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 ああ、デス・プロのタレントがテレビ局で、雪乃やリエとエリたちに嫌がらせをしていた件で  ミナホ姉さんが、デス・プロの裏にいるヤクザに圧力を掛けて、お詫びの印にデス・プロの女性タレント部門を引き渡させた  雪乃にしても双子にしても、この先の将来もテレビに出るような仕事をしていくのなら、芸能の世界に詳しいスタッフや専用の事務所が必要だ

あなた、明日の昼間にデススター・プロに行って来てちょうだいそれで実際にどういう風に女性部門を割譲させるか、それからあたしたちに有益な人間がどれだけいるか見極めて欲しいのよ

 ミナホ姉さんは、いつもの冷たい表情でオレに言う

デス・プロが約束通りに、女性タレント部門を丸ごとあたしたちに寄越すわけがないことは判っているわそれに、あたしたちだって、スタッフと所属タレントをそのまま受け取っても困るもの

 オレたちには、タレントで商売をしていくノウハウが無い

もちろん、あなた一人で行けとは言わないわ警護役も連れてそれから、大人の交渉ができる克子か翔さんも連れて行った方がいいわね人選は、あなたに任せるわ

 芸能プロダクションの内情を見極めるには誰が適任か  確かに、高校生のオレが1人で行ってもまともに話はしてもらえないだろう  警護役も、見た目から警護役と判るタイプの人の方が良いんだろうな  それからミナホ姉さんの言うとおり、デス・プロの人間と対等に交渉できる大人が必要だ

うん、判ったそれなら、ミナホ姉さんが来てよ

 オレは、即断して答えた

そういう仕事なら、ミナホ姉さんが必要だよ一緒に行く他のメンバーは、これから考えるけれどとにかく、ミナホ姉さんには一緒に来て欲しい

あ、あたしは新しい娼館の仕事があるから

 ミナホ姉さんは、慌ててそう言うが

そっちは克子姉やタマヨさんたちに任せられるだろ明日の昼間の数時間だけのことなんだからさ

 ミナホ姉さんの新しい娼館には、黒い森の元娼婦のお姉さんたちも協力してくれている

ミナホの負けだ良信くんに付いていってあげなよ

 格闘家チームとストレッチをしながら、オレたちの話を聞いていたマルゴさんが、笑って言った

判ったわよ判りましたあたしも付いていくわ

 ミナホ姉さんは、不承不承、納得してくれた

Darling、ちょっとこっちに来てネ

 イーディは少女暗殺者たちと同じグループに居る

ソレとモトコとクルミ、それからミタマとキヌカもちょっと来てネ

 イーディは上級者コースから4人を呼んだ  オレたちがイーディたちの方へ行くと

チョット、実地で判ってもらわないとイケナイことがあるノネ

この子たちの場合は、身体で理解させないとダメなのよ

 イーディだけでなく、アーニャも現在は8人だけ来ている少女暗殺者たちを見て言う

素子たちは栗宮流槍術、ミタマたちは安城流拳法だったわよね

いかにも、その通りでございまする

 アーニャの問いに、素子とミタマが答える

アンタたちの流派は古流だケレドジゲンに対する対応とかはあるのカ

 今度は、イーディが尋ねた

ジゲンダイスケですか

 キヌカがそう答えた瞬間、姉のミタマがキヌカの頭をバシッと殴った

もちろん安城流拳法には、示現流に対する技はございます

栗宮流も幕末から明治にかけて、示現流の剣に立ち向かう技を極めておりますわ

 ミタマと素子は、そう言う

それなら大丈夫だろうあの子たちの技は、示現流ほど洗練させてはいないから

 アーニャは笑って、外国少女たちを見る

モトコ練習用の槍を借りてもイイカ

 イーディは素子から、穂先の付いていない棒だけのカーボン製の槍を受け取る  ビュンビュンと振り回して

問題無いネ

そしたら、ちょっと軽くあの子たちと手合わせして欲しいのよああ、試合するのは、若い子たちだけでいいわ

 アーニャは、13歳のキヌカと14歳のくるみを示して言う

その方が、あの子たちも良く理解できると思うのよ

18歳のミタマや17歳のモトコでは、負けてもアノ子たちが納得できないと思うノヨ

あの子たちには一撃必殺しかないそれだけ判っていれば、確実に勝てるわいいわね

 アーニャがそうキヌカとくるみに言うとイーディが、外国少女たちにフランス語で何か話して、自分が持っていた練習用の槍をドリィに渡そうとする

そこの小さい子たちのどちらかと闘って、あなたたちの技をあなたに示しなさいって言ってるわ

アーニャが、オレに通訳してくれた

 しかし、ドリィは拒絶して、イーディに何か話す

ドリィは自分の技量は理解しているから、試合はいいってああ、アナもやらないそうよ

 少女暗殺者たちのリーダーとその妹が試合を断る  代わりに16歳のアンネ・ロゼが槍を受け取る

この子、キヌカが相手なら勝てるって言っているわ

 アンネ・ロゼは今朝の合同トレーニングにやってきたんだから、武闘派のままなんだろうけれど昨夜は、オレたちのセックスに興味津々だった子だ  槍の重さやバランスを確かめながら、オレを見てウインクする  キヌカに勝って、オレに自分をアピールするつもりなんだ

ではわたくしがギッタギタにしてさしあげまする

 アンネ・ロゼの態度が、キヌカの闘志に火を付けたらしい

いや、キヌカギッタギタにしなくていいから、あっさり勝て

 オレはキヌカに命じる

しかし、主様

あっさり負けた方が、アンネ・ロゼにはツラいお前との技量の差を、きっちり教えてやれ

 そして中庭での野試合となる

キヌカちゃん、がんばってですの

 他の子たちもトレーニングを止めて、試合を見ることになった

シッ

 アンネ・ロゼは、練習用の槍を素早く振り回してキヌカを威嚇する  キヌカは素手のまま、スッと腰を落として構える

キヌカ安城流拳法、奥義激突・花電車道クラッシュ・チキンランだぞ

判っておりまする姉上

 相変わらず安城流拳法の技の名前は、良く判らない

よし始めッ

 アーニャが試合開始を告げた瞬間アンネ・ロゼは槍を抱えて、全力で突進するッ

シッシッシィィィッ

 ああこの子たちは少女暗殺者だから、手加減するという考えが最初から抜け落ちているんだ  本気で、キヌカを槍の一撃で突き抜こうとしているッ

ホニャラララァァァッッ

 キヌカは、わけの判らない奇声を上げると  自分も全力で、アンネ・ロゼに向かって突進したぁぁッッ  アンネ・ロゼが、キヌカの行動に困惑した

ダディャーナザァン 、オンドゥルルラギッタンディスカぁぁッッ