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まあ申し訳ありませんっ

そうだよっ、あたしだっているんだからするんなら三人一緒でしょっ

寧さんまで

そっか、みんな壊れているんだもんな

玩具同士では、貞操観念なんて無いんだ

あら、美味しそうね

上の階段から、弓槻先生が下りて来た

はいっ、三種類焼きましたから、召し上がって下さいっ生ハムとマルゲリータとアンチョビですっ

克子さんが地階から次々と皿を運んでくる

オレと寧さんも手伝った

サラダとマッシュポテトも用意されていた

昼ご飯の準備完了

弓槻先生と寧さんとオレの三人で、テーブルを囲む

克子さんは立ったまま、給仕をしている

彼女は弓槻先生の前では、ずっとメイドで通しているらしい

絶対に一緒に食事することは無いのだそうだ

先生のいない席では、マルゴさんたちと食卓を囲むこともあると、寧さんが教えてくれた

克子さんのピザは本格的だった

オレは宅配のピザだってロクに食ったことは無いから、簡単に比較はできないんだけど、とにかく美味い

ピザの生地とチーズからして、すでに別格という感じで

具の方も

克子さん、アンチョビって何ですか

そんなもの、これまでの人生で食ったことが無い

魚っぽいけど

イワシの塩漬けですっ

へえ何語なんだろ

英語よフランス語では、アンショワイタリア語では、アッチューガ イワシと言っても、カタクチイワシっていう種類の魚よもっとも、現在世界で食べられているアンチョビの8割はペールー産で、アンチョベータって呼ばれている魚よこのピザに使っているのも多分そうね

弓槻先生が、教えてくれた

へえ

どうしたの、ヨッちゃん、妙な顔して

いや先生に何か知識的なことを習ったのは、これが初めてだなと思って

ぷっと、克子さんが吹き出した

そんな克子さんを、先生がジロッと見る

克子さんは、笑いを堪えながら

失礼致しました、お嬢様

克子さんは、弓槻先生のグラスにワインを注いだ

そう、弓槻先生と寧さんは、赤ワインを飲んでいた

昼からワインとかイタリア人みたいですね

と、オレが言うと、何がツボに入ったのか克子さんがまたクククと笑い出した

ヨッちゃん、イタリア人じゃなくても、ピザにはワインが一番だよっ

グラスをペロッと舐めながら、寧さんが言う

吉田くんは、まだ十五歳だからワインはダメよ

先生が、オレにそう言う

いやでも、寧さんはグイグイやってるじゃないですか

寧さんだって未成年でしょ

という、顔をオレがしていたら、

寧はもう十八歳だからいいのよ

と、先生は言う

てもお酒は二十歳になってからじゃ

ヨーロッパじゃ十八歳から飲酒おっけーですっ

オレの顔を見て、克子さんが笑って教えてくれた

いえここ、日本なんですけど

フランスとイタリアは、十六歳から飲酒していいのよ吉田くんも、誕生日になったら好きなだけ飲ませてあげるわ

先生は、そう答えた

まあいいですけど

別にそんな、お酒に興味は無いですし

ねえねえ、ヨッちゃんこれがバジルで、こっちがルッコラだよっ

寧さんがサラダの中の葉っぱを指差して、教えてくれた

はぁバジルってのは聞いたことがありましたけど、これが本物ですかルッコラっていうのは、初めて聞きました

ルッコラ

何か、ガンダムとかに出てきそうな名前だ

多分、黄色いモノアイが付いてる

このルッコラは、あたしがお屋敷で栽培したものですっ

へえ、克子さん、ガーデニングもやるんだ

ヨッちゃんの家、あんまりお母さんが料理に興味が無かったでしょ

うんうちのオフクロは、全然料理しない人だった

冷凍食品とスーパーのお総菜が基本で

これから、いっぱいお姉ちゃんと美味しいもの食べようねっ

あたしヨッちゃんに色んな美味しいものを教えてあげるっヨッちゃんに、教えてあげられることがいっぱいあるって嬉しいなぁっ

寧さんは、そんなことを喜んでくれた

あらっ、お料理のことでしたら、あたしが教えて差し上げますわっ

克子さんが、参戦してくる

まあ確かに、料理を作ったのは克子さんだ

寧さんは、食べてるだけだし

いーのっごはんのことはあたしが教えるのっ克っつんは、ヨッちゃんにセックスのことを教えてあげればいいじゃないっ

寧さんの提案に克子さんは、眼を丸くする

あたしが、吉田様にですか

そうよっヨッちゃんは、回数はこなし始めているけれど、あの女としかセックスしたことないでしょ克っつんが、もっと色んな気持ちのいいセックスを教えてあげてよっ

克子さんに、セックスを教わる

克子さんが顔を赤くして、弓槻先生を見る

弓槻先生は、フッと微笑んで答えた

いいアイデアだと思うわ克子、あなたはずっと性奴隷として、無理矢理に犯されるか、男に奉仕するかしかしてこなかったものねこの辺りで、教えてあげるセックスというものを経験するのは、あなたにとって良いことだと思うわ

お嬢様

あたしの一人目として、あなたは七人目の吉田くんをどう思っている

弓槻先生の問いに、克子さんははっきりと答えた

弟の様に感じていますとても愛おしく思ってます

それなら構わないでしょう吉田くんには、奉仕しなくていいわ犯されなくてもいいのよただ、姉として愛しい弟にセックスの素晴らしさを教えてあげるそれだけでいいわ

でもお嬢様あたしには性奴隷としてのセックスしか経験していませんっあたしにできるでしょうか

吉田くんがセックスの初心者だってことは判っているわよね

それは、もう

そうだ克子さんは、オレの初体験以来のセックスを撮影者としてずっと見てきている

吉田くんのセックスを見ていて、もっと、こうしたらいいのにとか、あたしだったら、こうしてあげるのにとか、思ったことはある

いつも思います

それをあなたが優しく教えてあげればいいのよ簡単でしょ

克子さんの顔が、パッと希望に輝く

吉田くんからも克子にお願いしなさいセックスを教えて貰うの犯してはダメ、奉仕して貰うのでもないわただ、教えて貰うだけいいわね

弓槻先生はオレという存在を使って、克子さんに性奴隷としてではないセックスを体験させようとしている

多分、その経験が克子さんにとってプラスになると信じて

それならオレは、喜んでその実験台になる

はいっ克子さん、オレにセックスを教えて下さいっ

教わる立場なのだから、何でも克子の言う通りにするのよ自分の欲望だけで、勝手なことはしない約束できるわね

約束します

克子吉田くんがこんなに一生懸命頼んでいるんだけど、あなた、どうする