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それにそろそろ、お屋敷に戻った方がいいだろう

 大分、夜も遅くなって来た  みんな、お屋敷でオレたちの帰りを待っていてくれているだろうし

ちょっと待って公

美樹さんのことは、ペンディングで良いでしょうけれどもう1人、残っているわよ

 もう1人

そっちのメソメソしている子よ

 まり子は五十嵐イズミを指差す

いや、でも彼女は

 五十嵐イズミは同性愛の傾向の強い少女で、松下真樹に恋をしていた  そして、真樹は同性愛のパートナーとしては、茉莉花を選び  茉莉花と一緒に、オレの女になることも選んだ  だから、五十嵐イズミは真樹に失恋したばかりだ

公としては五十嵐さんを家族にする気は無いのよね

 まり子が、フフンと笑ってオレに言う

当たり前だろ彼女はオレたちの家族には向いていないと思うよ

 五十嵐イズミはあんまり頭が良くない  恋をしたら、悪い方向に思いっ切り突っ走る馬鹿な娘だ  今日だって恋する真樹が、茉莉花にダマされてるんじゃないかと、勝手に思い込んで  黒革ジャンに不良少女っぽいメイクで、無理矢理、茉莉花と真樹に付いてきた  その不良メイクがまた似合ってなかったし、下手くそだったし

公は、そうなんでしょうけれどジャスミンちゃんは、どうなのかしら

 まり子が、茉莉花を見て微笑む

わたくし、ずっと不思議に思っていたのよジャスミンちゃんて、見た目は大人しいけれど芯の強い子でしょそれなのに、どうして五十嵐イズミさんが、付いてくるのを許したのか

 そうだ、いつもの茉莉花なら五十嵐イズミが、茉莉花と真樹に付いてくると言い出しても、はっきり断ったはずだ

だから五十嵐イズミさんも連れて来たのは、ジャスミンちゃんの意志なんだと思うのよ違うかしら

 まり子の問いに、茉莉花は

公くんお願いがあるんだけど

 茉莉花の隣の真樹も、驚いて茉莉花を見る

五十嵐さんをわたしと真樹のペットとして飼っちゃダメ

 2人のペット

ということで次話は、いよいよ五十嵐イズミの処女喪失となります

松下美樹さんは、ちょっと口うるさい感じの可愛い子になりそうです

美樹の彼氏の名前は、まだ考えていませんでも、多分、柔道部員になるはずです

1438.君がペット

・五十嵐イズミ/16歳茉莉花と同じ高校の音楽科の声楽科少女小柄な美少女だが、ちょっとおバカな娘

 茉莉花のお願いに、オレは驚いた  いや、部屋の中にいる他の少女たちもみんな、驚いている  茉莉花のことはずっと、大人しくて内向的な少女だと思っていた  ところが松下姉妹を家族にするために連れて来てさらに五十嵐イズミまで  茉莉花はこんなにも、欲望の強い少女だったのか  オレはようやく気が付いた  オレは何て頭の回転が遅い人間なんだ理解力が足らなぎる!

ミナホ姉さんは何て

 今日これまでに起きたこと  オレは、昼過ぎに茉莉花と松下姉妹に出会って、彼女たちの話を聞いてから全てが動き出したと思い込んでいた  しかしそれにしては何もかもが順調に進み過ぎてはいないか  ミナホ姉さんがオレたちの高校に現れて、松下姉妹の演奏を聴いたこと  松下姉妹を奨学生にするための調査と決定が速やかに行われたこと  このホテルでの松下老人との会談の準備  もちろん香月セキュリティサービスの能力なら短時間での調査・分析は可能だ  だけど、だからといっていつでも調査部隊をフル稼働させる必要は無い  茉莉花は、オレに相談するよりも前におそらく数日前には、ミナホ姉さんに松下姉妹のことを相談していたんだ  だから何もかも、あらかじめ用意が済んでいた  オレや奨学生のことは瑠璃子が承認さえすれば、全てが問題なく進行するように何もかも事前に  オレは動揺していることをオレの女たちに悟られないように必死で落ち着いてるフリをする  茉莉花は笑顔でオレに言う

公くんが良いならって言ってたわ

 やっぱり茉莉花が五十嵐イズミをペットとして飼いたいと思っていることも、オレに相談する前にミナホ姉さんと話し合っているんだ

お願いいいでしょ公くん

 茉莉花がオレに懇願する

ね、真樹も公くんにお願いしていい考えでしょ五十嵐さんを私たち2人のペットにするのよそうしたら、毎日がきっと楽しくなるわ

 茉莉花は、パートナーになったばかりの松下真樹にも、そういう  茉莉花の隣に居る真樹も五十嵐イズミ本人も、ただただ茉莉花の発言に驚いていた

えっとでも、あの

 真樹は、突然の茉莉花の提案に戸惑いつつ

ま、茉莉花あのいいのわたしたち、そんなことをして

 茉莉花と真樹はピアノ科で、五十嵐イズミは声楽科だからクラスは違うが

それでも、同じ高校の同じ学年の女生徒だ

同い年の少女を、自分たちのペット(愛玩動物)にするという提案

 そんなことは、普通の世界なら許されることではない

いいのよ公くんが許してくれたら

 茉莉花は、真樹にそう言って迷いのない顔で、オレを見る

わたしと真樹は、もう公くんのモノなのよ公くんの家族にしてもらったのだから公くんが許してくれさえすれば、どんなことだってしてもいいのよ

 真樹が、オレを見る

そうよ公くんの世界は、何でもアリなんだから

 いや茉莉花の言葉はすべて正しい  オレはオレたちは、犯罪組織黒い森に所属していて  名家香月家の権威と財力を利用し  香月セキュリティサービスという武装組織を私的に所有している  すでに、オレたちは、法律も社会常識も完全に無視した生活をしている

何をしていいのか、何はしてはいけないのかは、公くんが決めてくれるのよわたしたちは、公くんに従うだけでもお願いはしていいのよ真樹だって、お願いしたから、公くんに助けてもらえたのよ

 それも茉莉花の言う通りだ  茉莉花がオレに頼んだからオレは、松下姉妹を助けた  オレがそうすると決めたから、瑠璃子やまり子やミナホ姉さんたちも協力してくれた  判断はオレがしている  オレは家族の中の唯一の男でありオレの女たちの願いは、可能な限り叶えてやる義務がある

ジャスミンちゃん、あなた、自分がどういうことを言っているのか、ちゃんと判っているのよね

 まり子が茉莉花に尋ねる  まり子の顔は笑顔のままだが眼は笑っていない  茉莉花が、もしも増長してこんな話をしているのだとしたら叩き潰してやるという強い意思表示だ

もちろん、判っています

 茉莉花も、笑顔で返す

わたしも真樹、もう、公くんの女です公くんの腕の中でこれからは、いつでも公くんがわたしたちを護ってくれるし公くんは、わたしたちが夢に向かって努力しているなら、ずっと応援し続けてくれますだけど