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なんて準備をしていると前に参加した波と同じくモンスターが現れた。

毎度おなじみ、ボスが出て来るまでの辛抱じゃぞ! みんな! 前回と同じく、しっかりと戦うのじゃ!』

前回は参加してないけど、まあ気持ちはわかる。

俺もやっと戦える!

で、出てきたモンスターの名前を確認。

次元ノサハギン

次元ノ怪魚

次元ノカジキ

どれも水棲系のモンスターが出てきたようだ。

ふ、船にモンスターが乗り込んで来た!』

急いで殲滅するのじゃ! Aの6とBの5とAの1に黒い島今回の破壊目標が設置されたのじゃ。モンスターの方は海から無数に湧き出しておる。出現数は前回の比では無い様じゃ! みんな気張るのじゃ!』

バシャッと海中から次元ノサハギンが飛び出して甲板に乗り込んで来る。

負けませんよ! しぇりるさんと絆さんはバリスタと大砲で海中のモンスターを殲滅して居てください

俺としぇりるは親指を立てて、バリスタで海中にいる次元ノ怪魚と次元ノカジキ目掛けて、バリスタを乱射する仕事を始める。

すぐに矢が射出される音が響く。

ペックル共は投網と機雷を海に投げ込めー! モンスター共を少しでも減らしてみんなの手助けをするんだー!

俺の指示に従ってペックル共が海中に投網と機雷を投げ落とし始める。

金に物を言わせた物量を俺達の船は積んである。

拙者もやるでござるよ

闇影が相変わらずのドレインを硝子が戦う次元ノサハギンにぶちかます。

バシっと良い感じの効果音がして、次元ノサハギンは一撃で息の根が止まる。

闇影も手ごたえの無さに首を傾げている。

巨大ペックル船で高速で動きまわりながらバリスタや大砲を乱射する俺達に次元ノサハギンや次元ノカジキは狙いを絞り、群がってくる。

ヘイトを集め過ぎましたね

甲板に無数のサハギンが現れ、硝子と闇影、紡が防衛する為に構える。

そこにクリスとブレイブペックルが筆頭となったペックル部隊が乱入して甲板は乱戦となる。

俺に狙いを絞った次元ノサハギンの群れが突撃してくるのをケルベロススローターで迎撃しようとした所で、ブレイブペックルが前に立ちはだかり、盾でサハギン達の猛攻を受け止める。

負けないペンよ!

クリスが回転しながらサハギンに突撃して、フリッパーでコンボを繰り返す。

うわ、地味に動きが良いな。

開拓の七つ道具を使用した攻撃コンボがある意味綺麗に、サハギン達を蹂躙して行く。

さすがはペックル。海の生物って事なのか?

NPCがこれだけ活躍してくれるなら、今回の波は楽勝だな。

闇影の威力やペックル達の動きから早くも勝利を確信した所でオープンチャットが聞こえてきた。

敵を倒す前に敵が湧いてきて!』

うわぁああああーーー! ゴボゴボゴボ』

こちらEの3。風が強くて船が転覆した。誰か助けてくれ!』

救援に行きたいけど船が上手く動かなくて無理だ!』

そんな声が結構聞こえてくる。

あっれー?

これって結構やばいんじゃないか?

まあ今回は船上戦闘スキルや舵スキルが必要になる。

そしてそれ等のスキルを波に挑む全プレイヤーに求めるのは酷だ。

特に舵スキルは移動する為のスキルなので、これが無いと移動するのも難しい。

これは思った以上にきつい戦いになるかもしれないな。

最後のは無視する。

少なくとも俺のペックルではないしな。

絆さん、右隣の船の方々が助けを求めているので行っても良いでしょうか?

確かに右隣の船は船上戦闘も舵も無さそうなメンツで困っている。

無視していると壊滅して流れてきそうだ。

何よりこちらは闇影と俺達で十分削れ切れている。

わかった。動きがあるまで周囲の援護していてくれ

そう硝子は頷くと船の縁を蹴って右隣の船に飛び移った。

俺達の船の方が大きいので見えるが、着地と同時に次元ノサハギンを一匹仕留めている。

じゃあ私は左の助けに行くね

紡も反対側へ硝子と同じ様に飛んで行った。

こちらは確認するまでもなく蹴散らしてくれるだろう。

前進する

しぇりるが突然船を進ませ始めた。

いや、硝子達が今さっき飛んでいったばかりなんだが。

硝子殿達はどうするでござる? サークルドレインでござる!

このままだと圧迫される

そう言われて周囲を眺める。

地面と違って船ばかりの光景だが、至る所に船があり、そして戦闘を繰り返している。

中には船が転覆して海に落とされている者までいるな。

これが地上であれば連携をして敵の進行をなんとか出来るんだろうが、如何せん敵は海中からやってくる訳で、中々にぐだぐだな状況になりつつある。

お、素潜りして海中で戦闘している奴がいた。

特殊な戦場だが、スキル相性の良いプレイヤーもいるみたいだ。

しかしそれでも周囲を見る限り、しぇりるの言う通り動けなくなる前に進んだ方が良い。

そうだな。まともに少なくとも動ける程度までは前進しよう

そうして船を前進させながら、俺はパーティー会話に切り替える。

硝子、紡、このままだと船が動けなくなるから、船を前進させる。船から船に飛び移って適当に蹴散らして移動してくれ。合流はそっちの判断に任せる』

わかりました!』

了解ー!』

幸いな事に俺達の船は目立つ。

近場に船が並んでいる現状なら、それ等を足場にして合流する事も可能だろう。

次元の白鯨

むう硝子殿と紡殿、かっこいいでござる!

闇影、お前は船の護衛な

わ、わかっているでござるよ

闇影が硝子達に羨望の眼差しを向けている。

飛んで移動する感じは忍者に通じる物があるからだろう。

とはいえ、闇影まで消えると俺達の戦力的に厳しいので残ってもらわないと困るんだ。

おっと、フィールドチャットで報告しておかないとな。

こちらEの3じゃなくてDの3。Eの3からパーティーメンバーを左右へ一名ずつ救援に向かわせた。困っている人はディメンションウェーブ対策委員会』のギルドメンバーに助けを求めてくれ』

いや、一人来た位じゃあー、助かる。扇子の着物の子が敵を倒してくれた』

こちらは鎌の子が』

別行動を始めてそんなに経っていないのにもう活躍してやがる。

まあ敵単体の強さは低めに設定されているのは運営の良心か。

きっと特殊なマップだから必要なスキルを揃えている人からすれば難易度は低めなんだろう。

逆にスキルが揃っていないと厳しいんだろうが。

なんてやっている間も敵が大量に海面から飛び乗ってくる。

それ等の攻撃を受け止めてくれるブレイブペックルと攻撃するクリス。