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グロテスクでありながらも、逞しく力強さを感じさせるその肉槍に、パトリシアは思わずごくりと唾を飲み込む。

既に彼女の股間はしとどに濡れそぼり、受け入れる体勢を整えている。しかし、彼女は鉄の精神力で言葉を抑えていた。

試しに言ってみたらどうだ? 今なら言っても、お前の負けとはしないし、実際に犯したりもしない。練習だ。実際負けを認めたいときに、言えなかったら困るだろう?犯してくださいと言ってみろ

お!?

快楽に思考を乱され、ぼんやりとしていたパトリシアは命令されて反射的に言われた通りにしてしまった。

しかし、おから先が言えない事に気付き、驚愕する。

! っ!

何度言おうとしても、言葉が出ない。パトリシアは躍起になって言おうとした。しかし、どれだけ試しても言葉が出てこない。

ふむ中々強情な娘だな

ちらりと蝋燭に目をやり、Olは呟いた。蝋燭はもはや殆ど残っていない。このまま行けば、パトリシアの勝ちだ。それに気付き、彼女は愕然とした。

勝ち? このまま? こんな、飢えた身体のまま?

全身は熱く火照り、今すぐ犯して欲しい、と訴えていた。余りの快楽に気が狂いそうだ。Olはすっと手を引き、彼女を愛撫するのをやめた。すると、飢えは更にひどい物になる。まるで全身が痒くて仕方ないかのように、股間がうずき、我慢が出来ない。

それなのに、犯してという言葉はパトリシアの口からはどうしても出なかった。犯して欲しい。滅茶苦茶に突いて欲しい。出せぬ声は、彼女の欲求を弥が上にも煽った。

時間か。賭けはどうやら、お前の勝ちのようだな

蝋燭の炎は消えた。しかし、そんなものもはやどうでも良かった。情欲の炎は燃え盛り、パトリシアはもうOlに犯されることしか考えられない。なのに、相変わらず声は出ない。彼女はついに、Olに抱きつくと、その剛直を己が身に収めた。

ああっ!

歓喜の声が、彼女の喉を通り過ぎる。痒いところにようやく手が届いたかのような、素晴らしい気分だった。彼女の純潔の証は股間から流れ出ていたが、痛みよりもはるかに快楽の方が強い。

賭けに勝ったのだから、お前は犯される必要などないのだぞ?

いいっ、もう、そんなのいいどうでもっ!

パトリシアはOlの首に手を回し、ひたすらに腰を振った。一度抽送を繰り返すたびに脳髄が痺れ、甘美な快楽が稲妻の様に身体を走る。彼女は生まれて初めて味わう快楽をただただ無心で貪った。

やはりオリヴィアの娘だな。媚薬も必要なかったかも知れん

蝋燭に視線を走らせ、Olが呟く。しかしそれもパトリシアの耳には届いていなかった。

ああっ、ああああっ、駄目、駄目ぇぇぇぇーーーーっ!

パトリシアが絶頂に達し、身体を奮わせるのにあわせてOlも彼女の中に精を放つ。本人がどうでもいいと言ったのだから、当然先ほどの約束は反故だ。

さて最後の一人はどうするか、とOlが視線を移すと、そこには母に秘所を弄られ、すっかり融けた表情のプリシラの姿があった。

Ol様、準備は万事整えて置きました

妖艶に笑うオリヴィアを見て、Olは更に呆れを強くした。とんだ淫乱母娘だ。

Ol様ぁ、もっと、もっと奥にお情けを私に赤子を孕ませてくださいっ!

Ol、様! 私にも、精液頂戴っ! お母様と、同じ歳でああぁっ、赤ちゃん、孕みたいのぉぉっ!

Olさまぁ、リシィにも、たくさん赤ちゃんの素、くださいお母様やお姉様と一緒に、赤ちゃん生ませてくださいぃっ!

三人のそっくりな母娘たちが、競い合うように白い尻を振り、Olの精を求める。

ああ。存分に俺の子を孕め。娘を産んだら、その娘もまた孕ませてやろう。そうして、カルスの血は永遠にこの地を満たすのだ

ああっ素敵

オリヴィアはほうっと息をつき、うっとりして呟いた。Olは褒美に、パトリシアの中から引き抜いてオリヴィアに突き入れてやる。

ああっ、Ol様ぁ、素敵ですぅ私に、女としての悦びをあんっ、もっとぉ、教えてくださいませっ

豊かな尻と乳房をふるふると震わせ、オリヴィアが喘ぎ、

あん、Ol様、抜いちゃ駄目ぇお父様の血を残すなら、私を孕ませてくれないとお母様では、血は残らないですよ?

拗ねたようにパトリシアが振り向き、Olに肢体を絡ませ、

Olさま、リシィもぉお姉様より4つも若いから、4人は多く赤ちゃん孕んで見せますぅ。だから、もっともっと中にくださいぃ

プリシラが小さな身体をもぐりこませ、オリヴィアを貫く肉棒から精の詰まった袋を舐め上げる。

案ぜずとも、全員しっかり孕ませてやる。それ、尻を並べろ

Olの言葉に嬌声を上げ、オリヴィアの横に並んで尻を突き出す二人の娘達。Olは三人の美姫に順に精を注ぎ込むと、揃って奉仕させ、寄せ合う三人の顔を白濁の液で穢した。

恍惚とした表情を浮かべる女達を見て、Olはひとまず息を吐く。十月十日後、彼女達は元気な赤子を生むことだろう。子を孕んだとなれば、彼女らを立ててOlを斃そうとする勢力も手出しは出来ない。

カルスとOl、両方の血を引く子供が出来てしまえば、Olの王としての地位も磐石な物になる。その頃には反乱の芽も粗方摘めるだろう。

人間達を統治するのも中々面倒な物だ。ダンジョン内の魔物の方がずっと扱いが楽だ。温かく光に溢れた王宮で、冷たく暗い地下を思っていると、彼の一物が暖かい物に包まれた。

我が君、もっと中に注いでいただけませんと、赤子も出来ませんわ

見ると、オリヴィアが再び彼の物をくわえ込んでいた。

いや、魔術師の予言をなんと心得る。赤子は確かに、お前の腹に

お母様ばっかりずるいわ。私ももっと、Ol様に抱かれたい

Olの言葉を遮り、パトリシアが抱きついてくる。

やぁ、リシィも、もっとしてもらうのー!

プリシラが不満げにOlの腕をぐいぐいと引っ張る。

王宮内ではダンジョンコアの魔力は使えない。ユニスもリルもダンジョンの中だ。魔力はOlの体内のもので全て。使い切るわけにも行かない。つまり、ここからは体力勝負だ。

こいつらは、人の姿をした淫魔なのかも知れん

王家に連なる女達は、魔王を初めて戦慄させた。

第12話魔窟の住人と触れ合いましょう-1

力むと魔力を使いすぎるのは、悪い癖ね、アイン

冷静に、落ち着いて。あなたならきっと出来るから

今までしてきた努力を思い出すの。努力は、きっとあなたを裏切らない

魔術師にとって一番大切なことはね、アイン。

信じることよ

今まで努力してきた自分を

自分を生かしてくれた全てを

あなたを取り巻く皆を

信じるの

そうしたら

あなたは

私を

殺し

信じて

たのに

うらぎりもの

おきてー!

がばっと上半身を起こし、Olは額に痛みを感じた。はあはあと肩で息をしながら横を見やると、リルが頭を抑えて蹲っている。