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本日は月曜日ですのでテレビ集会を放送致します

 オレたちのクラスは、担任教師が不在のまま  月曜日恒例の全校集会の放送が始まった

えー、つまり、これはどういうことかと言いますとこれからの日本は、少子高齢化がどんどん進むわけですから、学校の数も減っていってしまうわけですこういう時代に、学校が生き残っていくためにはそれぞれの学校が、独自の魅力有る特色を作って、宣伝していかないといけないんですねぇそれで、受験生や受験生の親たちにああ、この学校は、こんな独自の取り組みをしているのかそれなら、ぜひとも通ってみたい、あるいは通わせたいと思ってもらえるように努力していかないといけないんです

 半年前まではオレたちの高校の校長は、ゲロッパというアダナの色黒のオッサンだったけれど  ゲロッパは、白坂創介がこの高校に送り込んでいた手先だったから  白坂創介の無惨な死とともに、学校を辞めた  校内に残っていた白坂派の教師たちも一緒に  ミナホ姉さんや、黒い森の元・娼婦のお姉さんたちがあれだけ陰惨な形で、白坂創介を惨殺したから  このまま学校に居座ったら、次は自分が処分されると感じたんだろう  というわけで、今、テレビモニターの中で話しているのは新しく着任した校長だ  顔がテレビの有名なニュース解説者に似ているって言われていて

校長本人も、それを知っているらしく学校のサイトにそうだったのか校長先生の話を連載していたり

 他の教員や生徒たちから何か聞かれるとそれは良い質問ですねなんてフレーズを多用している  しかし、生徒たちにはニュース解説者よりも、むしろ腹話術の子供の人形の方が良く似ているんじゃないかと言われていて  現在はチャッキーというアダナで呼ばれている

それで、わたしたちの高校も本日から、なでしこ科という新しい特別コースのクラスを設立することになったんですね

 チャッキー校長の後ろに  娼婦候補生の美里、住友桃香、白旗せつな、朝比奈希美それに、徳大寺園子さんと黒沢直子さんが並んでいる  それからミタマと月子  さらに雪乃まで

で、なでしこ科って何のコースなんだよ

 放送を眺めているクラスの男子が言った

吉田たちのパン技能士コースは、目的が良く判るけれどさっきからチャッキーの話を聞いててもなでしこ科の概要がよく判らないよな

バーカ、画面を観りゃ判るじゃねーか白坂に安城ミタマだぞっ

いわゆる芸能コースってやつなんだろうな

よく見ると1人を除いて、みーんなもの凄ぇ美人だしな

 ああ関西ヤクザから逃げて来た德大寺さんと黒沢さんのうち

德大寺さんは美人だけれど黒沢直子さんの方は、普通の容貌をしている

 でも、他の娼婦候補生たちはミナホ姉さんが、たっぷり時間を掛けて選抜した子たちばかりだし  ミタマや月子も美少女だ  雪乃だって、黙っていれば綺麗だしな

うん、顔面偏差値が非常に高いところをみると芸能コースで間違いないだろう1人ぐらいビミョーな子が混じっているのも、アイドルグループじゃ良くあることだしな

 そんなことを言う男子生徒も居た  しかし、雪乃までなでしこ科に編入してしまうとは  オレも雪乃本人も、全然知らされてなかったぞ  でも、今のクラスの中で浮いている雪乃の状態を考えれば  なでしこ科に籍を移すのは良いことなのかもしれない

こういうことになりましたから、皆さん、どうかなでしこ科の生徒さんたちと仲良くして下さいね校長先生からのお願いです

 そんな話をしているうちに、担任の教師がやって来た  ちなみに今の担任は、背が高くて目鼻がくっきりとした30過ぎの九州男児で  アメリカの俳優のデビット・ハッセルホフによく似ているらしい  しかし、オレたちの多くは、デビッド・ハッセルホフという俳優を知らないので  クラスの中ではハッスルと呼ばれている  ただし、この教師はあまり教育活動に対して熱心ではないのでハッスルという感じはしない

よーし、出席を取るぞ

 テレビ集会の放送が終わると、ハッスルがそう言ってオレたちの出席を確認した  そして、1つ2つ連絡事項を話しただけでホームルームは終了  1限目の教師が来る前にオレは愛と教室を抜け出すことにした

何だ吉田、サボりかよ

 目ざといヤツが、オレに声を掛ける  普段は、2限目まではみんなと授業を受けて3限目から、パン工房で昼のパンの準備をするんだけれど  今日はお客さんたちを待たせている  アーニャに、ドリィ&アナのドリル槍姉妹にグレース・マリンカさん  いつまでも、寧だけに任せておくわけにはいかないし

パン工房の機械の調子が悪いんだよ

 オレは適当な嘘を吐く

今から調整しないと昼休みまでにパンが焼ききれないんだ

何だ、じゃあしょうがねぇな

当たり前でしょ愛ちゃんも一緒なんだからサボるんなら、吉田くん1人だけで行くわよ

 クラスの女生徒がそう言う  みんな、オレとメグの仲を信じているから  オレと愛が2人きりでサボりに行くなんてことは考えない

メグ、先生に聞かれたらパン技能士コースの方に行きましたって答えておいてくれ

 メグは、もうすっかりいつもの表情に戻っていた

Darling、アタシも行こうカ

ダメだイーディは、パン技能士コースじゃないんだから

 クラスの連中の手前イーディは連れて行かれない

デモ、あの壊れた機械のマニュアルは英語だったヨDarling、英語のマニュアル読めるノカ

 イーディは、オレの嘘に合わせてくれた

そうだなじゃあ、悪いけれどイーディも来てくれるか機械が直ったら、すぐにここへ戻って来るってことでもいいか

それでイイネ

 イーディは笑顔で、席を立つ  さすが授業中だと廊下も階段も、生徒はいない  オレとイーディと愛は、先生に見つからないように1階へ下りると  そのまま学食脇のオレのパン工房へ行く

オレとイーディでお客さんたちを連れて来るから愛は、ここでパンを作る準備をしてくれ

 オレは、パン工房前で愛に言う

パンを作るパンを焼くじゃなくって

 愛は、キョトンとした顔でオレを見る  今日の昼用のパンは焼く前の段階まで、すでにお屋敷で仕上げて来ている

そうだ昼のパンとは別に今から、ここでゼロからパンを作る

あのドリル槍の姉妹に小麦粉からパンができるところまでを、全部、見せたいんだ

 あの人殺ししか習ってきていないドリィとアナに  食べ物が美味しく出来上がって行く所を見せたい

必要な材料は、ここにあるよな

うんあるよ

出しておいてくれお客さんをここに連れて来たら、すぐに作り始めるから