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じゃあ、あたしは

なにやらひそひそと交わされる言葉に、目を開いたOlの視界に映ったのは白く伸びる足だった。

それを辿って根元の方を見れば、彼の股間に群がるように寄り添う四つの顔があった。

何をしている

あ、ご主人様おはよー

おはようございます、お師匠様

おっはよーOlー!

おはよ、ございます、おうるさま

低く唸るように問うと、4種類の挨拶が返ってきた。

4人とも一糸纏わぬ裸身で、それぞれいきり立つOlの一物に舌を這わせていた。

Olの両足の間にマリーが小さな頭を突っ込み、裏筋の辺りを懸命に舐めあげる。

左手にはユニスが陣取り、舌を長く伸ばして玉を撫でる様に愛撫する。

右手にはスピナが首をかしげ、横笛でも吹くかのように竿を軽く食んでいる。

そしてOlの身体と互い違いになるようにリルが翼を広げ、空中からOlの鈴口に舌を這わせていた。

目の前で浮いているので、むっちりとした太ももからそれに挟まれた秘裂、たっぷりとしたボリュームのある乳房まで全部丸見えだ。

あはっ、おっきくなった。やっぱり意識があると反応が違うね。どう、ご主人様? 愛妾4人によるお目覚めフェラは

男なら誰もが羨むであろう体勢ではあるが、複数人による口淫という物はその見た目ほど良いものではない。口淫、というその字句とは裏腹に、実際に快楽を与えるのは手の動きが主なものであり、数人がかりの口淫では手による愛撫はほぼ不可能になるからだ。

が、それは尋常な女によるものの話だ。淫靡を知り尽くし、性技を極めた淫魔の取り仕切るこの宴では少々わけが違った。

ふりふりと形のいい尻と共に振られる尻尾によって4人の身体の動きはまるで一つの生き物のように統制され、Olの肉棒をその4つの唇でしごき、舐め上げ、吸い、むさぼっていた。

くああ、そのまま続けろ

Olは腕を伸ばし、ユニスとスピナの胸を鷲掴みにする。二人はOlが胸を揉み易いように身動ぎして体勢を変えると、リルの指揮の元、一気に攻勢にかかった。

四つの舌がまるで手の指のように協力して動き、Olの肉棒を挟んでしごき上げる。

悪魔のような、というより正に悪魔の技巧によってOlはあっという間に絶頂に導かれた。

抵抗する事無く欲望を解き放ち、四人の娘の顔を白い欲望が汚していく。

で、どうしてこんな事になったんだ

えーとぉ、それぞれがOlを起こそうとしてて

誰がご主人様を起こすかとか、ちゃんと決まってなかったでしょ?

全員が自分が、と主張した結果、リルが全員で起こそう、と提案しまして

みんなで、おこし、ました!

いつの間にそんなに仲が良くなったのか、Olの言葉に少女達は口々に答えた。

はあ、とOlはため息をつき、言った。

では、今日はそれぞれの仕事を割り振るとするか

とりあえず、現在の急務は戦力の確保だ

全員に顔を洗わせ、スピナの作った朝食を胃の中に収めた後、Olは全員を集めてそういった。

過去、魔術協会で講師をしていた時期を思い返しながら、Olは黒板に白墨で文字を書いていく。

最低限の人手と、生活基盤が成り立ったからな。次は、領土を広げる為の戦力を確保せねばならん

以前ユニスがスケルトンやゴブリンの大半を殲滅してしまった上に、魔力も大量に使ってしまったので、現在のOlの迷宮には戦力と呼べるような存在が殆どいなかった。

防衛はユニスがいれば殆ど問題はないだろうが、攻め入るとなると話は別だった。

戦力確保の手段は大きく分けて次の四種類だ。自然発生。契約雇用。魔術創造。悪魔召喚。細かく説明していくぞ

既にこっくりこっくり船を漕ぎ始めているマリーを無視して、Olは続けた。

というか、何でマリーまで集まってるんだ。

まず、自然発生だ。以前リルには軽く説明したが、悪鬼妖魔の類はダンジョンを用意しておくだけで勝手に集まってくる。入り口すぐの所に巣を作ってるゴブリンなんかが良い例だな。こいつらは基本的に、敵ではないが味方でもない。不用意に巣に近づけば襲い掛かってくる。我々の居住区には魔除けの結界が張ってあるからそうそう入ってくることはないが、誤って踏み入れないように気をつけろ。特に、マリーがふらふらしないように見張っていろよ、スピナ

名前を呼ばれ、びくりとマリーが目を覚まし、辺りをきょときょとと見回す。

この自然発生する魔物を管理するのはリルの役目だ。魔物は基本的に悪魔を攻撃しない。その身が肉じゃなく魔力の塊で、餌にはならん事を本能的に知ってるからな。新しい魔物が巣を作りにきたら報告しろ

はーい

やる気があるのかないのか、リルは手を挙げて返事をする。

自然発生の要因となるのは、瘴気と深度、そして部屋の形だ。瘴気が濃ければ濃いほど、深度が深ければ深いほど強力な妖魔が惹きつけられる。部屋の形は好み次第だから、いろんな形の部屋を作っておけ。狭い部屋を好む妖魔もいれば、広い部屋を好むもの、天井の高い部屋を好むもの、水辺を好むもの、さまざまだ

瘴気と深度とは何ですか?

Olの説明が一段落したところでスピナが手を上げ、質問する。

弟子の出来のよさに感心しながら、Olは説明した。

瘴気とは、有体に言えば空気に含まれる魔の濃度の事だ。生き物が死んだり、悪魔が滞在したりしているとこれが濃くなる。瘴気があまりにも濃いと勝手に悪霊が生まれたりするがこれも自然発生の範疇に入るな。深度はそのまま、ダンジョンの深さの事だ。浅い層は瘴気の濃さに限界がある。深ければ深いほど、瘴気は濃くなっていく。今このダンジョンは全3階層まだまだ深くする予定だ

なるほど、と頷くスピナの横で、ユニスが難しい顔をする。どうにか、Olの説明を咀嚼している所らしい。彼女が何とか折り合いをつけた様子なのをみて、Olは次の説明に入った。

二つ目、契約雇用は比較的わかりやすいだろう

というか、わかってもらわないと困る。

自然発生で迷宮に巣を作る妖魔や、迷宮を訪れる者の中には条件次第ではこちらに協力しても良いと考えるものもいる。まあ、ある程度以上の知能を持つものでないと無理だろうが。そういったもの達を、金銭や食料などを対価に味方につける事ができる。大抵の物は金があれば用意できるから、実質金銭だな。これが契約雇用だ

おー、わかりやすい

今度は理解できたようで、ユニスが声を上げた。

まあ、ある意味でユニス自身がこれに近いわけだが。対価は裏切らない事だ。

これは基本的には俺が担当するが、ユニスにも協力をしてもらう。契約を結ぶにも、こちらにある程度の戦力がなければ足元を見られるからな。交渉自体は俺が行うが、傍にいて睨みを利かせてくれればいい

了解!

ユニスは元気よく答えた。今まで何もすることがなかったので嬉しいのだろう。