どうぞ、私の忠誠の証をお受け取りください、Ol様
ナジャっ! やめろ、やめてくれ! 嘘だ、こんなの嘘だ、冗談いや、はかりごとなんだろう? そうやってそいつを、誘って、首を刎ねる、そういう事なんだろう? ああ、駄目だ、Shal、ウィキア、ナジャを止めてくれ!
悲痛なアランの叫びに、Shalはニコニコと笑みを浮かべ、ウィキアは辛そうに顔を背けた。そんな彼らの目の前で、Olはナジャの秘裂に硬く反り返ったものを突き入れた。
好意を寄せ、相手も自分を憎からず思っている。そんな、恋人にごく近い間にあったはずの相手が、今見知らぬ男に犯されている。しかしそれよりも、ナジャが快楽に表情を溶かし、嬉しそうに腰を振っているという事が、アランの心を散々に打ちのめした。
やめろやめてくれ
叫びに叫び、暴れに暴れたアランは、Olがナジャの奥に白濁の液をたっぷりと吐き出す頃には、ぐったりと疲れて椅子に座り込んでいた。
お情けをありがとうございます、Ol様
両手で秘裂を広げ、ナジャはわざわざそこから垂れ出るOlの子種をアランに見せ付けた。
これで理解できたか? 私の身体は、毛の一本から爪の一欠けらに至るまでOl様のものなんだ。私は、Ol様を深く愛している。お前を騙して悪かったとは思っているが、主人の為だ。すまんな
サッパリとしたその口調は、アランの知る女戦士そのものだった。しかし、先ほどまで彼女が見せていた、媚びるような女の顔は見た事が無い。本当に彼女はナジャなのか? アランは、助けを求めるように他の二人に視線を向けた。
ああ、勿論他の二人に関しても説明しよう。次はシャーリー、お前だ
OlがShalを呼ぶと、彼女は嬉しそうに小さな身体を弾ませ、ベッドの上に乗り込んだ。
はい。あたしは、アランさんの事を愛してました。強くて、勇敢で、誰よりも優しい。そんなアランさんが大好きでした
恥ずかしそうにそういうShalは、アランの記憶と全く変わらない笑顔を彼に向けた。暖かな日の光のような、優しい笑顔。
でも、あたしはそんなものよりもっと素敵なものをOl様に教えてもらったんです
それが、淫猥に溶けた。Shalはナジャの愛液とOlの精液にまみれた彼のペニスに舌を這わせ、口に含んだ。
それが、このおちんぽですああ、硬くて、大きくて、逞しいアランさんのなんかとは比べ物になりません。すっごく、素敵
目の前で繰り広げられる痴態に、アランの股間はいつの間にか硬く隆起していた。彼が着ているのも三人の娘達と同様の薄い囚人服なので、膨れ上がった股間の形ははっきりとわかる。それとOlのものを見比べながら、Shalはくすくすと笑った。
そして、ベッドにころりと転がると、秘裂を指で大きく割り開いてOlを誘う。
Ol様、あなた様のいやらしい奴隷めを、その太くて素敵なおちんぽで奥まで犯して、Ol様専用の子種袋にたっぷり白い精液を沢山注ぎ込んでくださいませ
アランにはもはや、目の前の光景が信じられなかった。あの清廉で純情なShalが、三人の中でももっとも控えめで清楚だった彼女が、大きく股を開いて淫語を口にし、浅ましく精液をねだっているなど。
あぁっ! Ol様の太いの、入ってきてるぅっ!もっと、もっと奥までっ! 奥まで犯してくださいぃっ!!
アランが愕然としている間に、Shalの小さな身体に、Olのペニスがずぶずぶと埋め込まれていく。凶暴なまでの大きさを持つそれは、しかしShalの秘所にあっさりと飲み込まれた。
アランは打ちひしがれながら、それを聞いていた。打ちのめされたアランの心を、Shalの嬌声が更にバラバラに引き裂いていく。もはや叫ぶ事も、暴れる力さえも無い。
嘘だこんなのは、嘘だ夢だ、夢に決まっている
必死にぶつぶつと呟き、目の前の情景を否定する。粉々に砕かれた心を、それでもどうにか保つにはそれしか無かった。
さて、最後はウィキアだ
Shalの中にもたっぷりと精を吐き出し、Olは最後の一人を呼び寄せた。
一つ朗報がある。顔を上げてみろ
Olは後ろからウィキアを抱きすくめ、その華奢な顎を手で掴んで自分の顔の方に向けさせた。ウィキアはされるがままに身を任せつつも、嫌そうに顔をしかめる。
この娘は、他の二人と違って未だ俺に身体を許してはおらん。また、真名も捧げていない
その言葉に、反射的にアランはウィキアを見上げた。その表情には確かに、他の二人と違って拒否を示すものが浮かんでいる。いつも沈着冷静で表情に乏しい彼女があそこまで嫌悪の表情を浮かべるのなら、心からかなりの嫌悪を感じている証拠だ。
唯一の光明を見出した気がして、アランの身体に活力が戻り、心に火がともった。恐らく彼女は魔術を封じられ、力で押し込められているのだろう。他の二人がどうしてああなったのかはわからないが、邪悪な魔術の結果には間違いない。
しかし、ウィキアには通じなかったのだ。自身も稀代の魔術師である、ウィキアにだけは。
アランは大急ぎで思考を巡らせた。策さえ思いつけば、頭のいいウィキアはすぐに合図で気づき、実行してくれるだろう。後は、この窮地を抜け出す策を思いつくだけだ。手枷を何とかして外し、ウィキアの魔術を封じている呪具を破壊し、Olを殺す。
たったそれだけの事を成せば、アラン達は元に戻れる。少なくとも、アランとウィキアは。汚されてしまった他の二人は、もう仕方ない。最悪、見捨ててもいい。だが、ウィキアだけは。まだ純潔を守っているウィキアだけは、何としてでも守らなければならない。アランはそう心に誓った。
俺が何とかする、任せてくれ。そう意思を込めて、アランはウィキアに視線を送った。数々の冒険を共にしてきた彼女は、それをすぐに察する。
ごめんなさい、アラン
そして、返した言葉は、やはり謝罪だった。
さあ、ウィキア。奴に教えてやれ。お前は、誰の物なのかを
Olはベッドに腰を下ろし、あぐらをかく。ウィキアはその前に立つと、服を胸まで捲り上げた。
ごめんなさい、アラン私は、もう、心以外、全部Olのものなの
その白い滑らかな腹には、Olの名が彫られていた。普段は見えないが、Olの魔力を当てると浮き上がる魔術の刻印。所有される物の証だった。
そんなウィキア嘘だろう? 大丈夫だ、すぐに、すぐに俺が、何とかする作戦を考えるからいつだって、危機を切り抜けてきたじゃないか。ほら俺達の、絆があれば
アランの言葉に、Olはピクリと眉を上げて反応した。
所詮、絆などこの程度のものだ。確かに、お前たちは本当の意味で、絆を結んでいたのだろう。しかしそれもこうして簡単に崩れ去る物でしかない
嘲るように、Olは言った。
しかし、その瞳はどこまでも暗くそしてどこか、悲しげな光をたたえている。その場で正気を保っているウィキアだけが、それに気づいた。