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いつでも良いわよわたくしと公で、可奈が泣くまで責めてあげるわ

何よ、あたしとノブでまり子を泣かせてあげるわ

 二人は本当に意気投合している

すみませんクリスマスというのに体調不良で伏せっております

今年もサンタは来ない

1390.学園祭2日目 / 茉莉花の友人

わたくしもお供致しますわ

 みんなで昼食の弁当を食べていると月子がオレに言う

そうね、月子さんにも来てもらった方が良いわよね、公

 茉莉花の学校の人たちに会うのに巫女の力は必要なんだろうか

一緒に行きなさい月子さん、朝から休憩室に籠もったままでしょ

 確かに克子姉が言う通りだな

申し訳ございませんわたくしはパンのお手伝いはできませんので

 その月子の言葉が嘘なことを、オレは知っている  鷹倉神社の巫女たちは、人の記憶を読み取ることができる  実際、克子姉のセックス・テクニックは、どんどん読み取って実践しているのだから克子姉のパン作りに関する技術だって、読み取るのは簡単なはずだ  月子がそれをしないのは妹たちが、パン作りを通じて他の家族と仲良くなっていくのを邪魔したくないからだろう  ルナやコヨミちゃんは、アニエスたちにヨミは瑠璃子たち、同世代の子にパン作りを習っている  そこへ鷹倉神社の巫女たちの長女である月子が入っていけば、妹たちが気を遣う

そういうことではございません妹たちは、ずっと公様のお手元でお世話になりますが、わたくしはいずれ京都の神社に戻らなくてはならない身でございますので

 オレの心を読んで、月子が答える  京都の鷹倉神社は歴史のあるお社だから誰かが継がねばならない  不思議な力のある巫女が集まって来る前から、鷹倉神社は京都の地にあった  月子たちは、その神主の血筋も引き継いでいる  今はまだ、関西ヤクザとの抗争が完全に終結していないから、京都には戻れないがいずれは、姉妹のうちの誰かが正式に巫女となって神社を守ることになる

あら、京都のあなたたちの神社の前に、あたしのパン屋の支店ができてもいいのよ

 克子姉は、月子に優しく微笑む

うん今、鷹倉神社の正面に香月セキュリティ・サービスの関西支社のビルを建てているところだし

 鷹倉神社とその巫女は、香月家が永久に管理する2度とヤクザたちの玩具にはさせないというのが、ジッちゃんの決定だ  その意思表示のため、香月セキュリティ・サービスの関西支部は、鷹倉神社のガードを固める  その関西支部のビルの1階をパン屋にして、月子がオーナーになることだってできる

とにかく先のことは、まだ考えなくて良いよ月子は来年の春までは高校生なんだから、今は学生生活を楽しんでくれ

 高3の月子の卒業まで、まだ数ヶ月ある

はいありがとうございます、公様

月子さんてホント真面目よねしかも綺麗美里さんたちと一緒に、カフェ・テラスのお手伝いをしてくれても良かったのに月子さんも、あの人たちと同じなでしこ科でしょ

 可奈センパイは美里たちが娼婦候補生であることを知らない

あの方たちとわたくしとは、同じ科ですがコースが違うのです

ああ、月子はミタマと同じコースだから

 慌ててオレも説明する

今日は美里たちは美里たちで、同じコースで仲良くなって欲しいんだ美里以外の3人はみんな地方から出て来た子だし

住友桃香、白旗せつな、朝比奈希美の3人は地方都市で企業を経営していた父親の借金を返済するために娼婦になることを受け入れた

美里さんたちの分のお弁当もここにあるわ

 まり子が、お屋敷から運んで来た弁当の入ったパッドを指差す  素子が、名家の令嬢だった美里のことを忘れるはずがない  美里も、幼い頃から超お嬢様校に通ってたんだし

ああ、あの人たちのお昼休憩は、あたしたちの後になっているからあたしが戻った時に、ここへ来るように言うわ

そうね、寧ちゃんと一緒に食べてもらいましょう

 可奈センパイと克子姉が、そう言った

それで公には、あたしと月子さんが付いていくんだから、警護役はあなたね

 まり子は、すっかり小さくなって食事をしている黒瀬安寿に言う

当たり前じゃないあなたは公の身辺警護役になるんでしょ早速、供をしてもらうわ

 正式な名家のお嬢様ではないけれどまり子は鳥居家の社長令嬢だ  警護役は居た方が良い

ここは大丈夫よ外にミタマちゃん、キヌカちゃん、ハイジちゃんも居るし、あなたが居ない間はドアをロックしておくから

 パン工房のドアの開閉は、監視カメラで必ず確認するようにして中からしか開かないようにする  今日は、女子テニス部の皆さんの出入りがあるから、ドアを解放していたけれどいつもの状態に戻すのか

それとあなた、イーディちゃんの様子も見に行ってあげて

そうねわたしも、どんな感じになっているのか興味があるわ

 克子姉の提案に、まり子が乗る  今、イーディが校庭でスクール水着柔道大会の準備をしている

今日は、ずっとあなたをパン工房に拘束しちゃっているけれどあなたはみんなの旦那様なんだから、イーディちゃんの方にも顔を出してあげて

 ああ克子姉の言う通りだな

そうだねイーディの大会は3時からだって言ってたけれど、今日のカフェ・テラスの様子では、オレはここでパンを焼かないといけないと思うんだ

でも試合はテレビ中継されるからパン工房の中に居ても作業しながら、観ることはできるだろう

うんだから、今のうちに顔を見に行って来るよ

やぁ連れて来たよ、彼女たち

 約束の2時にパン工房の外へ出ると  マルゴさんが、茉莉花たちを連れて来てくれていた  ああ、駅までマルゴさんが、駅まで茉莉花たちの友達を迎えに行ってくれたんだ

あたしの車は教職員用の駐車場に駐めてきたから、ここまで歩いて来たよ

ありがとうございます、マルゴさん

 オレはお礼を言って連れて来てくれた少女たちを見る  ええっと茉莉花とエリカと  それから、他に3人の少女  エリカは私服可愛いプリント地の和歌ピースの上に、ピンクのカーディガンを羽織っている  茉莉花は、彼女の高校の青いブレザーの制服姿  茉莉花の友人3人のうち、2人は茉莉花と同じ制服  ただし、1人はきちんと制服を着ていて髪も綺麗にまとめて、お団子頭にしている切れ長の眼の大人しそうな子だが  もう一人の子は、制服の上に男物の黒い革ジャンを着ていて、スカートも短くたくし上げている髪の毛もワイルドにボアッとした感じになっているし顔も赤い口紅が目立つくらい、派手に化粧している目付きも悪いし何か、すでにとても不機嫌な様子だ  最後の1人は、紺のセーラー服ていうか、この子は中学生だと思う1人だけ幼い感じだ緊張しているのか大きな瞳が潤んでいるこの子が持って居るのはバイオリンのケースだと思う髪はえっと、ボブカットってやつだよな  3人とも、とても綺麗な子だけれどとにかく、革ジャンの子の不機嫌さがスゴイ  さらに茉莉花とエリカが、暗い顔をしているのも気になる