奥までずぶりとShalを貫き、Olは奥で精を解き放つ。同時に、先ほど使ったのとは別の媚薬を彼女の秘部に塗りこんだ。今度のは即効性はあるが持続力の短い物だ。
あああ、ああっ、あああああああああーーーーっ!!
Shalはあらん限りの力でシーツを握り締め、橋の様に体を反らせて絶叫した。目の前でバチバチと火花が散り、視界が明滅する。今までの穏やかな人生の中で、一度も感じたことのない激しい快楽だった。
気をやり、意識を失うShalの表情は、すっかり快楽へと溶けていた。
第10話欲にまみれた冒険者どもに絶望を与えましょう-5
それから、数日が過ぎた。朝食と共にOlはShalの牢を訪れると、彼女を抱いて出て行く。そんな生活が続いていた。Shalを抱いた後は、Olは顔をアランの物に変化させてナジャの牢へと向かうのだが、それはShalの関知する所ではない。
しかし、牢の中で退屈を持て余していたナジャとは違い、幸か不幸かShalには時間をたっぷり使って悩まなければならないことがあった。
それは、どうやってOlを誘うか、と言う事だ。
とは言っても別に快楽に屈し、Olの手に堕ちたわけではない。それは強制された事だった。毎回別の言葉で、Olの寵愛をねだり、精を求めなければならない。
どのような言葉を選び、どのように言うかは自分で考えろ。ただしその内容が気に入らなかった場合、お前を抱く事はない。
二回目に牢を訪れた際、OlはShalにそう告げた。
それから、Shalの試行錯誤の日々が始まった。二回目はどうかあたしを犯してくださいと言って駄目だと拒否され、考えあぐねた挙句出たのはあたしを愛して、どうかお情けを下さいませだった。
もし、もし自分が選ばれるような事があれば、アランに告げようと思っていた言葉だ。少女の淡い恋心は、その言葉と共に白濁の液で穢された。
三回目からは、淫語を織り交ぜる事を強制された。淫語とは何ですか?と尋ねると、Olは呆れたような表情を見せ、その日の午後から食事の運搬係が人形の様な黒髪の娘から、女悪魔に変わった。
Shalとは対極の豊かな乳房を持つその女悪魔は様々な淫語をShalに教え込み、アドバイスを送った。悪魔と言うのはもっと恐ろしいものだと思っていたShalは、まるで歳の近い友人の様に気さくに話しかけてくる女悪魔とすぐに打ち解け、熱心にその教えを学んだ。
四回目、ベッドに寝そべり自ら指で秘裂を押し広げ、ShalのおまんこにOl様の逞しいペニスを突き入れてくださいとねだると、Olは驚きの表情をみせ、良く出来たとShalを誉めそやした。
こんな屈辱的で恥かしい事を強制され、誉められても全く嬉しくない。Shalはそう思ったが、心の奥に何か不思議な疼きの様なものが残った。
その日以来、Shalは一日の大半をOlを誘う言葉を考える時間に当てるようになった。彼女がOlを悦ばせるほど、仲間達の安全が確保される。ならば、それに全力を尽くすだけだ。
食事の度に牢獄を訪れる女悪魔の助けを借りながら、Shalは思考を巡らせる。女悪魔はShalの足りない語彙を補強し、アドバイスをくれはするが、直接どういえばいいかは教えてはくれない。飽くまで文面自体はShal自身が考えなければならなかった。
最近では誘う時だけではなく、Olが射精する直前やした直後、更には行為の最中にも彼を興奮させるような言葉を言うようになった。女悪魔から貰ったアドバイスだ。そうするようになって以来、Olの対応も最初より柔らかいものになった気がする。邪悪な魔術師といえど、こちらが誠意を持って接すればその真心は伝わるのだ、とShalは感じた。
そして今日も、彼女はOlに抱かれる。
Ol様ぁOl様の立派なおちんちんで、Shalのおまんこの奥まで犯して、中にたっぷりザーメン出して孕ませてくださいぃ
Shalはベッドの上で四つん這いになり、ふりふりと尻を振りながらそうねだった。その秘裂からは何もしていないのに愛液がとろりと溢れ出している。口先でねだるだけでなく、本当に相手を悦ばせるならちゃんと身体の準備もしておかなければならない。女悪魔が教えてくれた助言に、Shalはあっさり納得し、軽く感動さえした。
相手の事を第一に考え、細かな気配りを巡らせるのが持て成しの心と言うものだ。
随分ねだるのが上手くなったな。いいぞ、Shal
誉めながらOlは彼女の腰をがっしりと掴むと、一気に奥まで突き入れた。
はぁぁんOl様の、大きいのが入ってきてるぅ
しとどに塗れたそこへの挿入に、初日の様な抵抗や痛みは一切ない。全身がうずくような緩やかな快楽がShalの身体を包み込んだ。
もっと突いてShalのおまんこ、たっぷり味わってくださいぃ
Olの抽送に合わせて、途中で抜けてしまわないように気を払いながらもShalは腰を振る。相手の動きに合わせる事で抽送距離が倍になり、快感も倍になる。
相手を気遣う事は大事だが、性交は一人でするものではない。相手の心を知る事など出来ないのだから、自分の感覚を基準にして考えるしかない。つまり、自分が気持ちよくなれる動きなら、大概は相手も気持ちよくなってると思っていい。
そんな女悪魔のアドバイスの通り、Shalは自分から腰を振って快楽を貪った。
くぅっ、いいぞ、Shal
Olが呻くようにそう言った。声色は苦しげだが、そんな時は男が気持ち良くなっている証拠だ。男は女の様に高く喘いだりしないのだ。
いいですっ、Ol様、あたしも、気持ちいいっ、もっと、もっと突いてくださいっ!おまんこのなか、ごりごりしてくださいぃっ!
代わりにShalは高く鳴いた。善がる言葉は自分の言葉で。演技などしなくて良い、感じた事を感じたまま率直に述べれば良い。大丈夫、Olならちゃんと気持ち良くしてくれるから。
女悪魔の言葉を一つ一つ思い返しながら、Shalはそれを丁寧に実践する。その度にOlのペニスが胎内でビクビクと脈打つのがわかり、Shalは嬉しくなった。
ああっ、いい、イく、イく! イっちゃうぅっ! Ol様のおちんぽに突かれてあたしイっちゃいますぅぅっ! 出して、白いのっ! Ol様の精液、沢山あたしの中に出してくださいぃぃっ!!
Shalは背筋を逸らし、全身を包む快楽に備えてぐっと腰に力を入れた。しかし、いつまで経っても、いつもの押し寄せるような快楽の波はやってこない。Olが、腰の動きを止めていたからだ。
Ol様?
不思議そうな表情で、Shalは自分の肩越しにOlに視線を向けた。
イかせて欲しいか?
はい、イかせて欲しいですお願いです、イかせてくださいぃ
Shalは懸命に腰を振る。しかし、四つん這いと言う体勢では思うように身体は動かず、それはかえって快楽への渇望を促すだけだった。
では、お前の真名を教えろ
そそれは
人間よりずっと精霊に近く、より根源的であるアールヴにとって、真名は魔術師のそれ以上に重大なものだ。魂を掌握されるどころの話ではない。真名は彼女そのものであり、それを教えるという事はShalという存在全てを掌握するに等しい。