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ではみんな行くぞー!

イー!

らじゃー!

やっふー!

みんなテンション高いなーって感じでみんな魔王軍に向かって突撃していく。

拙者も行くでござるよ!

スタタタタと忍者スタイルで闇影が前線に向かって走っていくので俺も後を追う。

やっぱ闇影の方が能力値が高いな。

徐々に距離が離されていく。前線組も足が速い。

なんかこれだけで強さに差があるのがわかるな。

俺が首を傾げた直後にドバァ! っと前線で大きな水柱が巻き起こり、リーダー格の奴が打ち上げられる。

うわぁああああああああああああ!? なんだなんだ!?

驚きすぎて目を回しているのが一目でわかるぞ。

で、その少し離れた所でガチンと水で形作られたトラばさみに足を挟まれてすっころぶプレイヤーが続出。

わ、罠だー!?

アリだー!

酸だー!

おい、便乗してネタを仕込むな。

蟻も酸も出てきてないだろ。

多分ロマンシングなサーガとか地球を防衛するゲームが元ネタだろうが咄嗟に出てくるとかある意味感心するぞ。

闇影もハッと振り返って周囲の惨状に目を向ける。

戦場に罠だと!? 一体どうなってんだ!?

罠を解除していくぞ!

って感じで前線組の連中は罠にかかっても罠自体を攻撃して破壊したりして進もうとするのだが、徐々に罠に掛かった人が増えて行き、最前線にたどり着いている人はまばらになってしまっている。

連携も何も罠に注意しなきゃまともに戦えたもんじゃないぞ。

でだ俺は道中で罠に掛かっている前線組の連中の罠を解除して送り出すように動いた。

闇影の方は驚きの表情を浮かべていたけれどすぐに我に返って前線に向かった。

どこに罠があるかわかったもんじゃない! 解除系技能なんて持ってないぞ!

いつも解除してくれるメンバーが別フィールドな件

くっそ、動き辛い!

サンキュー釣りマスター!

なんて感じで前線組の連中が困っている所を助けて礼を言われる。

で、俺や闇影がなんで罠に掛からないかというと カニ籠漁の副産物で熟練度を稼いだ罠技能がこんな所で役立つとはな。

罠技能をオンにすると薄っすらとどこに罠があるのか見えるのだ。

バーストサンダーレインでござるー!

とまあ、なんか出てくる魔物コールドマーマンやエレクトロオクトパス、ブラックシーホース、ウォーターサラマンダーとか水系の魔物が目白押しで罠を無視して攻撃してくるのを闇影は雷魔法を唱えて範囲殲滅していく。

ただ、闇影だけではカバーしきれないので前線は徐々に後退気味だ。

罠技能を持っている奴は戦場の罠を片っ端から解除してくれ! じゃないとまともに戦えん!

前線組のレンジャー以外が見えない罠に四苦八苦しながら戦っている中で罠の解除を命じられて戦場にいる技能持ちは周囲の罠の解除に走る。

ただこの罠プレイヤーが使う類の罠じゃなくて魔法要素が多分に混ざっている。

解除すると弾けて消滅するんだ。

必要罠技能は6くらいからって所で、ギリギリだと罠は見えても解除に時間が掛かるぞ。

楽な罠はトラばさみとかだな。

弓矢ではさみを狙えば誤作動で無力化できる。

何が幸いするか全くわからないでござる!

カニ漁のおかげで闇影も罠技能の習得条件は満たしているしな。

しかも技能をオフにしても罠単体は見えるくらいに目は養えているっぽい。

ギョオオオオ!

っとコールドマーマンが飛び掛かってくる。

その攻撃をブレイブペックルが受け止める。その隙を逃さず俺は冷凍包丁で切りつける。

ザリュっといい効果音としぶきが発生し、コールドマーマンを一刀両断。

相変わらず良い切れ味だ。

ペペーン!

ブラックシーホースは墨を吐きつけて盲目の状態異常をバラまくらしく、クリスがそこに距離を取りながら冠からハンマーを取り出して、戦士と僧侶ペックルを連れて殴りかかっている。

戦場は混乱しつつあるが徐々に持ち直して5まで前線が進軍したんだが、6の方からなんか湿原なのに津波が戦場を押し流すように一列となって流れ込んでくる。

津波だ! みんな注意しろ!

いや、注意しろって言われてもよー!

うおおおおお!?

ザッバーンっと津波に対する対策をしていなかった俺は3まで押し流されてしまった。

どんな戦場ギミックだよ面倒臭い! 引き潮とかある訳でもなく消えるし。

みんなペックルに捕まって流れに乗れば流されにくくなるぞ!

いやそんなことを咄嗟に出来るか! どんなアクロバットだ。

ペックル達にオートで指示を出せばいいのか?

とブレイブペックルとクリスを見る。

まだ言ってるのか!

しかも雨が降り始め止んだ。

負けるな! どれだけ押されてももう罠は無い。敵の動きはそこまで脅威じゃないぞ!

と、リーダー格が各々激励の言葉を出している。

が気づいた。

罠が復活してる! 気を付けろ!

雨が降った直後に戦場に無数に罠が復活して戦っていた連中の動きを拘束させる。

ぐあ!?

うぐそんな

動けない所にモンスターの攻撃を受けて前線組の連中に戦闘不能者が出始める。

セーブポイントこの場合は戦場へと入るミカカゲの入国関所前辺りがそれなんだけどそこへと行ってしまった。

復帰するのに少し時間が掛かるぞ。

これは厄介極まりないでござるよ防衛線が瓦解するのも時間の問題でござる

ああ瓦解した連中が戻ってくるまで時間稼ぎをするぞ!

闇影と一緒に瓦解した前線の一部に埋まるように俺達は陣形を組んで魔王軍の進軍を引き留めて前線組が戻ってくるまでの時間稼ぎを行う。

俺に関して言えばペックル達のおかげで辛うじて戦えているって状況だ。

徐々にシールドエネルギーを削られて本体のエネルギーが削られ始めてきた。

俺は硝子達みたいに運動神経良いわけじゃないからな咄嗟の判断は厳しい。

くっ厳しいか

苛立ってきたペン

撤退を考えるかと思った所で、ブレイブペックルの様子がおかしくなってきた。

ヤバイ、まさかストレスゲージが一定値を超えてしまったか?

戦闘でのストレス増加はアクセサリーもあってかなり緩やかだから大丈夫かと思っていたんだが、と思ってブレイブペックルのステータスを確認するのだけどストレスゲージはまだ24%程度だ。

ぶちのめすペン! ペエエエエエ

と、ブレイブペックルが形状変化してラースペングー化した。

ヤバイ! まさかこんな所で暴走なんてするのか!?

敵に突撃したラースペングーの周囲に炎が噴き出し、周囲を焼き飛ばす。

それだけで進軍していた魔王軍の魔物どもが薙ぎ払われた。