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イーディちゃんも、苦労しているんだよあいつは、才能が有りすぎて、生まれ故郷から追い出されてしまったんだ

 オレはハイジたちに言う

ニューオリンズの暗殺教団の指導者の孫として生まれたイーディは祖母の死後、新しい指導者に嫌われて、ミス・コーデリアに売られてしまった

どうしてそんなことになってしまったのか今のオレにはよく判る

イーディが、あまりにも頭が良すぎて暗殺術の才能も誰よりも優れていたから

普通の脳みそしか持っていない新指導者は、イーディの存在が怖くて仕方なかったんだろう

だかせ、こんなに有能な子を放りだした

イーディも、その時のことがあるからオレたちの家族では、上手く溶け込もうと一生懸命気遣いしてくれているんだと思う

はーいここからがホントの第1試合だよっまずはマーシャルアーツの美魔女vs空飛ぶ空手使いの対決だーっ

ルドルフ聖子さん対モンキー・ミミさんですっ

それではっレディィィ、ゴォォォォッ

 コマーシャル開けのテレビで、寧が号令を掛ける  ゴングが鳴るとスクール水着+柔道着の上衣姿のルドルフさんとミミさんがリングの中央で激突する

チックョウ、やっぱりこのリングだと踏ん張りが利かないねぇっ

 空手家のミミさんが、軽い身のこなしで次々と回し蹴りを繰り出すけれどプロレス用のマットが弾んで、思ったようにルドルフさんにヒットしない

やっぱり、ここは教科書通りタックルで倒して、マウントポジョンでタコ殴りかしらねっ

 一方、軽量級のミミさんよりも体格の良いルドルフさんは、ミミさんの着地の瞬間を狙って、ダダッと肩から体当たりを仕掛けるが

間違ったタックルでマウンティングしてくるヤツは、全てクズさっ

 ここは身の軽いミミさんフワッと身体を躱して避ける

あら、そんなようなタイトルの本があったと思うけれど微妙に間違っているわよ

そんなこと、あたしの知ったことかぁぁ

 ミミさんは、イチかバチかルドルフさんにズバーンと跳び蹴りカマすッ

そんな大技当たらなければ、どうということはないわよっ

 ルドルフさんは、ギリギリでミミさんの蹴りを避けるとそのまま体勢を崩したミミさんを背後から捕まえようとする

さっせるかぁぁ

なんとぉぉぉっ

南無三ッ

ええいっ、カトンボめっ

 さすがベテランの2人なかなか見応えのある試合になっていた  全く休まずに、1ラウンド3分間を2人は派手な攻防戦を続けていた  最後は

もらったわぁぁっ

 一瞬の隙を突いて、ルドルフさんがミミさんの柔道着の帯を解いて引っ張る

そのまま、ミミさんの帯を力任せに抜き取ってしまった

はーい、帯を取られたらそれまででーすっ終了ッッ

 スクール水着柔道ルールに則り、寧が試合を止める

えー、1ラウンド2分48秒帯解きでルドルフ聖子さんの勝ちですっ

 アシスタントのサイトー・ユーキさんが、そう宣言する

あああー、コンチクショウ帯を解かれたら負けっていうルールがあったのを忘れていたよっ

 本気でくやしがるミミさん

ぬふふふーん普段、帯を締めて稽古している空手家のミミさんの方が帯のことを気にするのを忘れてしまったみたいだねっ

あら、わたくしも柔道だって一通りは習ったから、柔道着にも帯にも慣れているわよ

 ルドルフ聖子さんは、笑ってそう言う

組み手しながら、よく相手の女の子の帯を解いたものよだから、わたくしの勝利は当然なのっおほほほっ

 ルドルフさん、最初から帯解きを狙っていたのか

はいはいはーい、ミミさぁん口惜しがるなら、リングの下でやって次の試合ができないからさっ

 寧が笑って、そう言うと次の試合で対戦する、ポロンさんとグレースさんが現れる

ミミあんたの仇は、うちがとってあげますっ

 リングに上がる2人

はい、次の試合は妖艶なる日独ハーフ空手使いvsプロレスの女星の対決ですっ

えー、大ポロン・カリスマンさん対グレース・マリンカさんですっ

そんではレッツ・ファイト、レディィィー、ゴォォォッ

 今度は純粋に無差別級同士の対決だ

うちなこう見えても結構、研究熱心なんどすわ

 ポロンさんがニヤリと微笑む

この前の大会は、マルゴさんが良いところを、全部マルッと持っててしまいましたけれどその内に、あんたはんと対戦することもあるやろうと考えて、きっちりの予習はしてあります

今のうちはあんたはんの弱点は、すでに全部お見通しなんどすっ

ほう、面白い

 上背のある女子にしては大きい身体の選手2人がリングの中央で対峙する

ほな行きますッッッ

 ポロンさんは、ズシュッと前に進んで正拳突きをグレースさんに打ち込む  グレースさんは、ポロンさんの攻撃を読んでいた  身体を捻って正拳を躱すと前に出て、肘を使ってポロンさんを攻撃したッ  ポロンさんは、何とかグレースさんの攻撃をしのいで一度、距離を開ける

それなら、これはどうですのっ

 ポロンさんは、バッと前に出るとグレースさんの眼前に拳を突き出す

いや、これはフェイントだ

突き出した拳を顔の前で、パッと広げて手の平でグレースさんの視界を遮ったッ

 同時に、グレースさんの見えない位置からブワンッと回し蹴りを放った  これもグレースさんは、読んでいた  最初のフェイントを完全に無視して、グレースさんは敢えて前に出てポロンさんの蹴りを受けとめるッ  そのまま、力任せにポロンさんを押し飛ばしたッ

きゃああんっ何すんどすぅぅ

 吹っ飛んでマットに倒されたポロンさんは、急いで立ち上がってグレースさんに向かう

おかしいわどうなっとるんどす

 ポロンさんは、焦っていた

あんたはんはやたら身体が頑丈だけれど、攻撃がパワー任せで単調なだけのプロレスラーだったはずですわこの間の大会の時は、もっと隙だらけだったはずどす

 グレースさんは、ポロンさんの言葉に

イーディと練習したかなり

 いつもの無表情でそう答える

あたしの悪いところはイーディが一つ一つ、修正してくれているだから今のあたしは、昔のあたしとは違う

何ですのそんなんズルイわぁ

ズルくはないあなたが、昔のあたしの弱点を研究している間にあたしは、昔のあたしの弱点を克服したただ、それだけのこと

でも、あんたが1人でナントカしたのと違うやないですかそんなん全部、イーディちゃんのおかげですわ

あたしはずーっとイーディの家に厄介になっているあそこは天国だ幾らでも練習していて良いし、優れたトレーニング・パートナーも何人も居る食事は美味しいし、女の子たちはみんな綺麗だ