そう言ってアーニャは、歩きながらマスクを被った
うん、カッコ良いよアーニャちゃん
キョーコさんは、本当に虎のプロレス・マスクが好きだよな 半年前は、オレたちみんなで、この虎のマスクを被らされたし というわけで、アーニャは女タイガーになった
ま、この集団で外に出たら警察の人は、虎マスクの外人女子レスラーが本当に来日しているのかとか、槍を持った東南アジアの女の子たちは、何者なのかとか、慌てて検索するんだろうけれどあたしたちが学校に着くまでには調べ切れないって
大丈夫だよっ外へはすんなり出られるし、公安の人たちも軽くスルーしてくれるって
そうだといいんだけれど とにかく、オレたちは丘を下りきり 裏門の前に立つ 裏門のロックが自動的に解除された お屋敷からマナが監視カメラで観ていてくれて鍵を開けてくれたんだろう オレはギーッと門を開ける 外に出る 誰か居るか オレが確認する前に、他の子たちもゾロゾロと外に出て来てしまった
ちょっと、君たち
いきなり黒服の公安警察官に声を掛けられた
な、何なんだね君たちは
ああやっぱり、この集団は異様すぎるか 学生と女子レスラーとドリル槍姉妹だもんな
何でもごさいませんわ
月子が前に出て力を放出する
ただ、学校へ行くだけです何の問題もございませんそうでございますわね
わたくしたちに付いて来ないで下さいませそれと本部への報告は、わたくしたちが立ち去ってから5分後になさって下さい
黒服はそう答える
さ、参りましょう皆様
月子が、オレたちを促す 黒服から、離れると
この時間、こちらを監視していたのは、あの方だけのようですわこの道を行けば、他の監視者に見つからないはずです
短時間で、黒服警官の心を読んだらしい
やっぱり、キョーコさんが来ていることは気付いていないんだな
はいそれとみすずさんたちが登校したことで、監視の皆さんの緊張が緩んでいたみたいです
ああ名家のお嬢様たちが、壮大な車列を作って登校して行ったから それも、香月セキュリティ・サービスの翔姉ちゃんが自ら指揮して連れて行った そっちの方に、公安の人たちが注目するのは当たり前か
オレたちの優先度は低いもんな
普通の高校生のオレたちの登校は、いつも通りだし 克子姉はいつも通り、バンで正門から出て行ったから オレや寧やイーディもいつも通り荷室の中に居るんだと思っていたんだろう 裏口から出て来るというのは予想外だったんだな
今のうちに、さっさと高校へ向かおう
月子が指示した通りさっきの黒服警官は、5分間はオレたちが裏口から出て来たことを監視本部には報告しない その間に、できる限り高校の隠し門へ近付かないと
はーい、行こうっ
寧が、オレたちの先頭に立つ そのままゾロゾロとオレたちは朝の道を歩く
ハァウ
カァウ
ドリル姉妹には日本の景色が珍しいらしい 特に自動販売機に興味があるらしい 来日したばかりの頃のイーディも、そうだったよな
ヒャウ
パウウ
イーディとアーニャが、彼女たちの言葉で色々と説明してあげていた
こうやって見ると普通の女の子たちなんだけれどな
でも初めての環境似、とっても怯えていますわ、あの子たち
月子が、オレに囁く ドリィもアナも抱えた槍のドリルを回転させるスイッチに指を置いている 何か起きたら、瞬時に槍で攻撃できるように
あの子らは、まだオレたちのことを全然信用していないんだな
昨日は、5時間も対話をした後でかなり頭が重かったのですが
1日経って、大分、頭の中が整理できました
ゲーム化の話をとりあえず保留にしてきたのは
相手の方が、この作品を気に入って下さっていてゲーム化したいという気持ちは確実にあるということを確認できたからです
色々と、私との間にトラブルがありましたが 先方に悪気は無かったということは、理解できました しかしこの悪気は無いというのはクセモノで 昨日書いた、認知症の父の話をしたら、判ります、うちの犬もと 父の話に対して、犬の話をするようなデリカシーの無さも ご本人には、全く悪気が無いのです というか、会話していて10分に一度はこちらがカチンと来るような発言や態度をなさるので それでも全く悪気は無いのです 天然なんですね素で暴言を吐いているんですけれど ご自分では、全く気付いていない むしろ、自分の言動を一々、曲解する私が、神経質で変わった人間だと思われているようでした ただ、ゆっくり時間を掛けて話をしてみると悪い人ではないんです 悪気があって、皮肉や暴言を吐いているわけでなく 単純に相手がどう感じるかということが判らない シンパシー(共感)能力が欠如していて、なおかつお仕事が雑だというだけで 決して悪い人間では無い 本当に、この作品をゲーム化したいという熱意は持っている 最終的に、5時間も話続けて下さったのですから そのことは確認できましたので先方の謝罪は受け入れました こういう人に会ったのは初めてだったのでとても、興味深かったです しかも、そう言う方なので オブラートに包まずに、ズバズバと本音をおっしゃるので
この作品は、アダルトゲーム化以外には発展性は無いとまで断言して下さいました
つまりゲーム化以外の書籍化などの可能性はゼロだということです おそらくご本人がこれを読んだらいや、そこまで断言した覚えはないとおっしゃるのでしょうが 断言しているんですよね 本人の悪気の無さと、無意識的にズバズバと話している内容のギャップがスゴイのです 後で思い出すと、ダブルスタンダードなお話が幾つもありましたから ご本人の中ではこれは仕方ないと諦めてしまっていることをこちらにはなぜ、諦めざるを得ないのかを語らずに話すので さっきのケースと話が違うじゃんということになるのですが ご本人の中では、整合性が取れているので変だと感じる私の方がおかしいと思われるという 何か、凄い疲れて帰宅しました 本当に悪い人じゃないんですけれどね 現在のコンテンツビジネスの状況などについて、私がお尋ねしたことに関しては、全て熱く語って下さいましたし コンテンツビジネス業界の最前線にいらっしゃる方のお話を伺えたことは、とても勉強になりましたありがとうございます とりあえずそこまでおっしゃるのならということで、こちらかには、かなり現実的なゲーム化の案を提示させていただきました こちらの最低限、守っていただきたいラインは明示しました 交渉はまだ続くようです また進展があれば、ご報告致します