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俺はお前の身体などどうでもいい。乞い願うのはお前の方だ。お願いですOl様、どうかこの身を犯してください、とな

Olは、土足で踏み躙った。

あまりの屈辱に、あまりの怒りに、Shalは言葉どころか呼吸さえままならない。元々平穏を好む白アールヴであることに加え、彼女は神に仕える僧侶を目指した身の上だ。慈愛に満ち、怒りなどとは無縁であると仲間達は思っていたし、Shal自身もそう思っていた。

それがこの、身を貫くような憎しみ。生まれて初めて味わう感情に、Shalは我を失った。

ああああああっ!!

ベッドから跳ね起きると、拳を振り上げてOlに突進する。激情のままに振り抜かれた細腕は、しかし軽々とOlによって受け止められた。

なるほど、貴様の要求は良くわかった

憎らしいほど落ち着き払った態度でOlはそういうと、Shalの腕を離してくるりと背を向けた。

まずは右腕だ

Olの言葉の意味をはかりかねながらも、不吉な気配を感じ取ってShalの鼓動がどきりと高鳴る。

次に左腕、右足、左足。その後は耳を削ぎ、目を抉り、舌を切り取る。安心しろ、回復魔術をかけながら少しずつ進めてやるから死にはせん。何も出来ぬ肉の塊になったところで、会わせてやろう。お前の愛しい男にな

待って!

ShalはOlに縋りついた。怒りも憎しみも即座に消し飛び、代わりに恐怖が完全に彼女の心を支配している。

お願い、やめてお願い、します。なんでも、しますから

彼女の両目からは涙が溢れていた。少女の脆弱な誓いなど、老獪な魔術師の前ではないも同然だった。

ほう。ならば言う事があるのではないか?

ぐ、とShalは言葉に詰まった。だが、躊躇しているとOlは彼女から興味を失ってしまう。つまらない羽虫でも観察する子供の様な表情で、OlはShalを見ていた。角を持つ甲虫や蝶の様に見ていて面白いものではないが、懸命に飛んでいる間だけなら目を向ける気にはなるそんな感じの表情だ。

おお願いです、Ol様。どうかどう、か、この身をっうう犯して、ください!

ついに、貞淑な白アールヴの僧侶は屈した。

ふむまあいいだろう。ベッドに横たわり、服をたくし上げて脚を開け

特に感慨を見せるでもなく、Olは命じた。おずおずとした動作でShalはベッドに身体を横たえ、震える手で服をたくし上げた。

全部見せろ

下半身だけを露出するように服を上げたShalに、Olは文句をつける。Shalは目の端に涙を浮かべながら、言われた通りにした。脇で引っかかる場所まで服をたくし上げ、彼女の素肌が殆どあらわとなる。

肉感的な黒アールヴの身体に比べ、白アールヴの身体は凹凸に乏しい。ささやかなふくらみと、子供のように毛もひだも無いシンプルなスリットがOlの無遠慮な視線に晒され、Shalはきゅっと身体を縮めた。

Olは言葉も発さずに彼女にのしかかると、濡れてもいない秘裂に己の物を強引に突き入れた。

あああああっ!!

文字通り身を裂く痛みに、Shalは悲鳴を上げた。あまりの痛みに、目からぽろぽろと涙が零れ落ちる。喪失感など感じる暇さえ無かった。

痛みに身をよじり、苦しむShalに構う事無くOlは抽送を繰り返す。

うっ! く、ああ! ぃっ、う、ぐぅぅぅっ!

ベッドのシーツを手の色がなくなるほど強く掴みぼろぼろと涙を流しながら、Shalはそれでもやめてだとか嫌といった言葉を口にしなかった。彼女の口から漏れるのは、ただ苦痛の声のみ。少しでも拒否の姿勢を見せれば、仲間に累が及ぶ事を懸念しているに違いなかった。

口にも表情にも出さないが、その意志の強さにOlは少しだけ感心した。まあ、頃合か。そう胸中で呟き、Shalの悲鳴に紛れさせて小さく呪文を唱える。最初に畏怖を与えるのが目的であって、壊してしまうのは本意ではない。

う、あぁぁあ?

少しずつ痛みが和らぎ、Shalは戸惑ったように目を瞬かせた。

大分濡れてきたな。どんなに嫌がろうと、所詮女はこんなものだ

そんな、わけ

ではこれはなんだ?

Olはわざと音が鳴るように、ぐちゅぐちゅとShalの中をかき混ぜて見せた。

Shalの表情が、絶望に染まる。無理やり穢されるのは死よりも辛く耐え難い事だが、仲間の為を思えば耐えられる。しかし、心を穢されるのは、彼女の許容量を越えていた。

この表情は流石にまずい、とOlは方向転換する。

恥じる事はない。これは自然な事、神が定めた当然の摂理だ

神が?

ああ、とOlは頷く。

俺はお前達四人を一人で倒した。計略は用いはしたが、それでも俺がお前達より強い事は確かな事実だ。そして、女は強い男に惹かれるように身体ができている。心はどうあれ、肉体は嘘をつけぬ。天より与えられたものならば、神がそう定めたと言う他あるまい

勿論、そんなものは大嘘だ。

Shalの秘部が濡れているのは、単に強引な抽送から身を守る為の防御反応に過ぎない。前戯もなしに無理やり貫かれて感じる女などいるわけもなく、ただ強い男に女が惹かれるならば、世の中の男達は苦労しない。

しかし初めて男を知り、事実股間を濡らし痛みも消えているShalにはそれを疑う事は出来なかった。疑えば、自身の心が穢された事を認める事になる。そんな事には耐えられない。だから、ShalはOlのその嘘に縋りついた。

すぐにもっと良くなる

OlはShalに突き入れながら、隠し持った媚薬を彼女の秘核にぬりつけた。いつぞやの、スピナ製作のスライムに原材料として使われたものを、更にOlが改良を加えたものだ。皮膚に塗っても経口でも効果を発揮し、じわじわとその性感と興奮を盛り上げる。

んふ、ぁ

程なくして、Shalは甘い声をあげはじめた。

いや、こんな嘘嘘です

自分の身体を走る感覚に戸惑い、必死に否定する。

嘘ではない。言っただろう、お前の身体は俺に惹かれ、既に受け入れているのだ。だが、心まで許せとは言わん

意外な言葉に、Shalは思わずOlの顔を見上げた。

心はお前のものだ。差し出すのは身体だけで良い。神の御業をたっぷりと味わうがいい

そう言うと、OlはShalの淫核を攻めながら奥を突いた。傷はすっかり癒え、媚薬で火照った彼女の身体はその快楽を従順に受け入れた。

ふぁぁあぁぁぁっ! ふぁ、はぁぁんっ

心は許さなくていい。その言葉に、Shalの苦痛は大分減じた。

認識と言うものは、変化に過敏だ。それは何も五感に限った話ではない。

ナジャはゆっくりとした変化で視覚と記憶を騙したが、Shalは逆に感情を一気に底まで落とし、そこから快楽と許しでじわじわと上げる事により、まるでOlが彼女に幸福を与えているかのような錯覚を得ていた。

さぁ、行くぞ。強い男の精を子宮で受け止める事は、女としての何よりの喜びだ。全身を喜びと快感が突きぬけ、お前を幸福へと導くだろう。出すぞっ!