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ほい連れて来たヨ

 イーディに連れられてクリトは、オレの前にやって来る  さっき罰として生尻をオレに叩かれているからビクビクしている

イーディ通訳してくれ

 オレはミナホ姉さんから貰って来た2本の首輪をみんなに見えるように掲げた

クリトお前は、問題ばかり起こす困ったやつだからもう、オレのペットにすることにする

 イーディがクリトにオレの言葉を告げる  ペットがどういうものなのかはさっきのオレたちの会話をイーディたちが同時通訳していたはずだから、クリトにも判っているだろう

お前はもうペットなんだから他の子たちには、迷惑を掛けるないいな

 そう言ってオレは、クリトの首に首輪を付けていく  クリトは呆然とした顔で、オレを見上げている  抵抗はしない黙って首輪を付けられている

オレに可愛がられるように可愛くなることだけを考えて生きろ他のことは考えるなお前は、もう一生オレのペットなんだからな

 キョーコさんはクリトはビビりだと言った  自分がこの先どうなるか判らないからオレに必死で、自分の能力をアピールしようとして、失敗してばかりいた  それからキョーコさんは人と人の関係を構築するには判りやすい形があった方が良いとも言っていた  判りやすい形オレのペットになるということその象徴としての首輪  クリトはおそらく判りやすい形を得たことで落ち着く

いいな、クリト

 オレの言葉をイーディが通訳すると  14歳のペルシャ系の緑色の瞳の美少女は  少女暗殺者たちの言葉は、ひどく訛ったフランス語だから  これはイエスという意味だ

よしよし、可愛くなれ可愛くなれ

 オレはクリトの頭を撫でてやる  オレは残りの12人の少女暗殺者たちの方を向いて

首輪はあと1つ残っているお前たちの中で、もう面倒だからオレのペットになるやつはいるか今なら一人だけなら、ペットにしてやるぞ!

 オレは最後の首輪を掲げて見せる  アーニャが大きくはっきりした声でオレの言葉を通訳した

!!!!!!!!

 少女暗殺者たちは

コロナ対策で病院が早くベッドを開けてくれと言うので

父を入れる施設を慌てて探したのに

担当医師が施設に送る診断書をなかなか書いてくれないので

病院から出られなくなっています

今日は施設に入るのに車椅子を買ってくれというので

父を実際に業者さんが運んできた車いすに乗せて様子を見るために病院に行きました

1週間ぶりに会えたのですが(現在は病院は基本的に面会禁止)

何を話してもよくわからんとしか言わない人になっていました

1448.可愛くなーれ

・オソソ・オボコ/14歳少女暗殺者ナンバー5アフリカ系背が高くてスラッとしている髪は乳白色に近いブロンドで、眼はペールブルー

・奈島寧/18歳美しすぎる少女上辺の明るい性格は作ったもので、本当は大人しいヨッちゃん

 オレの言葉にキョーコさんが東南アジアから連れて来た少女暗殺者たちは   すでに、オレのペットになることになったクリトを除いた12人の混血少女たち

白人系のペニィ・スゥとヴァギィナはアーニャの通訳を聞いた途端に、お互いの顔を見合う

 日系のフェラ・千代を中心にした数人はオレの言葉の意味がよく判らなくて、アーニャに聞き返していた  ドリィとアナの姉妹は、何か話し合っている  イン・リンとイン・ランの双子も、二人だけでこそこそ話していた

早くしろペットになりたいやつはいないのか

 オレが首輪を掲げたまま、大きな声でそう言うと  アーニャの通訳を待たずに14歳のオソソと16歳のアンネ・ロゼが、スっと立ち上がった  オソソはアフリカ系の黒人で、 背が高くて、頭が小さくて、足がとても長いスーパーモデルみたいな絶妙なプロポーションをしている肌は、オレがこれまで見てきたどの娘よりも黒いけれどやっぱり色々な国の人の血が混じっているから、髪は乳白色に近いブロンドで、眼はペールブルーだ  一方、アンネ・ロゼはドイツ人の父親と中央アジアの母親のハーフで顔はヨーロッパ人みたいだけれど、肌は褐色髪は焦げ茶 くりりっとした、ドングリみたいな大きな瞳が目立つ子だ  残りの首輪は1つしかないのに立ち上がった少女は2人

オソソの方が早かった

 オレは明快にジャッジする

オソソ、こっちに来い

 漆黒の肌の少女は、自分が選ばれたことを理解して無表情の顔のまま、ちらりとアンネ・ロゼの方を見る  アンネ・ロゼは悔しそうな顔をして、再び椅子に座った自分が選ばれなかったことを理解したのだ  オソソは、アンネ・ロゼの着席を確認してからオレの方へ歩いてくる  スーパーモデルみたいな体型なのに、悠々としたモデル歩きはしない少女暗殺者らしい、足音を立てないネコ科の動物の様な歩みだ

オソソ、頭を下げろ

 オレの前に来たところで、オレは首輪を持って彼女に命じる  オソソはオレの日本語は判らないけれどオレが首輪をハメようとしていることを理解して、頭をオレの前に垂れる  オレは黒革の首輪の留め具を外してオソソの首に付ける  その様子を部屋の中の全ての女たちがジッと見つめていた  声を出す者は誰もいない  首輪がハマると

よし今夜から、クリトとオソソはオレのペットだ

 オレは改めて、みんなに宣言した  メンタルが弱くて、そのせいで余計なことばかりしてしまうクリトはこうやって、オレのペットという判りやすい形に落とし込むことで安定するだろう  だけど、残りの少女暗殺者たちがクリトだけが、特別扱いされていると感じたら、また新しいトラブルの火種になるから  オレは他の子にも、オレのペットになるチャンスをやった  早い者勝ちでチャンスを得たのはオソソだ他の子はオソソよりも早く決断できなかったのだから、自分を責めることはあってもオレのペットとなったクリトやオソソを妬むことはできない

よしオレの方は、もうみんなに話すことはないみんなの方からは、何かあるか

 オレが部屋中の女たちに、そう告げると  またしてもアニエス  いや、アニエスは手を上げる前に、克子姉から何かを手渡されていた  アニエスは椅子から立ち上がりとことこと歩いて五十嵐イズミの前に行く

イズミちゃんに注意ですの

 12歳の金髪の日仏ハーフの超美少女にいきなり話しかけられて全裸のままで立たされている16歳のペットは困惑している

お屋敷の中では、セックスするお部屋以外ではお尻丸出しはダメですの

 そう言ってイズミに、純白の下着を差し出す  克子姉に渡されたのはパンティだった