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 ああオレは途中で休憩をもらえたけれど  可奈センパイも、愛も、克子姉も今日は、ここから離れられなかったんだ  オレのも休憩っていうより、戦闘と石神瑞希のレイプで大忙しだったんだけれど  でも、同じ場所から出られなかった人よりは恵まれていた

明日は朝からマナちゃんたちが来てくれるしパンを焼く方に問題が無ければ、あたしがカナさんに代わって、カフェの方をに立つわよ

いや、明日はお屋敷のパン工房も瑠璃子たちにフル稼働してもらうから克子姉は、向こうからここにパンを運んだりもしないといけないじゃないか

 これは克子姉の商用バンでしか、たくさんのパンの入ったパッドを運べないからしょうがない

パンの積み卸しと、警護に誰かしら付いてもらわないといけないし

 イーディか、ミタマか、キヌカかとりあえず、最低でも誰か1人には一緒に行ってもらわないと

車の運転なら、あたしがやろうか

 丁度、学生食堂から戻って来た寧が言う

あたしも、一応、免許もっているし

 寧は以前は、キョーコさんに作ってもらった偽造の戸籍で  中国系カナダ人として、アメリカで国際免許を取得していた  その後、夏休みにオレと渡米した時に取り戻した奈島寧子の名前でも、国際免許を再取得している  英語がペラペラの寧にとってはアメリカで試験を受ける方が楽に運転免許を手に入れられるらしい

それはダメよ在校生が運転して来るのは校則で禁止になっているでしょ

 内線電話の前の克子姉が言う  オレたちの高校の校則では車もバイクも免許の取得は禁じられている  それでも高校3年の後半には、自動車学校に通う人は多いし、卒業式間近のことは学校も黙認してくれている  寧は、1年生の時に留年しているからまだ2年生だけれど、すでに18歳になっている  だから、免許を持っているのは変ではないけれど  克子姉のバンを学校の敷地内で運転している姿を他の生徒たちに見せれたら面倒なことになるよな

じゃあ、しょうがないマルゴお姉ちゃんに頼むよっ

マルゴお姉ちゃんだって、ここの高校の卒業生なんだしさ手伝いに来たって良いハズなんだよっ

でもさ、マルゴさん忙しいんじゃないのか

 マルゴさんは、年末に行われるアメリカでの格闘技大会の件で毎日、スポンサーを集めたり、宣伝の準備をしたり、アメリカとの打ち合わせとかで忙しそうにしている

明日は元から空けてあるはずだよっマルゴお姉ちゃんも、学園祭を観に来るって言ってたから

 マルゴさん、オレたちのことを心配してくれているんだよな

そうね可奈ちゃんに休憩してもらう間あたしがカフェの方を見ている間だけ、車の運転を頼むだけだからそんなに長い時間にはならないわよ

 お屋敷で焼いたパンを、ここに運ぶのは1時間に1回ぐらいだろうし

あたし、マルゴお姉ちゃんに電話するよ

あ、内線は克子お姉ちゃんが使うんだよねじゃあ、ちょっと外で携帯で電話する

 このパン工房内は敵に情報が漏れないように、電波が遮断されている

チョット待つネ

 イーディが、寧を止める

マルゴに来てもらうのならもう少し違うコトもしてみるべきネ

カナ学園祭の実行委員ってまだその辺にいるノカ

いると思うわよ

ソシタラネイ、ちょっと外で話すネ

 イーディはそう言って寧を外に連れてってしまった

でもさマルゴさんに車の運転を頼んだだけで、何とかなるオレたちの方は、大丈夫だと思うけれど

 パンの製作の方は愛とも話して、対応策を見つけた

そうね正直オープン・カフェの方は後、3人ぐらい人が居てくれたら、大分楽になるんだけれど

面倒なことは、あたしたちがやるから紙のカップにどんどんコーヒーを注いでくれるだけでもいいのよ

だったらわたしたちがお手伝いしましょうか

 娼婦候補生の白旗せつなが言う

わたしたちはなでしこ科で、普段は他の生徒と離れてるけれどでも、ここの高校の生徒になったんだし

そうですねお手伝いしてもいいものなら

克子さん良いですか

 モモカと希美も克子姉に尋ねる

そうね可奈さんあくまでも、お店の中の補助ということでお客さん、特に男子とは絶対に接触させないと約束してくれるそれならいいわよ

 みんな娼婦候補生だから変に男が近寄って来るのは困る

あ、それは平気よだって、ほらこれは女子テニス部とパン工房のコラボで、うちの部員がテニスウェアでウェイトレスをするっていうのがコンセプトだもの部員じゃない人を前に出したりはしないわ皆さんは、制服にエプロンで店舗の中の手伝いだけをお願いするわ

 可奈センパイが、そう約束した

あたし一度、やってみたかったのよね学園祭で喫茶店

 モモカも笑顔で、そう言った

わたしは去年、前の学校の学園祭で喫茶店をしたのよ

 17歳のせつなが言う

でも、今年はもう学園祭なんて、自分には無関係なんだと思っていたわ

 故郷から離れ親の借金のために黒い森の娼婦になると決めたのだから

半分、終わっちゃってあと1日だけだけど、学園祭を楽しみなさい

 克子姉が、3人に言う

ただし監視は付けるわよ

 克子姉が、月子を見る

月子さんあなたも、この3人と一緒にお手伝いに行ってくれないかしら

 月子もオレたちの高校に新設されたなでしこ科に属している

変な男が寄って来ないように他の女子テニス部の子たちと、仲良くできるようにそれだけを頼めるかしら

 月子の巫女の力で問題が起きないように監視して、確実に排除する

うん、頼むよ月子

 オレからも、月子にお願いする  月子は、オレに笑顔でそう言う

わたくしも、積極的に学園祭に参加するのは始めてですわ

 そうか月子たちは  ずっと実家の鷹倉神社が、関西のヤクザに支配されていたから  自分の学校には、ほとんど友達を作れなかったんだ  学校の行事なんかも、まともに参加できなかったんだろう

ですから、ちょっと楽しみです

 月子の表情が和らぐ  希美が、美里に尋ねた

わたくしは人の多い場所は、苦手でございますので

 ホンモノのお嬢様育ちの美里は客の前でする仕事は向いていない

だったら、明日はオレたちとパン工房の中の仕事を手伝ってくれよ

 オレはすぐにそう告げる  美里は18歳高校3年生だ  これが高校最後の学園祭になってしまう  どんな形でも学園祭の思い出を残してやりたい  美里が、オレに微笑む  せつなが、残りのなでしこ科の生徒つまり娼婦候補生の德大寺園子さんと黒沢直子さんに尋ねた