イズミは、うつむいたまま震えている
その上、イズミさんは周りの人たちに嫌われたくないって常に思っている子なのよね拒絶されることを恐れているそれもとても影響力の強い親に支配されて育てられた子によく見られる特徴よ親に嫌われたくないからいつも明るい顔をして、何でも従順に親の言う通りにするそれを他の人にも適用するのよだから、嫌われないようにすることを最優先に行動するからまるで何も考えていない、軽薄な人間みたいに見えるのよ
イズミが、語尾にニャンを付けて話続けてるのもそういうことナノネ嫌われたくないカラ、言われた通りのことを守り続けているのネ
そうよ、そんな下らないことだって、嫌われないために守るのよイズミさんはあなたたちに言われたことを、今までどんなことでも全て受け入れているでしょ
ミナホ姉さんの言う通り、イズミは 真樹と茉莉花のペットになることをあっさり、受け入れた オレに処女を捧げることも それもイズミが考えの足りない馬鹿な娘だからではなく 自分で判断するということがない人生を歩んで来たしかも、人に拒絶されることを、心底怖がっている娘だからだ 今のイズミは、真樹やオレに嫌われたくないということが一番大切でだから、ニャンニャン言っていることさえ、必死に続けているのか
イズミさんは今のままなら、二流の人間で終わると思うわお祖父様やご両親の後ろ盾があるから、プロの声楽家やオペラ歌手にはなれるかもしれないけれど一流には届かないでしょうねせいぜい二流のオペラ歌手かお祖父様やご両親のコネクションで、どこかの音楽学校の先生になるとか、何かしらの音楽関係のお仕事には就くことになるんでしょうけれど
ミナホ姉さんの言葉をイズミは、黙って聞いている
さてわたしは、わたしがイズミさんについて思ったことを好き勝手に話させてもらったけれどイズミさんは、どう思うのかしらイズミさん自身の現在について
ミナホ姉さんは、イズミを見る
わたしは正直、ちょっと何をどうしたらよいのか、判りませんですニャン
それでもイズミは、語尾にニャンを付けることを止めない
ただわたしは、公くんさんが怖いですニャン本当はとっても怖いって、思ってます
それは同性愛傾向の強いイズミにとっては、正直な気持ちなんだろうと思う イズミはオレとセックスすることは、本当は嫌なんだ しかもオレが裏の仕事もしていることを知って、ヤバい男だと気づいてしまった だから、オレのことを怖がっている いや、真樹がいないこの場では周りに居る人たち全員が怖いんだろう 明るくて馬鹿な娘のようだったけれど実際は、とても怖がりな娘なんだ
とイズミさんは言っているけれど、あなたはどうする公
ミナホ姉さんは、笑ってオレに尋ねた オレのできることは、いつだって一つしかない
イズミとセックスするよ昼まで
オレの言葉に、イズミはぶるっと体を震わせる
イズミと二人きりで、セックスするとにかく、セックスしてセックスしながら、もう一度イズミがどんな女の子なのか感じてみるよ
全身とペニスで
そうねあなたはそうした方が良いのでしょうね
ミナホ姉さんはオレに微笑んだ
隣の部屋を使いなさいキーはこれよ
オレにホテルの鍵を渡してくれた
ところで公、他にわたしに何かある
オレがミナホ姉さんに頼みたいことは
午後に会う、芸能事務所の子たち特に、オレたちが絶対に手に入れないといけない二人の子についての調査資料が欲しいイズミとセックスした後に読むから
円城まどか、17歳と瀧王子詩織、14歳だっけ
さっきのミナホ姉さんの説明だけでは足りない
詳細な調査資料があるのならデススタープロに行く前に、オレは読んでおかないといけない オレは部屋の中でずっと黙ったまま控えている少女を見る 黒瀬安寿を
黒瀬安寿の調査資料も
黒瀬安寿がスッと顔を上げて、オレを見る そうオレは 一昨日に、黒瀬安寿を石上瑞希から取り上げてオレの警護役にしているけれど 彼女のことも、まだきちんと知ろうとしていない ミナホ姉さんや翔姉ちゃんが何も言わないということは香月セキュリティサービスの調査では、問題の無い娘だと判明しているんだろうけれど オレは彼女についても、もっと知っておく必要がある
判ったわ用意しておくわ
ミナホ姉さんは、満足そうに笑った だからオレの答えは正解だったんだと思う
あのわたくしのことは良いんですか
木下さんが、あれれという顔をしてオレを見る 確かにオレは木下さんのバンバルビー以前の過去について何も知らない
木下さんのことはそのうち、時間を作って、まとめて木下さん自身から聞きます
木下さんの過去は波瀾万丈の長編ドラマな気がする 調査報告書とか読んだぐらいでは、何も判らないだろう
あそういうことですか了解でーすそれなら、わたしの処女を差し上げる時に、ついでにお話ししまーす!
木下さんは明るく、そう言った
やっと再開できました
体調が良くなかったり、家の問題があったり書けない時は、本当に書けないですね
でも、それ以上にもう一度イズミという女の子について考えないと続きが書けないと思いました
物語の展開としては、ここでイズミとのセックスにならないといけないことは判っていたのですが
猛暑が続きますが、頑張っていきましょう