おめでとうございます! 十二の唯一スキルの一つ・狩猟具を取得したプレイヤーが現れました!』
って全体チャットが流れた。
うわこのスキル、相当ゲーム内で重要そうなスキルなんだな。
びっくりしましたね。いきなり全体で放送されましたよ』
そうだな。プレイヤー名が表示されなくてよかった』
目立ちたくないとかそんな話だけど、こういくら島主でも限度があるとかキレられそうな案件だ。
まさか全体放送で流されるとは思いもしなかったぞ。
大昔のMMORPGでは超高難度アイテムを作成したプレイヤーやギルドがゲームのシステムに晒上げにされるなんて事もあったそうなので、少し不安だったんだよな、
幸い取得プレイヤーが現れた程度に収まっている様だ。
何にしてもスキルを再度チェックだ。
フィッシングマスタリーや解体技能、トラップマスタリー等、今まで俺が重点的に習得していたスキルが軒並み消失していて再習得の条件が一部満たせなくなっている。
けれど釣り竿の補正とかその辺りは感覚的には全く変わらない。
むしろより明確に使えるような気がする。
そもそも今の俺だと装備するのにエネルギー以外に技能が必要な装備も外れずに装備出来ているので問題は全くない。
ハイディング・ハント
さて専用スロットという項目を確認する。
狩猟具武器スロット
武器/初心者用狩猟具
■
説明/ユニークスキル、狩猟具を取得した者に贈られる初心者用特殊武器。
特殊な力で該当の武器を連結させる力を持つ。
単純に装備武器枠が増えてる? どういう事だ?
そう思って道具欄から出現させるとガラス玉みたいな代物が出現した。
これが狩猟具? と思って握る。
該当武器をセットしてください。
すると所持している武器の一覧が出現した。
解体武器と釣り竿、それと弓が入れられるっぽい。
ほかにも入るのかもしれないけど俺が今道具枠で持っている物はそこまでないな。
ツルハシやドリルは入らない。
掘削だから当然か。
あ、狩猟具マニュアルって道具も道具欄にある。
説明は大事だよな。
狩猟具は狩猟に該当する武器を狩猟具と呼ばれるコアにセットする事で即座に変化させて戦うことができます。
武器の持ち替えをする際の隙を無くし、スキルを意識することで該当するスキルへと武器変更が可能です。
素早く武器を変えることで、今まで繋がらなかったスキルが即座に放てます。
あれか。
釣り竿から解体武器に態々持ち替えなくてもスキルが使えるようになるって感じの武器みたいだ。
とりあえずセットして見て試し打ちするのが良いな。
俺はスロット部分をチェックして武奈伎骨の釣り竿と青鮫の冷凍包丁<盗賊の罪人>を入れてあ、同じカテゴリーの武器は重複で入らないっぽい。
釣り竿、釣り竿、釣り竿みたいに入れられないのか。
ちょっと使い勝手が悪いな。
敵によって同じ武器種でも持ち替えとか必要になるだろうに。
まあシステム面に文句を言っても始まらない。
あ、エネルギーブレイドが装備に入れられる。
重複しているような気がするけど問題ないみたいだ。
ややガバガバな感じだな。
初心者用狩猟具
■武奈伎骨の釣り竿
■青鮫の冷凍包丁<盗賊の罪人>
■高密度強化エネルギーブレイドアタッチメントⅤ
とりあえずこんな感じか?
よし
っと思っているとガラス玉が釣り竿に変化した。
俺が所持している釣り竿のリール部分にガラス玉が嵌っている。
変化したギミックって事かな?
性能が変化したっぽいけど
適度に振るって確認するが素振りじゃよくわからないか。
ただ、フィッシングマスタリーが無いのに使えるので問題はないはず。
ヘイト&ルアー
スキルを空撃ちして確認スキルは初期化されてないので取得すれば使える。
からのクレーバー
スーッと飛んで行ったルアーが壁に当たった所で消えて武器がフッと形状が冷凍包丁になってクレーバーが放たれる。
こんな感じなのかちょっと癖はあるけど即座に別のスキルを放てるのは確かに優秀かもしれない。
問題はチャージスキルとかはどうなんだ?
釣り竿に武器チェンジで戻してブラッドフラワーを意識する。
すると釣り竿状態でチャージが始まった。
おお別武器を使用しながらチャージが出来るのかこれは便利かもしれない。ヘイト&ルアー
で、釣り竿のヘイト&ルアーもしっかりと発動して飛んでいく。
ブラッドフラワー!
直後にブラッドフラワーを放つとほぼノーアクションで武器が即座に変化してブラッドフラワーのモーションが発生したぞ。
中々隙が無い構成のようだ。
一番の問題はこれって硝子や紡みたいな反射神経が優れた人が使った方がより効率的な運用ができるって事だよな。
後は戦闘スキルか。
使えるスキルはハイディング・ハント?
するとフッと俺の姿が半透明になった。
んーこのエフェクトって隠れた的な感じだろうか?
狩猟だから獲物に気づかれないようにするって事だろう。
まあ、初歩スキルってこんなもんかな?
隠蔽系のスキルや魔法は闇影が使っているからあるのは知ってる。
あ、そういえば硝子とまだ話をしている途中だった。
検証の為に意識の外にしてた。
持ち替えの隙が無くなるスロット武器って要素みたい』
中々便利なのではないですか? 片方の手でそれぞれ持つのとは別に使えるという事ですよね』
ただ、問題として俺よりも他の人が使った方が有用だったかもしれない』
先着1名の特殊スキルを俺が取っちゃって申し訳ない気持ちにもなる。
こう周囲への期待とか、イベント時に絶対に活躍しなきゃいけない重圧みたいなものを感じてしまうな。
取得が大変なものですし、気にしたって意味はないと私は思いますよ。とにかく、明日からの活動が楽しみになりましたね』
そうだな。夜に悪かったな』
いえ、むしろ直接絆さんの部屋に行けばよかったです』
それを言ったらしょうがない。たまたま見つけてちょっと相談って感じだった訳だし。
皆さんに声を掛けましょうか?』
闇影も寝てるし、明日で良いよ。そう騒ぐ物じゃないって』
精々検証として港辺りに夜釣りに行くとかするのが良いかな。
そうですか?』
ああ、という訳で悪かったな。硝子。ゆっくり休んでてくれ』
いえいえ、相談してくれてありがとうございます。では失礼しますね』
って感じで硝子とのチャットを終えた。
さてとちょっと検証の夜釣りにでも行くか