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この子たちクリトがバカなことをしたせいで、自分たちも処分されるんじゃないかって恐れているのよ

 ようやく、意味が判った

彼女たちが生きてきた世界の常識ではそうなるかもしれないって、考えちゃうものね

 アーニャが、13人の少女暗殺者たちを見る  東南アジアの狂った女ボスに飼われていた少女暗殺者の常識  一人がしでかしたことのせいで、全員が処分されるなんてムチャクチャなことが普通にありえる世界

この子たちは、ここに居たいのよあなたに期待しているのよあなたが与えてくれる未来に

 昨日、今日とオレはこの13人の混血の少女たちに暗殺者以外の人生があることを示した  色々な生活未来があることを

アンネ・ロゼもオソソも必死なのよこんなことであなたに見捨てられたくないと心の底から思っているから

 だから盗みを働いたクリトを殺すことで、オレに忠誠を誓っていることを証明しようとしているのか

さあ何とかしてちょうだいみんな、あなたの判断を待っていたのよ

 アーニャは、オレにそう言って微笑むと椅子に座った  部屋中の少女たちの視線が、オレに集まっている

まず松下さんあ、美樹さんの方ですヴァイオリンは大丈夫ですか

 盗まれそうになったヴァイオリンの持ち主に声を掛ける

はいヴァイオリンには、何の問題もありませんすぐに皆さんが取り返して下さいましたし

 美樹さんは、お父さんの思い出のあるヴァイオリンをケースごと抱き締めてそう言った

それで美樹さん美樹さんは、この子に何かしらの処分を望みますかもちろん、殺すとかそういう物騒なことではないですけれど

 美樹さんは、床に座らされたクリトを見て

外国の子なんですよね言葉も通じないみたいですし特に何も望みませんヴァイオリンは無事だったんですから

 美樹さんは、そう言ってくれた

ありがとうございます申し訳ありませんでしたあの子に代わって、お詫びします済みませんでした

 オレは美樹さんに深く頭を下げる  ここまでのやり取りをアーニャが少女暗殺者たちに通訳していく  オレは、そもそもの問題を考える  なぜ、クリトは美樹さんのヴァイオリンを盗もうとしたんだ  今ここでヴァイオリンを盗むことに、どんな意味がある  クリトは、ジッと床からオレの顔を見上げている  何か言いたげに  キョーコさんは、この子のことをビビリと言っていた  昨夜もパン作り講習で、一人だけ勝手に自分の部族のパンを作ってたし

やっちゃん

 オレは、すぐ隣に居た寧に声を掛ける

何っヨッちゃん

このお屋敷の中にヴァイオリンあるかな

 このお屋敷は、かつて名家の人たちの社交クラブだった  アニエスの居た地下室が、かつてはみんなで油絵を描くための美術室だったんだから、楽器を演奏を楽しむ部屋もあったはずだ  というかこの半年のお屋敷での生活で  オレはどこかでヴァイオリンらしきモノが置いてあるのを見た気がする

あるよっヴァイオリン

 寧が、すぐに答える

悪いけれど、大至急持って来て頼むよっ

らじゃーっ

 寧は、小走りで食道から出て行った  オレは、クリトの前までゆっくりと歩いて行く  クリトは、ずっとオレから視線を外さない

アーニャ通訳してくれ

 これからする話はクリトだけでなく、少女暗殺者たち全員に聞かせなくてはいけない  1つは今回のクリトの様に、突発的にバカな真似をしないように釘を刺すために  もう1つは安易に殺して処分するなんて発想をしないようにざせるために

みんなに言っておく今回、クリトがした行為は、オレたち全員オレたちの家族の誇りを傷付けるものだ彼女は、オレたちの家に来てくれたお客様に失礼なことをしたこれは、決して許してはいけないことだ

 オレの言葉をアーニャが通訳するとアンネ・ロゼとオソソが改めてギュッとドリル槍を持ち直す

もしクリトが美樹さんのヴァイオリンを壊したり、傷付けたりしていたらオレは、オレたちの家族の誇りのために、クリトを殺して、美樹さんに謝罪しなければならなかった

 オレの言葉に松下美樹さん、真樹さん姉妹と五十嵐イズミが驚く

大丈夫よ公は、あの子たちを脅かすためにそう言ってるだけだから

 すかざず、まり子が小声で3人にフォローしてくれた  このまり子の言葉は、アーニャは少女暗殺者たちの言葉に訳さない  だから13人の少女暗殺者は生死の掛かった問題として、全員真剣な眼でオレを見ている

今、オレは美樹さんに、クリトの処罰について尋ねた彼女はクリトを許してくれたヴァイオリンに何も被害が無かったのだからと

でも、だからと言ってオレは、クリトの罪を見過ごすことはできない罪は罪だクリトには、厳しい罰を与えなくてはいけない

あの罰って何を

 驚いて、松下姉妹の姉の真樹さんがオレに言う

大丈夫よ大丈夫だから

 まり子が、真樹さんの肩を抱いてそう言ってくれた

はい公様すでに制していますわ

 月子は、オレの心を読んで微笑む

うんそれなら

 オレはしゃがんで、床に座ったクリトの身体を抱え上げる  クリトは本来なら少女暗殺者としての防衛本能で、オレの手を払い除けるんだろうけれど月子の巫女の力で身体の自由を奪われている  何も抵抗できないまま、オレに担ぎ上げられる  14歳だというけれど軽いな  12歳のアニエスと同じくらいの体重だ

では、これよりクリトに罰を与える

 オレは左腕でクリトの腰を抱えたまま右手で、クリトのスカートを捲り上げ

パンツをグィッと下ろして、

お尻を丸出しにした

 少女暗殺者たちも、松下さんたちもへという驚きの表情を浮かべる  もちろん尻を丸出しにされたクリトも

クリトは本当にいけない子だッ

 思いっきり強く、クリトの14歳の生尻を叩いたッ

キャウウウッ

 クリトが悲鳴を上げるッ  月子の力で、クリトの痛覚は高められている  少女暗殺者として訓練された彼女でも、叫ばずにはいられない

いけない子だッ

キャウウウ

悪い子だッ

 バシィイィッ

ヒャウウウッ

 一切手加減せずに、クリトの尻を叩く  オレが叩く度に、何度もクリトは悲鳴を上げた

キャウウウっ

 オレに叩かれるクリトを13人の異国の少女たちは見つめている  この子たちだって最初から、狂った犯罪組織のボスの元に居たわけではない  東南アジアで孤児になる前は親や親族と暮らしていた時期もあるだろう  施設に引き取られて、親代わりになる人に育てられた時期のある子も居るだろう  悪いことをした子はお尻を叩かれて、罰されるということを  この子たちはここから始めるしかない  オレたちと家族になるためには