どうぞ、この身を自由にしてくださって構いません
膝立ちになってそうすると、ちょうどOlの目の高さに彼女の下穿きが来る。ほうと感心したような声をあげ、Olはそこに指を這わせた。じゅくり、と湿った感触が指に伝わる。
準備がいいな
恐れ入ります
勿論、何もせずに濡れる訳などない。ノームはOl達が入ってきた時から、彼が魔王であることを看破し、この展開を用意して準備していたのだ。
Ol、この子処女だよ
中々気前がいいな
リルの指摘にOlが言うと、ノームは股間を弄られながらもニッコリと微笑んだ。
誠心誠意をモットーとしておりますので
魔王などと呼ばれるOlを前に、処女の身でこの対応。その度胸と頭の良さをOlは気に入った。
駄目だな
故に、Olはそう答えた。さすがにその反応は予期していなかったのか、ノームは驚いたように大きく目を見開く。
生憎とこの通り、女には困っていない。確かにお前は美人だが、その程度で対価になると思ってもらっては困る
Olはリルを抱き寄せ、見せ付けるようにその胸を掴んだ。リルの豊満な膨らみはローブの上からでもはっきりとその存在を主張し、いやらしく突きあがっている。ノームも見事な双丘を備えてはいたが、淫魔の淫らな肉体には敵うべくもなかった。
では、いかがいたしましょうか
ノームはじっとOlを見つめる。
真実の瞳だな
ノームは瞬き一つしない。Olは続けた。
お前の持つギフトだ。全ての虚偽を暴き、その持つ本質を明らかにする。なるほどその齢で商人として大成する訳だ
そんなに大したもんじゃございませんよ
ノームはため息一つつき、カウンターを降りた。
あたしのはただの鑑定眼。ある意味真実の瞳よりレアかもしれませんね。見たものの価値、値段がわかるってだけの、中途半端なギフトです。あなた様には金貨10枚の値段がついておりますよ。人は普通、無料なもんですけどね。その身体が形代だって言うなら値段が見える
まあそういう事にしておいてやろう。だが、剣の効果には気付いているのだろう?
ノームの背筋を、冷たい物が走った。いつの間にか彼女の頭をOlが掴んでいる。
返答には気をつけろ。お前以外にそれを知っている者はいるか?
Olの声が冷たく響いた。嘘を言っても気に入らない返答をしても、殺される。そうノームは直感した。
知っているのは、あたしだけ、です
何故だ?
Ol様に死なれては、あたしの商売上がったりですから
既に声を震わせることさえなく、ノームはそう答えた。
いいだろう
Olはノームの頭から手を離した。一気に緊張が抜け、今更彼女の全身からどっと汗が噴出した。
いい度胸だ、気に入った。無理やりにも我が物としたいところだが
残念ながらOl様、あたしは商人です。仮にこの魂を奪われようと、利にならないことは一切しません
ノームは真っ直ぐにOlを見返し、はっきりそう言った。
で、あろうな
利以外でいう事を聞かせるのは不可能だろう事を、Olは悟った。呪いで無理やり縛ったり、精神を壊せば操り人形には出来るかもしれないが、そんな事をすれば彼女の聡さと度胸は失われる。
ここでの商売を認めよう。それから、呪の篭った品を卸してやる。代金は要らん、そのまま売りに出せば良い
こちらの対価は如何に?
売り上げの5分を上納金とする。ただし、これは街全体での話だ。それと、お前の扱う商品を迷宮にも卸してもらおう。これは対価を支払う。それでどうだ
承りました。その条件で問題ありません
ノームは即答した。深く考えていないのではなく、一瞬で計算を済ませるだけの頭の回転を持っているのだろうと思わせる、落ち着いた対応だ。
それで
先ほど渡された金貨の袋を弄びながら、Olは尋ねた。
お前自身は金貨何枚だ?
第12話魔窟の住人と触れ合いましょう-3
ノーム百貨店は一階が店、二階がノームの居住スペースになっている。彼女は扉にCLOSEDの札をかけると、Olを二階へといざなった。
それでは、御奉仕させて頂きますね
ベッドの上で跪き、彼女は恭しくOlの物を取り出し、舌を這わせる。
結局、Olは金でノームを買うことにした。悪魔よりも強かな彼女に対しては、それが最も安定した契約方法であると判断したからだ。
彼女の値段は週金貨十枚。それなりの額だが、フィグリア王国や、直轄地からの税収を得ているOlにとってはたいした値段ではない。
それだけの金額でノームはOlに味方をし、主だった冒険者の動向を知らせたり、彼にとって不利になる情報を握りつぶしたりしてくれる。ついでに身体も好きにしていい、という事で、Olは彼女を試してみることにした。
ノームとしても、自信満々に出した商品が素気無く断られた事で傷ついたプライドをどうにか回復した形だ。
手馴れているな。処女だったのではないのか?
当店の商品は、全て一級品ですから
ノームはにこりと微笑んで、Olの物を胸で挟み込んだ。傍らから瓶を取り出し、とろりとした液体を塗りつける。
それは何だ?
ローションです。こうするとほら、いかがですか?
にゅるにゅるとぬめる胸の谷間で、ノームはOlの一物を擦り上げた。膣内とも、口内とも違う柔らかな刺激がOlのそれを更にいきり立たせる。
凄い、流石魔王様、御立派ですね
ほうっと頬を朱に染め、ノームは口で先端を咥えこむ。そのまま、胸をぎゅっと手で寄せてしごきながら、鈴口に舌を這わせ、吸い上げる。
く上手いな
腰に走る快感にOlは呻く。ノームは瞳を笑みの形に細め、じゅぽじゅぽと音を立てて口で奉仕する。同時に、そのたわわな胸でOlのペニスをぎゅうぎゅうと挟み、交互にしごく様に動かした。
く出すぞ、飲め!
ん、んんっ! んぐ、んっ
ごくりごくりと喉を鳴らし、奥に次から次へと放たれる精をノームは飲み込んでいく。
んんんんぶぅっ
しかし、その余りの量についに飲みきれず、ごほごほと咳き込んで彼女は口の端から白濁の液を垂らした。口から離されてもなおも吹き出す精液が、彼女の顔や髪にかかり、白く穢していく。
も、申しわけございませんすごい量それに、こんなに濃いなんて
顔についた精液を掬い取って口に含み、ノームは恍惚とそう呟いた。しかし、それが演技であることをOlは見抜いている。彼の目的は、その余裕を砕いてやることだ。そして、ノームの方もそれを狙っている。
では入れるぞ。足を広げろ
はい
ノームは恥かしげに、しかし惜しげもなく脚を開いた。うっすらとした繁みの奥に隠されたそこは色素の沈着も無く、綺麗な桃色の奥を覗かせていた。
処女と言うのは本当のようだな。いいのか?