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家というものは、本当に難しい血縁は辞められないからな縁切りをしても、血が繋がっているという事実は変わらない

今回の反乱に加わった、香月家の人間は3名だその3人を公式に処罰すれば香月家全体が壊れるそいつら親兄弟、子供たちも皆、香月家の一員で香月グループで働いているのだからな

 オレの抹殺を企てたという事実を明らかにすれば本人だけでなく、親族までが影響を受ける  親や兄弟や息子のしたことで香月家や、香月家の経営するグループ企業の中で立場を失う

だから、表向きには何も無かったことにするしかないのだ

だが、悪事を働いた者は必ず処罰しなくてはいけない公式には何の叱責もしないが裏ではしっかりと処罰しておかねば、同じことがまた繰り返されるだろう

 オレの抹殺計画を実行して阻止されたけれど、お咎め無しだったら  そいつらは、ジッちゃんやオレのことをナメる  そういう事実があったことを後から知った連中もオレたちをナメる  だから、また下らないことを計画して、オレに仕掛けて来ることになる

3人の中で一番、主導的な立場に居た男には事故死してもらうことにしたよそれが、残りの2人に恐怖を与える彼にの周囲には、常に監視者を置くことにしたそうやって強い恐怖で抑え付けるしかない

ただし現在の香月グループ内の地位に変更は加えない下手に左遷などすれば、さらにお前に対して恨みを抱くそれが何年か先に、また新しい事件の発端になるかもしれない

 血族の問題は本当に難しいんだな

まあいいとにかく香月家の方はわたしが何とかする今回の3人の牙を抜くことができれば、何とか安定した状態にすることができると思う

警戒は続けるよ他にも、オレに不満がある人はたくさんいるんだろうから

ああ絶対に油断はするな

 画面の中のジッちゃんが、ニヤリと微笑む

ところで、お前石神家の子供たちのことだが

今は月子の力で思考停止しているよあいつらも、オレたちに関する記憶だけ消去してそのまま石神家に送り届けるよ

 あのバカ兄妹は手間が掛かるが、仕方ない

それでいいのかお前

石神家の兄妹はお前を抹殺する計画に、参画していたのだろう

いや、結果的にはそうだけどでも、それはあいつらが、香月セキュリティ・サービスの反乱部隊が送り込んだ香田って男に騙されていたからで

騙されていたとしてもお前に多大な迷惑を掛けたことは事実だ違うか

というより、あの兄妹が聡明ならばそんな男にそそのかされて、お前に会いに来たりはしなかったとは思わないか

 ジッちゃんはオレに問う

お前たちが上手く対処たしから、問題は起きなかったが下手をすれば、あの兄妹もケガをしたり、死んでいたかもしれん違法な武器を所持していたということで警察に捕らわれ、家の名誉に泥を塗っていたかもしれない

それはその通りだと思うけれどさ

お前人に何かしてやったのなら、必ず代償を取らなければならんぞ

このまま無事に家に帰してやったとして石神家の兄妹は、お前に感謝すると思うか

それは無いと思う

 あいつらはバカだから  むしろ、恐ろしい思いをさせられたってオレを恨むだろう

いや、だからその辺もごっそり、オレたちとの接触した記憶を月子に消してもらおうと思っているんだけれど

それでは、お前があいつらのためにした苦労の甲斐がないではないか

いや、オレがジタバタするのはタダなんだし、オレのことはどうでもいいんだよ

それではダメだお前がダメになる

 ジッちゃんはキッパリと言った

お前が家族のために苦労することは、当たり前のことだしかし、お前の家族はお前の苦労に対して、様々な思いを返してくれているだろうだから、お前は挫けずに頑張り続けることができるそうだな

それはそうだと思う

 オレに家族が居てくれているということ  毎日、オレに優しく微笑みオレを愛してくれているということ  だからこそ、オレはまた家族のために生き続けることができる

しかし、石神家の兄妹はお前の家族ではないお前が彼らに対してしてやったことに対する代償はきちんと取るべきだ

 あいつらは礼すら言わなかったもんな

そして、また石神家の兄妹は、名家の人間として厳しく罰せられなくてはならないのだ

 石神憲王と石神瑞希が罰せられる

お前パトリシア・ハースト事件というのを知っているか

 突然、ジッちゃんはそんなことをオレに聞く

いや、知らない知らないです

市民ケーンという映画を観たことは

市民権

もういい市民ケーンという映画のモデルとなったウィリアム・ハーストという新聞王がアメリカに居た一代で巨額の財産を得た男だパトリシア・ハーストというのは、ウィリアム・ハーストの孫娘だ

 アメリカの大富豪の孫娘

1974年、当時19歳だったパトリシアは、家出していたところを過激派組織に誘拐される2ヶ月後、この組織がサンフランシスコで銀行強盗事件を起こすのだがパトリシアは、2ヶ月間の間にすっかりこの組織の一員となってしまっており彼女も銀行強盗に参加していた

 大富豪の令嬢が銀行強盗の一味に

その時、ライフル銃を持って銀行を襲っているパトリシアの映像が銀行の監視カメラに残っておりテレビや新聞で報道されたため、全米が騒然となった

事件の一ヶ月後、警察が犯人グループのアジトに踏み込んだがパトリシアはたまたの外出していたために逮捕されなかったさらに一月経って、パトリシアはロサンゼルスの放送局に写真と肉声の入ったテープを送るそこには、パトリシアが過激派組織の同士になったという宣言と共に、親をファシストの豚、親が決めた婚約者をセックスアニマルと罵る酷いものでこれが放送されると、アメリカ国内での騒ぎはさらに大きくなったハースト家の名誉は、地に堕ちた

 孫娘が自分の意志で銀行強盗に加わったと宣言したのか

パトリシアが逮捕されたのは、その1年後だ裁判が始まると、彼女は自分は過激派組織に強制されていただけで、殺されないために彼らの仲間になっただけだと無罪を主張した弁護士は、過激派組織に居た時のパトリシアは洗脳されていたのだと申し立てたがそんな言い訳が通るわけがないパトリシアは、懲役35年の刑が言い渡された

さ、35年

事件がマスコミによって全米の関心の的になっていたからな社会的な影響を考えて、陪審員は重い刑を言い渡したんだしかし

パトリシア・ハーストは大富豪の娘だハースト家が、様々な人脈を使って娘を救うための嘆願書を書かせるそれで35年の刑期は、懲役7年に大幅に短縮された