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 可奈センパイが、段ボールの中の製品の上に刻まれた企業のロゴを見てそう言う

ああ、ごめんなさいね今日、持って来たのは日本のメーカーの化粧品だけよ外国の会社は、さすがに製品を送ってはくれないわたまにしか

 たまにはあるんだ

せ、セレブなんだ、この子

す、すっごーい

可奈さん、こんな人の親友なんだ

 女子テニス部の人たちは絶句しながらもまり子かせ本物のお嬢様だと認めてくれた

克子さん、これから皆さんにお化粧して差し上げるんですよねそれでしたら、わたしの持って来た化粧品もどんどん使っちゃって下さいこういうのは、使ってみないと判らないものですから

 まり子は、克子姉にそう言う

ええ、ありがとう使わせてもらうわ

それで、使ってみて気に入ったのがあったら好きなのを持って帰って下さいこのお化粧品は、みんな、皆さんに差し上げたものですから

 もう一度、まり子は念を押すように言う

まり子さんも、みんなにお化粧するのを手伝ってよっ

 寧が、学生食堂から顔を出して叫ぶ

あたしと克子お姉ちゃんとまり子さん3箇所に別れて、お化粧した方が早く終わるからっ

そうねお願いするわ、まり子さん

 克子姉も、まり子に頼む

ええ、わたしで良ければでも、最終チェックは克子さんがして下さい皆さん、わたしのお化粧では、お気に召さないかもしれないですから

 まり子は、明るくそう言う

うん、全体のバランスもあるからさあたしとまり子さんがお化粧した子も、みんな、最後に必ず克子お姉ちゃんに見せて、手直ししてもらってね

 女子テニス部に部員よるパンのカフェテラスなんだからメイクが濃すぎたり、派手過ぎたりする子が居ては良くない  克子姉に最終調整をしてもらう方が良い

そんじゃ、3人ずつ学生食堂に来てっ

 寧が、女子テニス部の子たちに叫ぶ

ほら、可奈最後は、あなたがピシッとシメなきゃ

 まり子が、可奈センパイの胸をポンと叩く

そ、そうね順番に克子さんたちにメイクしてもらいながら、同時並行でカフェテラスの開店準備をするわよっみんな、いいわね

 女子テニス部の皆さんも、返事をした  これでテレビの取材が来ても胸を張ってカメラの前に立つことができる  眼の前にあった問題が1つ解決できた

順番は、学年順のアイウエオ順にします手の空いている人は、どんどん仕事してそれからまり子のお化粧品を貰うのは、後にしてちょうだい今は選んだりしてる余裕が無いから早い者順とかにはしないわよっ欲しい人がたくさんいる品は、今日の最後のミーティングの時にジャンケンして貰う人を決めるわ

 可奈センパイが、みんなに指示を出す

Darling戻ろうネこっちは、もう平気ダヨ

 イーディが戻って来て、オレに言う  ここは克子姉、寧、まり子の3人と可奈センパイで上手くやってくれるだろう  オレには、オレの持ち場がある

さあパンを焼こう

一応、日本の化粧品会社の株主優待について調べたのですが

うーん、こんなもんか

アメリカのホワイトハウスには、特定のメーカーがコーラとお菓子をいっぱい送ってくるので

いつでも食べ放題、飲み放題なそうです

その無料のお菓子を喉に詰まらせたのがぶっしゅ・じゅにあ

1384.学園祭2日目 / めいく・あっぷ

そうね、あなたのお肌の色ならこれとかが良いと思うわよ

 パン工房の監視モニターに、学生食堂の隅で始まった女子テニス部のお化粧大会の様子が映っている  オレは、パンを焼く作業をしながら時々、モニターを確認する  克子姉、寧、まり子の3人が椅子を並べて、それぞれ1人ずつ、女の子たちを順番に化粧していく  すぐ脇に学生食堂の机を1つ借りて寧がお屋敷から持って来た化粧道具と、まり子が持って来てくれた化粧品の段ボール箱3つが、すぐ手に取れるように置かれている

あたし、これを使ってみたいんですけれど

 自分の順番になった女子テニス部の上級生の子が、まり子の持って来た段ボールの中の化粧品を指差す

ああ、これねそれだったら、これとこれも使った方がいいわ

 まり子が、ススッと箱の中から彼女の指定した化粧品と、他にも幾つかの品を取り出す

克子さん、この組み合わせで良いですか

 まり子が、他の子の化粧をしている克子姉に選んだ化粧品を見せる

その組み合わせで、良いと思うけれどその子だったら、ファンデーションの色は、もう1つ濃い方が合うわよ

 克子姉は、化粧品とテニス部の子の顔を見比べて、すぐに答えた

ああ、なるほどそうですね

 まり子は、すぐに色の違うファンデーションを箱から取り出す

メイクし終わったら、一度、あたしに見せてね

ええ、お願いします克子さん

 克子姉に返事をしてまり子が、上級生にメイクし始める  すると、今度は寧が

はーい、できたよーっ克子お姉ちゃん、チェックしてっ

 寧が、自分がお化粧したテニス部の子を克子姉に見せる

うわー、寧さんお化粧上手っ

あんた、普段の5割り増しで美人になってるわよ

 順番待ちの女子部員たちが、大きな声でそう言う

良いけど高校生なんだから、アイラインはこの方が良いんじゃない

 克子姉が手を伸ばし寧が化粧したテニス部の子の顔に、ちょっちょっと手を加える

それであなたの場合は、前髪のここを上げた方がいいわヘアピンある

 克子姉は、ササッとその子の髪を直してしまった

うわっ美人度が、8割増しなった

克子さんスゴイ

えっえっえあたし、今、どんな顔してるの

はい、鏡

 寧が、手鏡を差し出す

ほわーっあたしじゃないみたい感激ッ

 自分の顔を見て、絶句する

とっても自然な感じに仕上がってるわよ

うん、あたしとかだったら、もっとベタベタ塗りたくってたと思うこんなにいっぱい化粧品があるんだもん

 そう言う女子部員たちに、克子姉は

まだ高校生なんだから、自然なお肌を活かした方がいいわよそれに今日は学園祭だから、多少はお化粧していても先生方は見逃してくれると思うけれどあんまり派手なのは良くないわ外からのお客様がいっぱい、いらっしゃるんだから

あ、そうですよねえ

それに、これぐらいの感じで仕上げた方が、上品な雰囲気が出せるのよ

 克子姉は、さらにその子の目尻のところにススッと手を入れた

うわっ10割増しだよっ

克子さん一通りできたので、こっちの人も見て下さい

 今度はまり子が、克子姉を呼ぶ

あの人たちの感覚、あたしにはやっぱり判らないわ

 メグが、作業しながらポツリと言う