こうされるのが良いのか?
意地の悪い声で問いながら、Olはフォリオの胸を掴む。彼の手のひらからほんの僅かに溢れる程度の乳房は美しい半球状をしていて、揉みしだくと柔らかな弾力がしっかりと指を押し返してくる。
その先端の乳首は慎ましやかな大きさで、しかし今は興奮にツンと尖ってその存在を最大限主張しているかのようであった。
ああぁっ♡だめぇっ♡おっぱいだめぇ♡さきっぽ♡そんな、吸っちゃだめえ♡
リクエストの通りにOlはフォリオの乳首を唇でついばみ、ぐりぐりと腰を押し付けながら彼女の背中に腕を伸ばし、翼を撫で擦る。
や、あっ♡はねっ♡なでなでしちゃ♡だめえっ♡感じ、すぎちゃうんだってばあっ♡あぁんっ♡そんなっ♡されたらっ♡堕ちちゃうっ♡堕ちちゃうよぉっ♡
平静なときのどこか飄々とした彼女の振る舞いとはかけ離れた、媚びる雌そのものの甘い声色。フォリオのその声は、Olの興奮をいや増していく。
あぁっ♡アタシの、中でぇっ♡おっきく、ふくれてるっ♡精液、出そうとしてるっ♡孕ませようとしてる♡
そしてその変化を、フォリオは敏感に感じ取った。
ああだが俺がそうしようとしても、お前は止められないな?
だめぇっ♡中でっ♡膣内で、射精しちゃ、だめえ♡赤ちゃん、できちゃうぅ♡
まるで駄目とは思えない甘い声でそう繰り返すフォリオの腰をぐっと掴み、Olは低い声で告げる。
して欲しくないのであればそう言ってみろ。俺に、やめろ、と
だめえ♡駄目なのっ♡中に、中には絶対出しちゃ駄目だからね♡さっきまで処女だったのに♡こんな♡イカされまくった状態で♡中出しされたら、覚えちゃう♡身体が、あなたの精液覚えて♡堕とされちゃうからぁっ♡
彼女の必死の回答を、Olは完全に理解する。
いくら駄目だと言っても無駄だ。お前の身体は指一本動かぬのだからな
ああっ♡だめなのにい♡精液の味っ♡覚え込まされちゃう♡麻痺して動かない身体に♡無理やり♡♡♡中出しされて♡♡♡教えられちゃうっ♡♡♡♡♡
やめろ、と────彼女はただの一言も、言わなかった。
イくぞっ!堕ちろっ!
イくっ♡イくっ♡イくっ♡堕ちるっ♡堕ちちゃうっ♡あっ──────あああぁあぁぁぁっ♡♡♡♡♡
どくどくと流し込まれる大量の白濁の感覚に。
フォリオは、ぎゅっと両手両足でOlにしがみつくようにしながら、深い絶頂に達したのだった。
三人の処女をまとめて奪った上に、麻痺させて動けない女を無理やり犯して中出しまでするなんて、ほーんと悪いチンポですね、この子は
突き出された男根を軽く指で弾いて、フォリオは舌を伸ばしぺろりと舐め上げた。
とっても素敵な体験でしたわOl様、約束の方、くれぐれもお忘れなきようお願いしますわね
その隣でナギアが長い舌をチロチロと伸ばし。
ボクも!ボクもまたしたい!Olくんとの交尾、すごーく好きだなあ
その向かい側で、ラディコが対称的に短い舌を一生懸命滑らせる。
フォリオとの事後、ナギアがお掃除致しますわと言ってOlの竿に口淫奉仕を始め。それを見てラディコがボクもやる!と加わり。そして今フォリオが加わっての、この状況であった。
それは構わんが
純潔を失ったばかりの乙女三人の舌奉仕はお世辞にも上手いとは言い難いものであったが、三者三様の異なる魅力を持った少女たちが顔を並べてグロテスクな器官に舌を這わせる光景に興奮しないわけもなく。
フォリオに思う様注ぎ込んで萎えかけていた性器は、再び雄々しく反り立って少女たちの愛撫を一身に受け入れていた。
なぜお前たちはそうも協力的なのだ?
フォリオには別に何か暗示をかけたわけでも魔術で魅了したわけでもなく、多少の小細工は弄したとは言えやったことはただの強姦に等しい。
ラディコとて、単純な性格ゆえに催眠術がよく効いたのだと思ってはいたが、それにしたって懐き過ぎであるという気はする。
それを言い出せばナギアもそうだ。無論人となりは十分に理解した上での対応で、そう誘導した自覚はあるが、ただ信頼させただけにしては随分と愛情深い交わりに思えた。
んーまあ、そもそもアタシも好きでユウェロイサマ?に仕えてたわけでもないんですよね
それは、わかるが
この世界の奴隷制度は、大した拘束力もないくせに制度そのものが逆らえない空気を形作っている。奴隷たちが主人に従うのは、言ってしまえば逃げても今よりマシな主人に当たるとは限らないからという話でしかない。
魔族は何らかの手段を用いて奴隷から開放されても、結局他の人間の奴隷になるしか道はない。その諦念が主人に従わせているに過ぎず、忠誠心など生まれようもない。
そこへ行くとOlサンOlサマ?は、人質にとったラディコも丁重に扱ってるみたいだったし、アタシたちみたいな魔族でも抱いてくれるしあと、セックスめちゃくちゃ気持ちよかったし
指折り数えるフォリオの言葉は、後半になるにつれてか細い声へと変化する。
まあ、ともかく!ユウェロイよりはまだマシかなって思ったの!です!そんだけ
照れ隠しのようにそう言って、フォリオはぱくりとOlの亀頭を咥えこんだ。
魔族を抱く人間は、そんなに少ないのか?
ええ。人間から見れば奇異な姿でしょうしね。それに魔族は皆誰かしらの奴隷です。他人の所有物である奴隷を他者が損ねるのは罪ですから、奴隷同士で交わることも基本的にはありません
舌先でチロチロと肉茎を舐めながら、器用にナギアが答える。
それでお前たちはそれほどの美しさで、揃って処女だったのか
得心した、とばかりにOlが呟くと、三人は揃って押し黙った。
Olくんってへんたいなの?
首を傾げるOlに、ラディコが率直な問いを投げつける。
何がだ
だって
ねえ
眉をしかめるOlに、女達三人は頷きあう。
比較的人間に近い純魔族や牙族ならまだしも
尾族や翼族も美しいと真顔で仰るなんて
それに、ボクみたいなつるぺたしてるのによくじょーするのも、へんたいなんでしょ?
口々に放たれる意見にOlは一瞬瞑目する。
変態じゃない
しかし彼はすぐに最適な返答を思いつき、答えた。
俺の元いた世界では普通の事だったんだ
第7話己の力を示しましょう-1
オレにやらせてくれないか、大将
サルナークはOlの顔を見るなり、開口一番そう言った。
ブランは、本当にフローロにしか興味がなかったらしい。Olは一応フォリオに命じて鎖で縛らせてはいたが、サルナークの処遇については何の指示もなかったという。