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最初はユウェロイも難色を示しはしたが、立場としてはOlはユウェロイの下についている状態である。間接的にフォリオもユウェロイの配下であることに変わりはないと言えば一応納得した。

無論、フローロを通したブランの口添えや、Olの魔術によるある程度の提供例えば、彼女の部屋を多少広くするとかもあってのことだが。

だが、だからといってフォリオがOlに忠誠を誓ったというわけではない。ただ少しでもマシな境遇を選んだだけだ。

そんな彼女がこのようにOlに尽くすのならば、なにか魂胆があってのことというのは考えるまでもない。問題は、彼女が何を望んでいるのかということだ。

まだ出会って間もなく付き合いも浅い間柄だが、フォリオが聡い娘であることはわかっている。当然、何か魂胆があってこのような事をしていることにOlが感づいている事自体も重々承知の上だろう。

Olサマ、意外とと言うと失礼ですが、身体つきがしっかりしてらっしゃるんですね

魔術で強化できるとしても、最低限の筋力はあった方がいい。まあ、日頃から剣を振っているような連中には敵わんが

だがフォリオはなかなか本題に入ろうとしない。やたらと丁寧にOlの身体を磨き、筋肉を褒めそやしたりする。どうやら思ったよりも厄介な話らしい、とOlは警戒心を強めた。

思い当たるものがあるとするなら、彼女が以前口にしていたスキルを育てるスキルとやらに関わる話だろう。スキルを育てる事自体が目的なのか、それとも育てたスキルで成したいことがあるのか。

いずれにせよ、おいそれと頼むことが出来ない内容であることは間違いないのだろう。

こんなもんでしょうか。あと、は

Olの泡を洗い流し、フォリオはギクシャクした動作で前へと回る。

ここを、綺麗にしないとデスね

そしてOlの前にラディコと並ぶように跪くと、顔を真っ赤に染め上げながらOlの股間へと視線を向けた。

おちんちん!触ってもいい!?

構わんが無理をする必要はないぞ

嬉しそうに目を輝かせるラディコはともかくとして、明らかに無理をしているフォリオにOlはそう告げた。彼女がどんな事を望んでいるにせよ、形だけでも部下になった以上それがOlの目的と決定的に対立するようなものでない限り叶えてやるつもりはある。

そして対立するのなら、彼女がどれだけ奉仕しようと手を貸してやるわけにはいかないのだ。つまりフォリオの努力は不要なものであり、場合によっては完全に無為な行為にすらなりうる。

いえっ! やらせてください!

それを言外に伝えたつもりだったのだが、フォリオは強硬な態度を崩さず、恐る恐るといった様子でOlの性器へと手を伸ばした。泡をいっぱいに乗せたラディコとフォリオの手のひらが、Olの一物を撫でさする。

ラディ、絶対に鉄の腕だけは使うなよ

つかわないよお

からかうようなOlの言葉に、ラディコは頬をふくらませる。

ラディコの代名詞たるスキルを使われれば、流石にOlの股間は無事では済まない。とはいえOl自身使ってみてわかったことだが、あの手のスキルは使うにはある一定の精神集中と時間を要するし、使おうとすれば身体が輝くためにこっそり使うようなことも出来ない。つまりOlも本気で言っているわけではなく、ただの軽口だ。

えっと、痛くないですか?

ああ。お前はもっと力を入れてもいいぞ

しかしその軽口を聞いても、フォリオの緊張は解けることがなかった。湯でのぼせたわけでもあるまいに、耳まで顔を赤く染めてぎこちない手つきで男根を撫でている。

ひゃぁっ!

あ、おっきくなったー!

そのぎこちなさがかえって新鮮なこともあってか、Olの一物はみるみるうちに膨れ上がり反り返った。あっという間に体積を増した肉の槍に、フォリオは目を見開いて小さく悲鳴を上げる。

無理はせんでいいと言っているだろうが

だ、大丈夫です。あの、これ舐めて綺麗にしても?

どう見ても大丈夫な様子には見えないが、隣で尻尾をパタパタと盛んに振りながら期待の眼差しを送ってくるラディコがいる手前、やめろとも言いづらい。

好きにしろ

本人がしたいと言うのなら、これ以上気を使うのも馬鹿馬鹿しい。別に何かを約束したり言質を取られたわけでもない。Olはそう考えて、おざなりにそう答えた。

湯冷めしてもつまらん。こちらでやれ

Olは自身の泡を洗い流すと、浴槽の縁に座ってそう促す。ついでに魔術でその形状を少しいじって、二人の体格にちょうどいい高さの底をもう一つ作ってやった。フォリオとラディコは湯の中に腰まで浸かる形で顔を寄せ合い、そそり勃つ怒張へと舌を伸ばす。

んっふ、ちゅっは、ぁんっんむっ

ちゅ、ちゅっちゅぷっれる

二人が一瞬だけ視線を交わすとそれだけで意思疎通は済んだようで、フォリオは先端を口の中にぱっくりと咥え、ラディコが付け根から袋にかけてついばむように口づけ舐める。

決して巧みとは言えないが、湯殿にあって布を巻き裸身すら見せない女たちの口奉仕というのは、それはそれでまた別格の良さがあった。

とはいえ隠されれば見たくなるのも男の性だ。

外すぞ

二人の胸元にくいと指先を潜り込ませ、そう宣言する。

だ、ダメです!

それは許可を得るためではなくただ声をかけた程度の意識だったのだが、フォリオはぎゅっと胸元を押さえて拒否反応を示した。

ここまでやっておいて何故、とOlは一瞬思うが、考えてみればOlの方から望みを口にするのはこれが初めてだ。交渉しどころだと考えたのだろう、と納得する。

わかったわかった。お前の望みを聞くだけは聞いてやる。それで良いな?

元々こんな事をせずとも話は聞くつもりだったのだから、欲望に流されたわけでもない。むしろさっさと話を切り出さないフォリオに焦れてすらいたから、渡りに船とばかりにOlは告げる。

気づいてないとでも思っていたのか? 俺に頼みたいことがあるのだろうが。聞いてみるまで確約はできんが、聞いてやるから肌を晒せと言っておる

おお見通しでしたか

バツが悪そうに眉を寄せるフォリオに、何を白々しい、とOlは内心嘆息する。それとも、本当にOlが気づいてないと思っていたのか。

ではこの指を引いても良いな?

ボクはいいよ!

はい

Olの問いにラディコが元気よく答え、躊躇いがちにフォリオも頷く。肌と布の間に入れた指をぐいっと引っ張れば、それはあっさりと外れて二人の裸身が露わになった。

うう、粗末な身体でスイマセン

フォリオの背中から生えた翼が彼女を覆うように畳まれる。しかしそれでは意味がないとわかってはいるのだろう。中途半端に畳んだ翼の隙間からは、彼女の控えめな乳房も薄っすらと茂みの生えた秘所もバッチリ見えていた。