真樹さんは、何もかも吹っ切れた晴れやかな笑顔で妹に答えた しかし、美樹さんは
でも正直、ちょっと気持ち悪いです言い方が悪いかもしれませんけれど姉さん、おかしな宗教にハマっちゃったみたいに見えますだいたいその、そうやってその人と、セックスしたりそれも初めてを捧げなきゃいけないなんて、良く判らないですましてやその人の赤ちゃんを生む約束をさせられたりするなんて
まあ、その通りだと思う 普通の感性の女の子にとってはオレたちのしていることは、異常そのものだろう 美樹さんの言葉に、姉の真樹は
でも、公くんが悪い人なら、もっと何て言うかなわたしも美樹も、もっと否応なく、力尽くで、強制的にレイプされていると思うわこんなに時間を掛けないでお祖父様が退出なされたら、すぐに
公くんは、わたしが怖くないように先にまり子ちゃんや、他の子とのセックスを見せてくれたしまり子さんたちも、判ってて見せてくれたのよねわたしにセックスは怖いものじゃないって
真樹が、まり子を見る
それはそうよ不安なまましてセックスがトラウマになったら困るもの
まり子は、にこやかに肯定する
公くんは、茉莉花もしてくれたそして茉莉花と一緒にわたしのことを考えてくれて、優しくしてくれたわ美樹だって、見てたでしょ
真樹が茉莉花と繋いだ手を美樹さんに示す
確かに、姉さんが、もっと性的虐待をされちゃうんじゃないかと思ってたけれどそんな感じては無かったわけど
美樹さんは、それでも納得がいかないようだ
結局のところこればっかりは、実際に公くんとセックスしてみなければ判らないわわたしは公くんにセックスして貰ったから判ったのそうよ今は判る茉莉花や、他の皆さんとの絆も感じられるようになったわ皆さんが言う家族って言葉の意味がよく判る
真樹は周りの少女たちを見る
わたしは、こうなったことに後悔してないむしろ感謝してる今は、嬉しくて、とても晴れ晴れした気持ちよ
本当にスッキリとした笑顔で真樹は、そう言い切った
でもわたしは、こういうのはオカシイと思います好きでもない人とセックスとか赤ちゃんを生むとか
そんな美樹さんにまり子は
それでも美樹さんも、公とセックスしなくちゃいけないのよだつて、あなたもう、公に助けて貰っちゃったでしょそのお返しだけは、する義務があるわ
オレはいや、オレたちは 祖父に音楽の勉強を続けることを反対されていた松下姉妹を救った 美樹さんは、亡くなったお父さんに買ってもらったヴァイオリンも手放さないで済んだ
ですがその人にお願いした時には、セックスするとか赤ちゃんを生むとか、そういう条件は提示されてなかったはずです何も聞かされていなかったのに急にそんなことを言われても困ります
美樹さんは、強く抗議する
あらあら、何を言ってるのよ今日、最初にあなたたち姉妹のお話を聞いた時には、わたくしもその場に居たけれどあなたたち、音楽を続けることができるんなら、どんなことでもするって顔をしていたわよ
まり子は、クククと笑った
あの時のあなたなら公の愛人になれなんて条件ぐらい、平気で呑みこんだはずよそれで、音楽を辞めずに済むのならそうじゃない
実際はオレと会ったばかりの時の松下姉妹は、切羽詰まっていたけれど オレをどこまで信用して良いのかのか判らなくて困惑していた だから、あの場でオレがそんな条件を出したとしても、美樹さんは受け入れなかっただろう
あなたお祖父様の問題が、取りあえず片付いたからって、気が緩んでるんじゃないの自分が何をしてもらったのかやってもらったことの価値が判らなくなっているみたいだけれど
まり子が美樹さんを煽る
それに奨学生のこともあるでしょこのまま、あなたと真樹ちゃんが香月世界文化交流センターの奨学生にして貰えたら、あなたたちはこの先、理想的な環境でヴァイオリンを続けることができるわ学費や生活費だけでなく、香月家の力で良い先生も紹介して貰えるだろうし将来的には、留学も良い条件で行かせてもらえるはずよそういう恵まれた環境に身を置くことができるチャンスを公は、今、あなたに提示しているわけだけどあなたは、それを捨てるつもりなのかしら
美樹さんはうつむく
公とセックスして、わたくしたちの家族の一員にならなければここから先は無いわよ当たり前でしょ見ず知らずの他人でしかないのなら、公やわたくしたち、あなたにこれ以上何かをしてあげる必要は無いんだから
まり子は真樹を見る
真樹ちゃんも助けちゃダメよこの子は、この子で自分の人生に対して、ちゃんと自分の意志で代償を支払わないといけないわ
判っていますまり子ちゃん
真樹は、そうまり子に返事をすると
美樹、わたしは、わたしの進む道を決めたわ美樹は美樹で自分で決めなきゃダメよ
2歳年下の妹に言う
わたしは、美樹の分まで公くんにお返しすることはできないわ美樹の人生は、美樹のものなんだから
どうしても、その人とセックスして赤ちゃんを生まないといけないの
14歳のヴァイオリン少女は苦しげに、姉に問う
その人と家族になるとかわたし、よく判らないよ
するとまり子は
嫌になったら、いつでも辞められるのよわたくしたちの家族は
平然と美樹さんに言う
公は、心の広い人だから家族を辞めたからって、報復したりしないわただわたくしたちの家族でいることで与えられる恩恵は、全て失うことになるわ家族を辞めた人のことは、助けない外でたまたまばったり会ったって、声を掛けることも無いと思うわ無関係になるんだから
それ以前に家族を辞めるのなら、家族についての記憶は全て消させてもらうことになる オレたちには、絶対に隠しておかねばならない秘密が多すぎる 幸い、オレたちには記憶を抹消させられる巫女たちが居るし
そもそもあなたが本当にプロの音楽家になりたいのなら、わたくしたちが今日提示したチャンスは絶対に逃さないはずよこんな幸運の切符を捨てるような人間が、ヴァイオリニストになんてなれるわけがないわあなたには夢は無いの情熱は公とセックスして、公の女になるだけで最高の環境が手に入るのよ
しかも公とのセックスだって、そんなに頻繁にする必要は無いのよあなたも知っている通り公にはセックスする相手は、たくさん居るんだからあなたが望まないんならたまにしか、セックスのお当番は廻って来ないわよもちろん、家族になるために、最初の一回はきっちりしないといけないけれどね
美樹さんが顔を上げまり子を見る