あ、モモカももちろんOKですですけど
心配そうに、3人はオレを見る
いやいやいやそうじゃなくって部屋の外に居る美里を呼んでくれよ
美里はこの休憩室の隣のパン工房で愛やミタマと一緒に片付けをしてくれているはずだ
美里もお前たちと同じ娼婦候補生なんだから美里も、この場に呼んでやりたいんだ
オレとのセックスを通して、この3人がこんなに仲良くなっていっているのだから 美里も、ここに参加させたい 美里が、この子たちに気を遣って席を外してくれたことは判っているけれど ここまできたら、美里とこの3人がさらに親睦を深めるところまで持っていきたい
でも、黒森くん大丈夫
うん、かなりくたびれているみたいに見えるわ
少し休んでからの方がよくないですか
オレの様子を見て、3人の美少女たちは言う
いや、今じゃないとお前たちの身体に、オレとのセックスの余韻が残っているうちに
この3人の前で、美里ともセックスすることで仲間意識をさらに強めることができるはずだ
だから、美里を呼んで来てくれオレ、ちょっと今、ここから動けないから
オレの言葉に、希美たちは困惑している
ご無理をしてはいけませんわ
暗闇の中から声がした
機会はこれからも巡ってまいります先ほどの公様がおっしゃっていた通りまたの機会にすればいいんですわ
今の今まで、ぼんやりとした闇としか認識できなかった空間に 月子がスーッと浮かんでくる
あれ、いつからそこに
希美が驚く
いえ、違うわよ希美さんこの人、ずっと居たはずよ
あ、そうですよねそう言えば、この部屋の中にいらっしゃいましたよね
白旗さんとモモカの言う通りだ 月子はずっと、この休憩室に居たんだ いつの間にか、存在を全く感知できなくなっていたけれど
はい、わたくしたちはずっと、こちらで皆様が愛し合われる様子を拝見させていただいておりました
そうだわたしたち
皆様大変、可愛らしかったですわ
月子の周囲の闇がシュワワワッと溶けていく 月子だけじゃない ドリィ・ルゥとアナ・ルゥキョーコさんが東南アジアから連れて来た少女暗殺者の姉妹と アーニャも、この部屋に居た オレたちは、いつからこの子たちの存在を忘れてしまっていたんだ
全て、わたくしがいたしましたことですわ
月子の巫女の力 オレと希美、白旗さん、モモカがセックスに集中できるように オレたちの感覚から、自分たちの気配を消していたのか
公様は、ご自分のお身体をもっと大切になさるべきですこの状況でお声をかけられば美里様がお困りになられますわ
オレにセックスしようと命じられれば、美里は断れない 疲れ切っているオレを何とか奮い立たせようと、美里に無理をさせることになるか
そうです今という機会に全てを達成する必要はないのですまた次の機会だって構わないはずですわ
月子はオレの心を読んで、言う
公様は、時々、無理をなさってでも先に進まれようとなさる傾向がありますそれはそろそろ、ご自重なさって下さいませ
ああ、オレは確かに、結果を出すのを急ぎすぎているかもしれない
そうだなオレが間違っていたよゴメン
オレは月子に謝る
ご理解いただけて嬉しいですわ少々お待ち下さい
月子は、休憩室のドアをガチャリと開け パン工房の中の克子姉を呼ぶ
あら、終わったの
克子姉が、笑顔で休憩室に戻って来る
あはい、あたしたち1回ずつ
エッチしていただきました
い、イカせてもらったわ中出しもされたけれど
希美、モモカ、白旗さんは克子姉にそう答える
それで気持ち良かったの
克子姉は、3人の娼婦候補生たちに尋ねる
そ、それはもう
とっても良かったです
口惜しいけれど
3人の即答に、克子姉は 優しく微笑んだ
あんまり、研修で習ったことは活かせなかったんですけれど
黒森公様にしていただくばかりで
白旗さん、モモカ、希美は正直に言う
しょうがないわよまだ慣れていないんだから気にしなくて良いわ
娼館のオープンは、もうすぐですし
早く、エッチにも慣れないといけないですよね
心配そうな表情の3人に、克子姉は
いいのよあなたたちが新人だっていうことは、お客様たちもご存知なんだからむしろ、最初から完璧な娼婦なんて、初々しさがなくてお客様に避けられてしまうわ
今まで研修で色々とセックスの技術的なことを教えてきたけれどそれだけをマスターしてもダメなのよ打算的な仕事として割り切ったセックスしかできない娼婦にしかならないからそういう子は高く売れないのよ判る
あたしの娼館は高級娼館なのよそれも、この国で一番の上流階級の方々を顧客にしているの皆様、地位もお金も権力も充分以上にお持ちになられているのよセックスの相手をしてくれるだけの若くて綺麗な娘には不自由なさっていないわお金さえ貰えたら、どんなことでもする女の子は幾らでもいるんだから
むしろお金目当てで、打算的に近付いて来る子にあの方たちは飽きていらっしゃるのよそういう子たちは、もういらないのよだから、あたしたちは普通の娼婦とは違うサービスができないといけないのよ
普通とは違うって、どういうことですか
3人を代表して希美が尋ねる
さあ、それはあなたたち1人1人が、自分で考えて身に付けることだと思うわただセックスが上手いだけの娼婦じゃ、ダメなんだっていうことだけ判っていて高級娼婦は、まず何よりも魅力的な女の子でなければならないのよブッちゃけるとセックスの技巧なんて、そんなに重要ではないのよそんなことより、あの子と一緒に居ると自分も元気になるとか青春時代を思い出せて楽しいとか感じていただくことの方が大事よそういう能力のある子でないと、あたしたちのお客様に大金を支払っていただくことは不可能なのよ
克子姉は、そう言うとオレを見て
この子はセックスの技術は、そんなに上手くないのよホントのことを言うと
え、黒森くん上手ですよ
ええ、あたしもイカせていただきましたし
あたしも、気持ち良かったわよ
3人の娼婦候補生たちは、驚いて言う
それは技術とは別の話よこの子にはナンパ師が女に使うセックスの技みたいにものは全然教えてないのホントは色々あるのよ、アダルトビデオ男優が使っているセックスの妙技とか女を悦ばせるテクニックがね
でも、そういうテクニックばかりを身に付けるとセックスの質が悪くなるのよ相手のことをちゃんと感じないで手癖で、テキトーに技術を駆使するようになっちゃうから気持ち良いけれど、満足感の足りないセックスになっちゃうの肉体的には性欲が満たされるけれどそれ以外の気持ちは、何も満たされないっていうか心の充足の無いセックスになっちゃうのよね