公がいいのよ恋愛の自由って言ったって、別に恋愛が人生の全てじゃないしつまらない男とゲームみたいな駆け引きをすることが、面白いことだとは、わたくしには思えないわわたくしは、公だけでいいし、将来はこの人の赤ちゃんを産むんだって決まってるんだから将来設計が楽なのよ何歳の時に子供産むとか、全部、自分で決められるんだものこっちの自由の方が素晴らしいわ
出産の時期は、家族で話し合って、合わせたり、ズラしたりする予定ですそうすることで、皆さんで効率的に子育てができますから
瑠璃子が、さらに言葉を足す
むしろ松下さんたちの様な芸術の道に進まれる方は、みんなで仲良く赤ちゃんを育てるシステムの方が良いと思いますわ
そうよ一度公とだけって覚悟しちゃえば、もう変な男に引っ掛かる心配もなくなるし集中して、音楽の勉強ができるんじゃないわたくしも、自分の会社を興してビジネスをやるっていう夢があるけれど、公の家族になったから、もう何も心配はしていないもの家族の人たちがサポートしてくれるって判っているから
まり子が力強く、美樹さんに言うが 美樹さんは、どうしても納得できないようだ まり子と瑠璃子だけでなく、他の子たちの方を見る
皆さんたちも、本当に、そういう条件で家族をやっているんですか
美樹さんの問いに
わたくしも、ルリルリと同じく、生涯をご主人様に捧げております
まず、美智が答えた
ボクももう兄さんとセックスしていますし、いずれ赤ちゃんを産むつもりですというより、ボクは兄さんじゃないとダメなんです
ルナも、そう答えた 鷹倉神社の巫女姉妹は精神崩壊を起こさないために、頻繁にオレとセックスしなくてはいけない
わたくしとこの子は、まだなんですけれどすでに予約済みでーすその内ご奉仕することになっていまーす
木下さんが黒瀬安寿の肩を抱いて、そう言う
えっ、えっ、えっえーっ
黒瀬安寿は驚くが
いい加減覚悟しなさーい、安寿ちゃーん
木下さんに、お下げの黒髪をクイックイッと引っ張られ
えっと多分、そういうことになっちゃうみたいですきっと
彼女も、オレとセックスすることを覚悟したようだ オレたちの会話を、キョーコさんはニヤニヤしながら黙って聞いている ミナホ姉さんはいつもの無表情のまま何も言わなかった
今ここに居ない子たちも、みんな同じ条件で公の家族になったわわたくしの従姉の桜子とか栗宮家の素子お姉様とか
わたくしの従姉のみすずちゃんたちもそうです
まり子と瑠璃子
イーディやミタマ、キヌカ、ハイジなど警護役グループの家族もおります
ボクの二人の姉やアニエスちゃんや可憐ちゃんたちも
美智、ルナが次々に言う
わたしと妹のエリカも
茉莉花が、松下真樹さんに告げる 真樹さんの手を握ったまま
そう高畑さんもなのね
真樹さんも茉莉花の手を放さず、真っ直ぐに眼を見て
つまりあなたもこの人と
茉莉花は、握った手の上にさらに手を重ねて
ええわたしも家族だから公くんに何度もセックスしてもらっているわ妹と一緒に処女も公くんに捧げたし、公くんの赤ちゃんを産むわでも
わたしが恋しているのはあなたよ、松下さん
そのことはオレたちは、判っていた 茉莉花が松下真樹さんに同性愛的な恋愛感情を持っていることを
一緒にピアノを弾く度に、確信するわわたしの人生には、あなたがいないとダメなの
松下真樹さんも、しばらく茉莉花を真っ直ぐに見つめたまま
やがて茉莉花の手の上に、さらに自分の手を重ねる
それはわたしは同じよわたしの人生には、あなたが必要なの高畑さん一緒にピアノを弾く度に、そう感じるわ
そして真樹さんも茉莉花に恋愛感情を抱いている
だから松下さんにも、受け入れて欲しいのわたしたちの家族になることをわたし、松下さんと一緒に妊娠したい一緒に、赤ちゃんを産んで双子の兄弟みたいに育てたいわ他の家族のみんなも、わたしたちの赤ちゃんを自分の子供と同じ気持ちで育ててくれるみんな一緒になれるのよ
茉莉花は、そう言うと
公くん、良いわよねそれでも
もちろん茉莉花の恋人としてオレたちは、松下真樹さんを家族に迎えるそれで良いと思う
きっばりと答えた オレは、茉莉花と真樹さんの同性愛的な関係も丸ごと全て受け入れる そのことに迷いは無い
たださっき、まり子が言ってたように一度家族になったら、抜けることはできないオレたちの家族には、色々な事情を抱えている子がたくさんいるから外の人間には、ゼッタイに話せないことが多すぎるんだ
本当はルナたちの巫女の力を使って、記憶を削り取ることもできるけれど
ここでは、そういう話はしない
オレは松下さんに自分で腹を括って、選択して欲しいから
あのねあのね公くんとのセックスは、ピアノと同じなのよ
茉莉花が、真樹さんに話す
うんわたしと松下さんのこと一緒にピアノを弾いたら、ビビッて判ったでしょ言葉ならない感覚としてわたしたちは、一生、一緒にピアノを弾いていく関係なんだって
ええ、それは判るわ
真樹さんが、茉莉花に答える
セックスもね同じなのよ公くんとのセックスはわたしも、初めてだったから、最初は怖かったわセックスだもん、怖いのは仕方ないわでも実際に公くんとセックスしてみたらわたし、感覚として理解できたのわたしはこれで、この人たちの家族になれたこの家族の一員になるのが、わたしの運命だったんだってこの人たちの家族になっていいんだってそう、判ったの
あの大人しくて物静かな子だった茉莉花が熱く語る 茉莉花は、心の中で、こんなことを思っていたのか
だからだからね松下さんも、怖いと思うけれどでも、わたしを信じて公くんとセックスしてみてわたしもも一緒にするからセックスの時も、一人にしないからそうしたら、わたしの言っていることが、きっと判るわわたしたち、家族になれるのよ
ダメよ松下さん、その子の言うことを信じてはダメ
松下真樹さんに恋しているもう一人の少女 五十嵐イズミが叫ぶ
そんなのおかしいわよゼッタイに変よ高畑さんの言うことを信じちゃダメダメなんだからっ
五十嵐イズミは、泣いていた 涙と鼻水を滴らせながら必死に、真樹さんに訴える
信じちゃダメだよっ松下さんっ
複雑な表情で、五十嵐イズミの方に振り向き それから、また茉莉花に視線を戻し 繋がれたままの自分と茉莉花の手を見る この会話の間茉莉花と真樹さんは、一度も手を放さなかった
ゴメン五十嵐さん