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ああっあああっぁぁ

 男の快感のクライマックスは射精している間の数秒間だが  女のエクスタシーの時間は男よりも、ずっと長い  ありすは今、快感の海に溺れている  汗まみれになったオレたちは繋がったまま、ベッドの上で脱力していた  熱い全身が熱い  呼吸がなかなか、治まらない  オレの下のありすの胸も、大きく何度も呼吸して上下に揺れている

はぁ、はぁ、はぁふーっ

 ようやく息が落ち着いてきた  部屋中の女たちも全員、ぐったりして伏せていた

ふーっ、キッツいわよまさか最後のありすさんのエクスタシーが、一番大きいとは思っていなかったわよ

 アーニャがむっくりと起き上がって、そう言った

申し訳ございませんわたくしも、こうなるとは思っておりませんでしたので年少のありすさんから受ける感度を高めておりました

 ベッドに倒れたまま月子が、言う  ああ13歳のありすだから、そんなに凄いエクスタシーの波がくるとは思わなかったんで  むしろ、他の子たちの時よりもありすから感じる共感のレベルを高く設定していたんだな  だから、みんなありすと一緒に、快感の波に溺れた  そう言えば部屋の中が、とんでもない匂いになっている  興奮した女たちの汗と愛液の匂いが  火を付けたら爆発するんじゃないかってぐらい溜まっている

黒森様ぁ

 オレの下でありすが眼を開けた  その瞳にはまだ、セックスの余韻が色濃く残っている

ぁぁ好きぃ愛してます、愛してます、愛してます

 ありすは下から手を伸ばしてオレを抱きしめる  オレの顔に、火照ったままの肌で頬ずりしてきた

ありすさんて、確かまで13歳でしょ13歳の子を、ここまで目覚めさせちゃっていいのかしらね

 アーニャが、ふふんと笑ってオレを見る

あら、女のセックスって35歳ぐらいまでは、どんどん感度を上げられるらしいわよ

 何とか復帰した翔姉ちゃんがアーニャに言う

13歳でここまでイッちやったんだから35歳までに、どこまで伸びるかしらね

 うーんちょっと怖い  すると、ありずオレに

あのね黒森さま、黒森さま、黒森さまあのね、あのね、あのね

 まだエクスタシーの影響下にあるありすは少し幼児退行したような口調で、オレに話しかける  ただしその表情は、無垢でおだやかでむちゃくちゃ可愛い

わたくし判りましたありす、判っちゃいましたうふふふふ

 えっと何を

さっき、黒森様がおっしゃったセックスの与えることと、与えられることのその先がわたくし、判りました

 にっこりとありすは、オレに微笑む  今、ありすの胎内にはオレのペニスが挿入ったままだし  ありすの胎内はオレの精液で溢れている

その先は溶けちゃうんですね溶け合っちゃうんですねわたくしと黒森様は、今は溶け合って一つになっちゃってます

 そう言って、またうふふと可愛く笑った

わたくしは、黒森様のものですだって、一つに溶け合ってしまってるんだもの幸せですわたくし幸せです世界中の人に伝えたいですわたくしは、幸せです

 それはセックスの快感による、思い違いありすの誤解なのかもしれない  今、オレがありすの胎内からペニスを引き抜けば  オレたちの体は1つではなくなる  オレとありすは、それぞれ別の個になる  オレたちは溶け合っているわけではない

初めて知りました幸せって、こういう感覚なんですね愛してます愛してます愛してますあなたを愛しているから、わたくしは、こんなに幸せなんですっ!

 このありすの笑顔をオレは否定できない

ありすオレに何かして欲しいことはあるか

はいお許しいただけましたら、また、お姉さまとわたくしとお姉さまとで、黒森様にご奉仕したいですっ!

ゆ候補生となっている

ミタマとキヌカも呼ぶか

 ミタマとキヌカは元々は鞍馬家のありすと美里の警護役だった  前にも4人でいや、あの時は可憐もいたから5人だ5人一緒に、オレとセックスしたことがある

それもしたいですけれどできれば、次は、美里お姉さまと2人だけで、黒森様にご奉仕したいです

 今夜もミタマたちは呼んでいない  ミタマやキヌカが居ると、ありすはどうしても主として振舞ってしまうようだ  ミタマたちがいないから今夜は、ただの女の子として、思いっきりセックスに溺れることができたのかもしれない

それはいいけれど別に、美里と会うのにセックスしなくたっていいんだぞ

 血の繋がった姉妹なんだから

でも美里お姉さまには、お勤めがあるのですし

 ああ美里は娼婦候補生だからオレを介したとしてもセックス研修以外の名目では、会ってはいけないと思い込んでるんだな

いや、今の美里はセックスしないで稼いでる方が大きいし

 実際のところ名家の令嬢が娼婦に堕とされたとしても、実際に客に体を売らせるわけにはいかないと  ミナホ姉さんの顧客の昔、鞍馬家と縁のあった名家のおじいさんたちが、みんなで美里の時間を買い取っている  そして、買い取った時間で美里と何をしているのかというと

美里はお客さんたちと碁を打ってるそれで稼いでるから

 ただ老人たちと碁を打つだけでなく  老人たちは、美里の碁の才能に気づいて最近は、本格的に碁を学ばせているらしい  プロの碁の棋士の先生なんかも招いて

ありすは碁は

美里お姉さまと、いつも一緒に楽しんでおりましたから

じゃあ、ありすも美里と碁を打てよオレがミナホ姉さんに話してやるから

 美里を支援している名家の老人たちはきっと鞍馬家の下の妹のことも心配しているはずだ  美里と一緒に碁を学ぶ会に行くことには歓迎してくれるだろう  ありすは、大きく眼を開けて驚く

ああ、ありすも頑張ってくれてるからな

 オレは、ありすの髪を撫でてやった  しかし、ありすは

碁も楽しそうですがわたくしは、やはり、美里お姉さまとセックス奉仕もしたいです

今夜、わたくしが感じた幸せを美里お姉さまとも感じたいんです

 そう言ってありすは優しく、オレに微笑んだ

美里お姉さまにも与えることと、与えられることのさらにその先を心と体で感じていただきたいんです

 今夜のセックスでありすは、変わった

夜のセックスは、これで終わりで次話から翌日のストーリーに入ります

来週、老父を老人施設に入れることになったんですが

今は入所する時に必要なものを買い集めたりしています

これから、それらに一つ一つ油性のなまえペンで、父の名前を書かなくてはいけません

書くところのないものには、名前シールをアイロンで貼ったり

情けないのですが認知症の要介護4になってしまったので