自分の子にケンシロウって名付けた俳優さんにも会ったことがあるなあ

ケンシロウくん、多分、もう20歳ぐらいだと思います

1344.学園祭 A / その5 シャン・ハイ

適当に座って下さい

 緊急放送用の予備の放送室にオレたちは入った  オレと寧とメグとイーディVS石神兄妹+黒瀬安寿さん

ど、どうぞ憲王様、瑞希様

 黒瀬さんはパイプ椅子を石神兄妹のために用意する  自分自身は警護役だから、立ったままで座らない  一方、イーディはどっかりと椅子に座った

あなた警護役なのに席に着くとは何事です

 石神瑞希が、イーディを叱る

アタシは正式には警護役じゃないノネそもそもDarlingは名家の人間ではないのだから、警護役を側に置くなんていうルールは関係ないノヨ

それに座ったままでも、ガードはできるネアンタたちとそのコが相手なら

 この予備の放送室は、完全防音ドアも重い  ドアを閉めた時に鍵もかけた  今のオレたちは、密室に居る

瑞希様無茶なことはなさらないで下さい

どんなことになっても瑞希様をお守り致しますがわたくしでは、この方には勝てません

 この人は、イーデイの実力が判っている

安寿闘う前から負けを認めてどうするのよ

 石神瑞希は、不快そうに臣下に言う

も、申し訳ございませんでも

でもじゃないわよしっかりなさい

しっかりするのは、アンタたちの方ネ

 イーディが、低い声で言う  そして、石神憲王に

礼儀だと思ったカラ、アンタの武器の持ち込みは黙認しているネ冗談でも、アタシたちの前に武器を見せてはダメよそしたら、アタシ、アンタのことも潰さないといけなくなるネ

しっ、失敬な私は名家・石神家の人間だぞ

 石神憲王は、過剰に反応する  あホントに何か持っているんだ

ソウネアンタは名家の人ネダカラ、武器の取り扱いには慣れてないデショテーザーガンとか使わない方がイイネ

 石神憲王は、ビクッと震える

脇の下に付けるタイプのホルスターはダメヨスーツのラインが崩れるカラそんで、そのサイズだとホンモノのGUNじゃなくてワイヤー針を打ち出すタイプの電撃銃ネ

憲王様、ご自制なさって下さいもしもの場合は、わたくし、瑞希様をお守りすることだけで精一杯でございます

 黒瀬さんが、石神憲王に言う  この人は妹の石神瑞希の警護役なんだから

警護の優先順位は、妹の方が上だ

馬鹿なことを言うなお前は、石神家の臣下だろ自分の命を捨てでも、瑞希と私を守れ

命は捨てておりますそれでも

それを何とかするのが、あなたの役目でしょ

 ああ、ダメだこの姉妹は  全然、状況が見えていない

大丈夫ヨ殺しはしないカラ

デモ、もしアンタがテーザーガンを抜く動作をしたら肩と腕の骨は折るネソレダケは先に警告しておくヨ