あす、すみません!その、すごく気持ちよくて
夢中になってOlの舌を吸っていたナギアはようやく我に返り、慌ててOlから飛び退いた。
俺は逃げたりせん。そうがっつくな
苦笑するOlに、ナギアは耳まで真っ赤に染めた。
とりあえず最低限の魔力は腹に収めた。後はフォリオを籠絡せねば、と視線を向けようとするOlの服の裾を、ナギアがくいと引く。
彼女は何やら物言いたげな表情で、Olをじっと見つめた。
わたくしが
内心首を捻りながらOlがナギアの瞳を見つめ返すと、彼女は少しうつむき、ぽつりと呟く。
わたくしの方が先に
そこまで言われてOlはようやく気づいた。
だが、お前は
わたくしの事は、お嫌いですか?
逡巡するOlにナギアは涙を浮かべ、そう訴える。Olは髪をかいて、言いづらそうに答えた。
お前は、生娘だろう
ならば然るべき場所、然るべき時に相手をしてやるべきではないか。Olとしてはそう思っていた。
しょ、処女なわけないじゃないですか!?今までこの身体で落としてきた殿方は数しれずですわよ!?
そんな女が口づけ一つで顔を真赤に染めるものか
ぎゅっと豊満な胸元を持ち上げるように腕を組み主張するナギアに、Olは呆れ声で答える。
だがまあそんな顔をしてねだるなら望みを叶えてやる。後悔はするなよ
言って、Olはナギアの身体を抱き寄せると、その蛇の下半身を覆う腰布をくいと外した。
初めて男の目に晒されるその部分に、ナギアはふるりと身体を震わせる。
ここでいいのか?
んっは、い♡
へその少し下、人の身体と蛇の身体の境目にある窄まりに、Olの指がするりと伸びる。陰唇こそないものの、指をつぷりと侵入させてみればそこの作りは人のそれとさほど違いはないようであった。
興奮に分泌された愛液も、指をキツく締め付ける膣壁の感触も意外なことに、入り口に張った純潔の証さえも、だ。
本当に、構わぬのだな
はいOl様こそ、わたくしのような蛇をお抱きになって、後悔なさいませんこと?
愚かなことを
この期に及んで強がるナギアに、Olはゆっくりと挿入した。
お前のように美しい女を抱けて、後悔などあるものか
あぁっ♡
彼の言葉を裏付ける、熱く硬い滾りがナギアの中を押し開いていく。今までどんな男も入ろうとはしなかった、文字通りの処女地。メリメリと膜を突き破られる感触さえも愛おしくて、ナギアはぎゅっと尾に力を込めてそれを受け入れた。
あまり強くは締めつけるなよ
Olの声に、ナギアははっと我に返る。いつの間にか蛇の尾がOlの身体にぐるぐると巻き付いていた。
も、申し訳ございま!
構わん
慌てて締め付けを解こうとするナギアの尾を、Olは掴んで押し留めた。
その様に情熱的に精を求められるのは嫌いではない
せっ!
ナギアとしては全くそんなつもりはなかったのだが、そう言われてしまえばそうとしか思えない体勢であった。ナギアの尾はこれ以上ないほどぴっちりとOlの身体に絡みつき、人間の女と違って僅かに腰を引くことすら許さないほど膣口を密着させている。
その状態で膣内はきゅうきゅうと蠕動するようにOlの逸物を扱き立てているのだ。まるで男の精を絞り出す為だけに存在する装置のようであった。
わ、わたくし、こんなはしたない!
いいさ。代わりに俺はこちらを堪能させてもらおう
Olはそう言って尾に包まれていない上半身を動かし、殆ど谷間を隠していない紐のようなナギアの上衣をずらしてその先端を露出させる。
ぁんっ♡そこには、興味ないのかと思っておりました
異なことを。この果実に惹かれぬ男などそうはおるまい
下半身を蛇の身体に包まれ、怒張をしとどに濡れた膣内にぬっぷりと格納された状態で、この豊満な一対の乳房を自由にできるというのはOlにとっても新鮮な感覚であった。
たとえるなら、捕食されながら捕食するような感覚。被虐と加虐を同時に味わうような、不思議だが心地よい快楽だ。
だってぇ♡Ol様、ぁん♡全然っ♡わたくしの、お胸はぁん♡視線を、向けないでは♡ありませんの♡
目の前にたゆんと揺れる乳房があれば、好いた女でなくとも下半身が醜い蛇であろうとも、つい目で追ってしまうのが男の性というものだ。
それに囚われないOlの視線は好ましいものであると同時に──自分でも度し難いことであるとは思っているが──Olへの好意を自覚してからは、ナギアは己の胸に魅力を感じてはくれないのかと不満を覚えてもいた。
だから今はこうして存分に目をやっているだろう
その極上の果実を揉みしだきながら、Olは先端の蕾を啄む。己の柔らかな双丘に顔を埋める男を見下ろして、満たされたナギアの膣口がきゅうきゅうとOlの剛直を締め付けた。
はっうぅんっ♡
もしこの身が余すことなく蛇であり、好いた相手を丸呑みにしてしまったらこのような気持ちになるのだろうか。そんな事を思うナギアの脳天から、ビリビリと快楽が走る。
それはOlが顔を埋める胸元で増幅され、腹へと降りて子宮をわななかせ、そこから膣口までを響き渡るように何度も往復してから、尾の先へと通っていく。
達したか
はぁっ♡はぁっ♡今のが絶頂、ですの?
肩で荒く息を吐き、恍惚に瞳を潤ませながら、これ以上なくだらしのない表情でナギアは呟く。
軽いものだろうが、な
はぁあんっ♡
きゅうとOlが乳首を摘み上げると、同じ衝撃がもう一度ナギアの身体中を駆け抜けていった。
それぇっ♡だめっ♡や、あん♡
絶頂する度にナギアの膣内全体がうごめいて、Olの男根をしゃぶり尽くすように締め付ける。それと同時に下半身がすりすりと細かく動いて、Olの下半身に擦りついてきた。
極めの細かい小さな鱗はすべすべとしていて触れるだけでも心地よく、微かに肌に引っかかる感触は無数の指先で撫でられているよう。危惧していたような強い締め付けは微塵もなく、全身を愛撫されるような気持ちよさであった。
はいっ♡お情けを♡Ol様の、お情けを下さいましっ♡
ぎゅうとOlの後頭部を抱きしめ、たわわに実った乳房を彼の顔に押し付けるナギア。その下半身は寸分の隙もなくOlの身体に巻き付き、根本まで飲み込んだ肉槍を膣壁がきゅうきゅうと吸い付いてくる。
全身で男を受け入れるその熱愛ぶりに、Olは堪らず彼女の中に白濁を吐き出した。
はあぁ♡ぁん♡
男の欲望を子宮で受け止めて、ナギアは一際大きな絶頂に全身を震わせる。ずっとこうしていたい、と彼女は思った。人がつま先立ちするように、尾の先を使って動けばOlと抱き合ったまま移動することだって出来る。永遠に繋がったまま暮らしていきたい