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そうですのっ!雪乃ちゃんは、大切な家族ですのっ

 オレの言葉にアニエスが反応して、叫ぶ  アニエスは、雪乃の異母妹の一人だアニエス本人は、そういう意識は薄いけれど  アニエスにとって家族の世界が全てでありその世界には、調和が取れていないといけないと感じている  家族は仲良くというルールは絶対だ

イズミ罰として、お前の尻を10回叩くから、パンツを脱げ

 イズミは、昨日オレが松下美樹さんのヴァイオリンを勝手に持ち出そうとしたクリトの尻を叩いたのを見ている  だから、一番判りやすい罰にした

え、ええっとあの

早くなさいイズミ

公くんが、お尻を叩いてお仕置きしてくれるんだから早く

 飼い主二人に命じられてイズミは  昨夜は、全裸挨拶までやったんだ  今更家族の前で、裸尻を披露するぐらいできなくては困る  オレは観衆たちにお尻を向けたイズミの、制服のスカートを捲り上げパンティをずるんっと引き下げる

いやいやいやっちょっ、ちょっと待って下さぁい

 待ってられるか  そのまま、思いっきり力を込めて平手でイズミのお尻を叩いた

きゃあんっ!!

 イズミは叩かれる度に、可愛く鳴いた  オレは構わずに、どんどん叩く

ほらっ、10発目だっ!

 すでにオレの手形が付いて赤く腫れあがったイズミの尻に、最後の一発を食らわせるッ!

ひぃややぁぁんっ!!

 お尻を出したままイズミは、床に崩れ落ちた

こんなことされ続けたらマゾになっちゃうニャン

 イズミは昨夜命じられた、語尾にニャンを付けることを思い出して、そう呟いた

マゾでいいのよイズミは、これからずっと週末には、公くんに犯されにここに来るんだから

そうよねマゾになっちゃった方がいいのよねイズミの場合は

 茉莉花の言葉に、真樹がうなずくそれから

公くんペットのイズミがしたことは、飼い主であるわたしたちの責任ですわたしたちのお尻も叩いて下さい

うん茉莉花と一緒に、わたしのことも叩いて下さい

 茉莉花と真樹は自らオレに尻を向け、自分でパンティを下ろして生尻を見せる

ちょっ、ちょっと待ってお姉さまたちは何も悪くないですニャン

 慌ててイズミが立ち上がって、飼い主たちにそう言うが

そう思うのなら、これからはわたしたちに恥をかかせないように注意なさい

はい、公くんして下さい

 茉莉花と真樹の意思は固い

一人三回ずつ叩くぞ

イズミと同じ数でいいです

いや、ダメだオレが三回って決めたんだから三回ずつだ

 ホールに集まっている家族全員の前で茉莉花と真樹の裸尻を三回ずつ平手で叩いた  二人はイズミの様な、変な悲鳴は上げなかった  歯を食いしばって、痛みに耐えた  真樹の妹の松下美樹さんが、呆然としてオレに尻を叩かれている姉の姿を見ている

お仕置き、ありがとうございました公くん

ありがとうございました、公くんほら、イズミをお礼を言いなさい

お仕置きありがとうございましたニャン公くんさん

 そして音楽科高校の三人娘による演奏会&お尻叩き大会は無事終了した

はい、茉莉花ちゃんたちそろそろ時間ですよ

 ホールの入り口からスーツ姿のレイちゃんが入って来る

今日は始業前に学校の先生方に、色々とご報告しなくてはいけないんで、いつもより早く出発します

 茉莉花だけなら毎週末、寮からここのお屋敷に泊まりに来て、月曜の朝に始業時間に間に合うように車で送ってもらっているけれど  真樹とイズミは、正式な外泊届を出さないまま昨夜は、ここに泊まってしまった  真樹が、香月家の文化財団の奨学生なったということについての詳細な説明もしなくちゃいけないし  だから今日は、いつもよりずっと早く出立する

レイちゃんが送ってあげるの

はい、わたくしが行った方が茉莉花さんたちの学校の人たちに、説明しやすいと思いますから

 レイちゃんが、香月セキュリティサービスの人間だということはキョーコさんと戦う特別番組で、日本中の人が知っている  本当に香月家が真樹の後ろ盾になたということを示すには最適だ

うんお願いするよレイちゃん

はい、お願いされましたっ

 レイちゃんの元気な声に部屋中から笑い声が上がった

それでは皆さんまた、週末に戻って参ります昨夜と今朝とわたしたちのためにお集まりいただき、ありがとうございました

皆さんの一員として恥ずかしくないよう、これから日々研鑽して参りますどうぞ、よろしくお願いいたします

 茉莉花と真樹が改めて、家族に対して深く頭を下げた  イズミも二人に合わせて、頭を下げる

行ってらっしゃいませお気をつけて

 家族を代表して瑠璃子が三人に声を掛けた

いってらっしゃいですの

お気をつけて

 部屋中の女たちが口々に見送りの挨拶を返す

皆さん、ありがとうございます

 茉莉花と真樹は、目に涙を貯めてもう一度、頭を下げた  イズミも一緒に

じゃあ、参りましょう

 とレイちゃんが、言った瞬間

ちょっと待って!

 オレは茉莉花たちの退室を制する

イズミ、お前、今、ホッとして溜息を吐いたろ

 イズミはこれでやっとオレから逃れて、茉莉花と真樹と三人の学校生活に戻れると感じで気を緩めた

そういうとこだぞ!

そういうとこですのっ!

 遠くの席からオレの言葉に呼応して、アニエスも突っ込む

レイちゃんイズミは、腹の具合が悪くて午後から学校に行くことにする

 すぐに決意する  鉄は熱いうちに叩かないとダメだ  今度の週末まで待ってられない  イズミには、ペットとしてのシツケを徹底的に仕込まないと  茉莉花と真樹は、困惑しているが

オレに任せて二人は学校へ戻ってイズミも午後には、戻らせるから

 きっぱりとそう言った

任せておいて大丈夫ですよ学校の先生にはわたくしから話しますから

 レイちゃんが笑顔で、二人にそう言った

判りました公くんにイズミを預けます真樹もいいわね

うんイズミのこと、お願いします

えっ、えっ、えーちょっと待ってニャン

 イズミは飼い主たちに縋り付こうとするがもう遅い  美智とハイジが、スッと入り込んでイズミを二人と引き離す

じゃあ、今度こそ行きますよ

 レイちゃんが、二人にそう言うと

少しだけ、ごめんなさい美樹!

 真樹が離れたところに座っている妹に声を掛ける

わたしはあなたと公くんの初めてを見ていてあげることはできないけれど頑張りなさい公くんを信じて全てを委ねればいいのよ

 真樹は週末にお屋敷に戻って来るまでの間に、美樹さんの処女がオレに奪われると確信している