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って感じでヌシが釣られてしまったのでそのままフィーバータイムが切れるまで俺と硝子は釣りを続け、帰ったのだった。

第二都市に戻った俺達。

ここは前に来たときと同じくあんまり代わり映えしないな

そうですね。前来た時より人は減って居ますね

まあ、なんだかんだ第三都市カルミラやミカカゲがあるからここを拠点にするプレイヤーの数は必然的に減るのは当然か。

それでも第二都市を拠点にして居るプレイヤーとかも居るっぽいけどな。

えっと紡と闇影が泊まって居るのは前に泊まった宿だったか

第二都市の夜景と川を見ながら、前に泊まった宿を記憶を頼りに探す。

釣りをするにしても合流してからですよ

分かってるって

常闇ノ森でそこまで釣りが出来なかったからと安全な所で釣りをするのも良いとは思うけどな。

カニ籠を設置するのは忘れないぞ。

ここはアユやヤマメとか釣れるんだ。今はもう俺も料理できるからアユの塩焼きとか出来たてで出せるぞ

懐かしいですね。後で釣っていただくのも良いかもしれません

ああ。ぶっちゃけ余り食欲をそそらない魚ばかり釣れちゃったもんな

闇属性が多い魚ばかりなんで普通の魚のありがたみって奴だ。

なんて雑談をしながら宿に入ると紡が俺達を見つけて声を掛けてきた。

あ、お兄ちゃん達おかえり。予定通り帰ってきたんだね

手短にって決めてたからな

で、結果はどうだった?

硝子がやり遂げたぜ!

親指を立てて硝子がヌシを釣り上げた事を報告してやる。

ふふふ俺の弟子は着実に成長しているぞ。

なんでお兄ちゃんがそこまで胸を張ってるかよく分からないけど、硝子さんやったね!

絆さんの誰かを祝える所は美徳ですね

後はアップデートで追加されたのかダークサーモンって言う魚が釣れたぞ

ニュッとアイテム欄から取り出して紡に見せつける。

わ、真っ黒な鮭だね。美味しいの?

さてな。身も黒っぽいから食べるとしても食べづらいな

悪くなっている魚っぽいというか色々と勇気が要る食材なのは間違い無い。

かなり珍しい魚みたいです

なるほどなるほど、ヌシは釣れなくてもお兄ちゃん的に妥協出来る範囲だったって事だね

そんで闇影はもう寝てるのか?

ううん。闇ちゃんは散歩してくるって出かけてったよ

ほう

寝るのが早かったり、その癖夜遅くまで起きてたり闇影は気まぐれだな。

まあ、まだそこまで夜は更けてないから寝る前の散歩って事なのかも知れないけどな。

で、紡さんは一体どうしてこんな所に?

あ、うん。タイミング的に凄く丁度良かったんだ。お兄ちゃん達と闇ちゃんに連絡をしようと思ってた所なの。闇ちゃんに連絡してと、闇ちゃん闇ちゃん。お兄ちゃん達帰ってきた。ちょっと用事あるから帰ってきてー

と、紡が闇影にチャットを飛ばして呼び寄せている。

臨公広場

私も友人からの連絡とアルトさんからの話を聞いた所なんだけどね。急いでカルミラ島に戻ろう? 領地帰還を使えばすぐに戻れるし

何があるんだよ

先に話すより、私に付いてきた方が面白いと思うよ

なんだかよくわからんが紡がいたずらをする時と同じ顔をしている。

きっと面白い話を聞いて確かめに行くって所なのだろう。

いたずらをするような話でしたら出来たら断りたいのですが

そんなんじゃ無いから大丈夫。むしろ私とお兄ちゃんだからこそやらなきゃいけない事って話でもあるから

なんだかよく分からんが今すぐやらなきゃいけないのか? 出来たら寝るまで第二都市の川で釣りをしていたかったんだが

うん。今すぐやらないと機会を逃しちゃう

急遽しなきゃいけない面白い事ね一体何なんだ?

気になるけど、この流れで本当に面白かった事って少ないんだよな。

絆殿達が帰ってきたでござるな

ああ、闇影も戻ったか

闇影が帰ってきて俺達に声を掛けてきた。

宿をキャンセルしてカルミラ島に戻るよー

一体どうしたでござる?

ちょっとね。闇ちゃんと硝子さんがどうしてもここに泊まりたいっていうなら止めないけど

硝子と闇影は良くて俺は絶対参加かなんかどういったネタが来るのか方向性がわかるような気がしてきた。

そこまでじゃないですよ。事前に知るより現場を見た方が面白いという話ですね。で、いたずらではないと

一体なんでござるか? 訳がわからないでござるよ

良いから良いから、お兄ちゃん! GOGO!

硝子の予定が大幅にずれかねないっていうのに、一体どんなドッキリが待ちかねて居るのかね。

と、俺達は領地帰還ノ書を使ってカルミラ島の城へと一瞬で移動した。

よーし、城に戻ってきたー。お兄ちゃん、こっちこっち

城に戻った紡は足早に俺達を手招きして島の商業地区へと連れて行く。

するとそこはカニバイキング店が見える道路でアルトが待っていた。

やあ、早速戻ってきたね

アルトさん、ありがとう

どうって事は無いさ

なんだ? アルトまで一枚噛んでるのか? 怪しさが激しく増していくぞ

心外な僕が何でも裏があると思ったら大間違いだよ

違うのか? っとみんな揃ってアルトに視線を向ける。

アルトの場合、今までやってきた事がな。

オホン。確かにいろんな話に一枚噛んでいるし、絆くんの稼いだ財産で色々と事業をしている僕だけど、今回の件は直接関わっていないって事だけは断言させてもらうよ

ここまで断言するならそうなんだろう。

直接関わってないって所も気になるが。

アルトがそこまで言い切るのも珍しいな

紡くんの事だから知らせずに来たんだろうと思っていたけどねおっと、話をしようと思ったらなんとやらだ

サッと紡が俺達を前に出ないように遮りながらカニバイキングの店先を静かに指さす。

夜だから少し遠いんだけどな。

見つからないようにね

だから何なんだよ

と言いつつ俺は紡が指さした先にいる人物を確認する。

あの人物は奏姉さん?

最近見かけないなと思っていたが、割と近い場所に居たのか。

はー

食った食ったとばかりに奏姉さんが腹を摩りながら歩いて行く。

うん、なんとも言えない姿だ。

姉が娯楽に興じている姿なんてリアルで嫌という程、見た事があるんだがまあカニ食い放題はちょっと楽しいよな。

後を追うよ

アレって奏姉さんだろ? 姉さんがどうしたんだ?

随分と久しぶりな気はするけど時々連絡はしているんだよな。

この前の魔王軍戦前にも少し話をした。

奏姉さんって自身のコミュニティというか繋がりに干渉されるのを嫌がるタイプだから、姉だとしてもその仲間達にフレンドリーに応答はしないよう心がけている。