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嘘でしょお!?

頷くOlに、リルは素っ頓狂な声をあげる。

液体状になるくらいの濃度の魔力なんて、並みの魔術師じゃ振り絞っても一滴、二滴がいい所じゃない!こんな量、人間の魔術師が扱える量を遥かに越えてるわよそれに、こんなに近くにあるのに全然魔力の匂いがしないってどういう事?ちょっとしたマジックアイテムだって匂いですぐわかるのに、こんな量の魔力が傍にあって匂いがしないなんてあるわけないじゃない

匂いでわかるのか? 悪魔というのも便利だな。簡単な話だ。この瓶は完全に内部に魔力を閉じ込められるようになっている。全く外に魔力が出なければ、匂いもするわけはない。これだけの魔力を人の身に宿そうものなら瞬時に正気を失うだろうが、瓶に入れて必要な分だけ使うのならば何の問題もない

リルは思わず、Olの顔とダンジョンコアを交互に見比べる。

完全に魔力を遮断って凄い技術ね。そんな事が本当に可能なの?

ああ。我が70年に及ぶ研究の集大成だ。ようやく、ここまで漕ぎ着けた

感慨深そうに言うOlに、リルは感心したものか呆れたものかしばし悩み、やがて後者を選んだ。

70年て、あんた本当は何歳よまあいいわ。大体納得した。こんな濃度の魔力を無尽蔵に得られるなら、それこそ世界を統べる事も可能かもしれない。この瓶を守らなきゃいけないから、ダンジョンを作るのも。で、ダンジョン作りってまずは何から始めるの?

そうだなまずは後ろを向け。そして、手をそこの壁についてくれ

? こう?

リルは言われるままにOlに背を向け、壁に両手をつく。

ねえ、この体勢ってまるであっ!?

言いかけ、リルは己を貫いた感覚に高く声をあげた。

後ろから、Olがリルの服をずらし、そのままリルの秘部を貫いてきたのだ。

なんだ? まさか生娘だったなどとはいわんだろうな

な訳ないでしょ! もうっ、するんならするってちゃんと言ってよね

言葉こそ批難がましいが、声は既に甘くとろけている。

何もせずに突っ込んだのに、随分濡れているな

そりゃ、んっ淫魔、だからねっあ、そこ、いぃっ

リルのそこは、何時間も愛撫したかのようにぐっしょりと濡れそぼっていた。

快楽を感じているからでは、ない。それが淫魔だからだ。

いつでも性交を行い、どんな男でも満足させるように身体自体が出来ている。

でも、意外ねんっ、私を、呼びつけては、ぁいきなり、ダンジョン作れなんていうからこういう事、興味ないのかと思った

それは誤解だ。確かに、今交わっているのはダンジョン作りの一環ではあるが、それはそれとして俺はセックスに興味がない訳ではない。いや、むしろ大いに興味があるぞ。折角迷宮を作り、力を手に入れても富も女も求めないでは何の意味もないだろう?

なにそれふふ、は、ぁエッチしたいからんっダンジョン、作るって訳?

喘ぎ声をあげながらクスクスと笑うという技を見せながら、リルはくるりと身体を回転させた。脚を大きく広げ、正常位のような格好になる。身体を支えるものがないのに空中でこのような格好が出来るのは悪魔ならではだ。

でもいいわそういう事ならんふたっぷりとサービスしてあげる

申し訳程度に肌を覆っていた服を脱ぎ捨て、その豊満な双丘をOlの顔に押し付ける。

それと同時に、奥までOlの一物を咥え込んだ膣内を蠢かせる。

く、ぅ淫魔と交わるのは初めてだが流石に凄いな。魂まで搾り取られそうだ

んふふありがと。あなたのも大きくて硬くてとっても素敵んっ、契約さえなければ、このままカラカラになるまで、搾り取っちゃうところなんだけどね

空中で腰を上下させながら、文字通り搾り取るようにリルは膣を蠢かせる。

男の精を搾り取ることをその生業とするサキュバスにとって、そこは身体の中で最も自由に動かせる器官と言っていい。若返らせた肉体の影響もあいまって、Olの限界はすぐそこまで近づいていた。

随分と、余裕だな

そりゃ、サキュバスですからぁんもっと、泣き叫んで嫌がる方がお好みだった?

淫魔にとって性交は食事に等しい。勿論それは彼女にとっても快楽ではあるのだが、人間のそれと違い、完全に制御できるものだ。その快楽に流されて我を失ったり、気をやってしまうような事はありえない。

そんな白々しい演技は要らんくっ、行くぞ!

うん、来て! 中に、あなたの中に出してっ!?え、ちょっと、嘘! 何これあっ、あああぁぁぁぁああああっ!!

リルの中でOlは精を放つ。それに一瞬遅れ、リルは声をあげながら身体を震わせた。

今までの作り物めいた嬌声ではない。

な、何、今の?

悪魔の実体は、常にこちらの世界とは隔絶された魔界にあるらしいな

いまだ繋がったまま、おもむろにOlはリルの胸をもみしだく。

え、あ、ちょ、何、なんなのこれえ

初めての感覚に戸惑いながらリルは身を捩じらせるが、Olの片腕は彼女の腰をしっかりと抱いて離さない。

意識や自我はこちらの世界にきてはいるが、身体は魔力で作られた仮初のもの。だから、必要以上の苦痛は感じないし、仮に粉々に破壊されても元の魔界に戻るだけ、と。実に便利な事だが、魔力で作られているという事は、魔力で干渉し、作り変えることも出来るという事だ

え、あ、あ、あ、駄目、待って、ん、あ、あ、あ、ああっ!

射精した後もOlの物は硬度を失わず、ゆっくりと抽送を再開する。

と言うわけで、お前も人並みに快楽を感じ、乱れ、気をやれるようにしてみた。ああ、害になるようなことはしていないから安心してくれ。ただ、こうして

Olはずん、と腰を突き出す。

あああああああああぁぁぁっ!

一緒に楽しめるようにしただけだ

ま、待ってぇ、ちょっと、待っんうっ!

息も絶え絶え、といった様子で停止を求めるリルの口を、Olは自らの口で塞いだ。

その動作の間にも、片手で胸を揉みしだき、もう片方の腕で腰を抱き寄せ、剛直を激しく出し入れしている。

人間の女ならあまりの激しさに快楽よりも苦痛を味わうところだろうが、そこは淫魔の身体である。全ての動作が余すことなく快楽へと結びつき、更に貪欲に快楽を求めていた。

さっきまでより断然いいぞああ、最高だ出すぞっ!

駄目、もう、ああっ、もっと、いや、あ、あ、あああああっ!

自らの中に入り込んでくる精液の感覚に、リルは身体を仰け反らせびくびくと震える。

もはや彼女にとって、Olの精液は強力な媚薬に等しい。身体に触れるだけで強烈な快感が身を貫き、胎内に出されればそれが絶え間なく襲い掛かってくるのだ。その上、Olは出しても出しても全く萎えることなく、更に抽送を繰り返すのだ。

ま、待って、おか、しおかし、く、なっちゃ