そして注ぎ込まれる白濁の奔流に、高く高く張り詰めた声色は反転したように低く、呻くように状況を口にしながら、フォリオは何度も何度も絶頂に身を震わせた。
Olくぅん!
その隣で、ラディコが切なげに尻尾を振りながらこちらを振り返る。
待ってろ
Olはトドメとばかりにフォリオの奥を一度突いてから引き抜くと、すぐさまラディコの膣内に挿入した。まだ幼く小柄なラディコの膣口はひどく狭く圧力もキツいが、Olが指でたっぷりとほぐしたっぷりと愛液が分泌されたそこは簡単にOlの剛直を受け入れる。
くぅぅんんっ!
そして挿入とほとんど同時に、ラディコは背筋を反らして絶頂した。両手両脚と尻尾とがピンと伸ばされ、Olのものを激しく締め付けながらフルフルと身体を震わせる。
Olはその膣奥をえぐるようにして突き入れ、残った精液を思いっきり注ぎ込んだ。
きゅぅぅぅっ!!きゃうううううんっ!
犬が鳴くような甲高い声とともにラディコの絶頂がひときわ高く濃密なものとなる。あまりの快楽に崩れ落ちそうになる尻を掴んで支えると、Olは思うがままに幼穴を蹂躙しながら最後の一滴まで念入りに注ぎ込む。
満足いくまで射精を楽しんだ後ずるりと男根を引き抜けば、秘所からとろとろと白濁を溢れかえらせる尻が目の前に二つ並んだ。
その光景に、妙だという思いがOlの思考を一瞬かすめる。あまりにも都合が良すぎるのだ。この二人だけではない。フローロもナギアも魔族の女たちは非常に性に貪欲で、それでいてOl以外に抱かれたことはないのだ。
そしてOlもまた、それに違和感を抱いていなかった。いや、それに気づいた今もなお、理屈の上ではそれが奇妙なことであることはわかるが、感情的には至極当然のことであると受け止めている。
魔族の女を好き好んで抱くような男はいない、とサルナークは言っていた。魔族には男もいるが、彼らにとっても魔族の女というのはあまり魅力的な相手には見えないものらしい。だからこそ男に飢え、性に対して積極的な性質を持っているのかもしれない。
ユウェロイは人間だが、ブランによってずいぶん開発されていたしOlとしてもかなり本腰を入れたからそう違和感はない。そう考えれば一応、筋は通る気はする。
念のためOlは魔術で自身の思考を確認するが、外部から操作されているような形跡は確認できなかった。未知のスキルによる干渉である可能性も、ないわけではない。Olの魔術ですらすり抜ける、隠密性の高い洗脳や催眠に類するスキル。
だがもしそんなめちゃくちゃなものがあるとしたら、論理的に違和感に辿り着けるのでは片手落ちだ。姿を完璧に消しているのに足跡がはっきり残っている盗人のようなものだ。だが、このわけのわからない世界であれば、そのようなわけのわからないスキルもまた存在するのかもしれない
堂々巡りに迷い込み始めたOlの思考を、下半身に走る快楽が遮った。視線を下に向ければ、いつの間にか忘我の境から復活したフォリオとラディコが顔を寄せ合い、Olの一物を舐め清めている。
──と言えば殊勝に感じるが、その物欲しそうな蕩けきった表情を見るに更なる快楽を欲して肉棒をしゃぶっているだけと言った方が正確であるように思えた。
それを見た途端、Olは深く考えるのが馬鹿馬鹿しくなった。何らかの策略に巻き込まれているにせよいないにせよ、少なくともそれはこの二人が企んでいるようなものではない。
Olの一物に愛おしげに舌を這わせる様子はとても演技には見えなかったし、万が一それが演技だったとしてもただ警戒心を抱かせるだけの演技に意味などない。怪しかろうが怪しくなかろうが、そこに可能性がある限りOlはそもそも警戒を解くことなどないのだから。
そんなにこれが好きなら、ピカピカになるまで磨いて貰おうか
え?あ、はいっ
Olの声に我に返ったように、フォリオは浴槽から上がって石鹸と洗い布を取りに行こうとする。
違う。男の武器を磨くのに、そんな無粋なものを使うつもりか?
え、でも
フォリオは困惑したように二度、目を瞬かせた。手で洗えということであれば、やはり石鹸は必要だろうから呼び止める必要はない。舌と口で清めろということであれば、ラディコでしていたのだからそれを止める必要はない。そこまで彼女が思い至るのはほんの一呼吸のこと。すぐに彼女は、Olの意図に気づいた。
やはり聡い娘だ、とOlは思う。
ではOlサマの剣をこちらの鞘に入れて磨かせて頂きますね
だが己の花弁を両手で割り開き、表情を蕩かせて宣言する姿からはその知性は微塵も伺えない。そのギャップは、むしろOlを熱く滾らせた。
Olくん、ボクはー?
その一方でラディコは会話のいまいち理解できなかったらしく、しきりに首を傾げつつ物欲しげにパタパタと尻尾を振る。
お前はそうだな。石鹸の泡を自分の身体に塗れ
Olはフォリオを抱き寄せつつ、床石を操作して簡単な椅子を作り出す。そして文字通り羽根のような軽さの彼女を持ち上げると、そそり立った己の上におろした。
ああぁぁぁあっ!Olサマのぉっ!一気に、奥までぇっ!
軽いとは言っても肉も骨もある人の身体だ。対面座位の形で結合したフォリオの身体が、自身の重さでずぶずぶと剛直を咥え込んでいく。
そら、磨いてくれるのだろう?
は、はいぃっ!ふぁっ!これっあぁんっ!よすぎ、ますよぉっ!
フォリオはOlの首に腕を回し、上下に腰を振って言われた通り肉剣を膣穴で磨き始めた。
Olくん、これでいーい?
全身に泡を立て、まるで羊のようにもこもこになったラディコが不思議そうに尋ねる。
ああ。ではお前はそれで、俺の身体を洗え
ん-?こう?
ラディコは手を伸ばし、泡のついた手のひらでOlの肌を撫でる。小さく柔らかい掌の感触はそれはそれで気持ちよかったが、もっと柔らかく気持ちいいものがあることをOlは知っていた。
ラディコの小さな身体を抱き寄せ、泡だらけの肌をこすり合わせる。石鹸でぬるぬると滑る柔らかな女の肌は、どんな道具も敵わない最高の洗い布だ。
あははっ、くすぐったいよぉ!
肌が擦れる感触にまだ性感よりもくすぐったさが先に来るらしく、ラディコは明るい笑い声を上げる。
少し我慢しろ
Olはそう言ってラディコの背後に手を伸ばし、柔らかな尻を鷲掴みにしながらぐっと肌を寄せる。ラディコの尻はほとんど膨らみのない胸に比べてむっちりとした肉がついていて、実に良い触り心地だった。
こうしたらいいのお?
Olに抱きついたまま身体を上下させ、ラディコは泡にまみれた身体をぬるぬると擦り付ける。
んんっなんか、おしりさわるの、変な感じい
ヤじゃないけどお