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そう思う

あたしはね君のそういうところ、結構、気に入っているよ

マルゴさん

馬鹿な男に限って、やたらと質問ばかりしてくるからね女に質問することが、優しさだと勘違いしてどこの国から来たの日本は好き体格がいいけれど、何かスポーツでもやってるのその顔の傷はどうしたの質問して、オレはお前に関心があるって示すことを押しつけてくるああいうの、気持ち悪いよね

マルゴさんやっぱり、国を離れて日本で暮らすようになって、色々と大変だったのかな

君がそういう子だから、ミナホは君をチンポ奴隷ではなく七番目にしたんだと思う今のあたしたちに必要な子だから

必要

ここのところ、寧がしきりに君とセックスするって喚いているでしょ

あれ、本気にしないでね無理に襲ったりしちゃ、ダメだから

あはい

寧はね男性恐怖症なんだよ

男性恐怖症

寧さんが

あの子は、これまでに3回、男にレイプされそうになっているんだよいつも、何とかギリギリのところで助かって最後の時は、あたしが相手を撃ち殺したピストルでね

マルゴさんが、殺した

だから寧は、まだ処女だし、男とキスもしたことがない本当に酷い男性恐怖症なんだ男と話したり、一緒の空間にいることが苦手で苦痛なんだよ

オレ一緒に居てもいいんでしょうか

君には、大分慣れてきたみたいだから怖くないみたいだよ

それって男としては、見てもらってないってことか

寧はさ、集団生活がホントに無理な子なんだよあの子とにかく綺麗すぎて目立つでしょ寧が教室の中に座っているだけで、男が次々に寄ってきて彼女にちょっかいを出してくるから女の子もそう、普通の器量の子は寧の美しさに嫉妬して、酷いことばかりしてくるらしいよ悪口を言ったり、物を隠したり

そうだろうな想像が出来る

綺麗すぎる女の子が学校という社会で生活するのは、結構大変だと思う

だからミナホは、寧を保護するしかなかった

それって、もしかして

そうだよあの子の金髪もカラーコンタクトも、不良の悪い噂も、みんな寧を守るためにミナホが考えた防衛手段なんだ他の一般生徒から寧を隔離するためにね

だから寧さんは

いつも、一人なんだ

寧は、普通の子らとは一緒に生きられないそれは、あたしも同じだけどねでも、本当のあの子は、おとなしくて優しい子なんだあの明るくてサバサバした性格も、金髪やブルーのコンタクトに合わせて、あの子が自分で作ったものだから

マルゴさんは、悲しそうに微笑んだ

寧が外に出る時は、必ず誰かが一緒に行くことになっている今、克子さんが付き添っているみたいにねあの子は、まだ一人じゃ男が怖くて街を歩けないから校内では、誰かが監視しているしあたしたちは、いつもお互いがお互いを監視することで、助け合っているんだよ寧は、あたしと克子さんを克子さんは、あたしと寧をあたしは、寧と克子さんを自分のことなら挫けてしまいそうなことでも、仲間のことなら見守ってあげられるだろ

そうやって、お互いを補完し合って

あれっ、ちょっと待てよ

先生のことは、誰が見ているんだ

それから、岩倉会長も

でも、寧ももう十八歳だし、ずっとこのままではいられないだろだから、ミナホは君みたいな、寧が怖がらない男の子を選んだんだと思う

オレそんなに怖くないですか

うん君は正直だし、おとなしいし、寧の嫌がることはしないから寧に弟がいたことは、話したよね

はい亡くなられたって

うんそれ以上のことは、あたしの口からは言えないけれど寧は多分、弟以外の男性は愛せないと思う

弟しか愛せない

ねえ君、人生はもう諦めているこれから先はどうでもいいって言ってたよね

それなら君、寧の弟になってくれないかいもちろん、これは比喩的な表現じゃないよ本当の弟だ一生ずっと死ぬまで弟でいることをやめないってことだよ

それは一生、寧さんに対して、責任を持つということ

そんなことオレにできるだろうか

オレはオレ自身のことすら、何一つ責任がとれないのに

少し、考えさせて下さい

うんよく考えてみて欲しい

マルゴさんの眼は、真剣だった

でも、ちょっと残念だな

何がだい

もし弟になっちゃったら寧さんとは、セックスできないじゃないですか

オレは、ハァと溜息混じりでマルゴさんに微笑んだ

もちろん軽い冗談のつもりだった

何を言ってるんだ、君はっ

ヤバイちょっと、ふざけすぎたかな

マルゴさんが、怒ってる

寧が弟以外の男とセックスするはずがないだろっ寧の弟になるっていうことは、一生、寧とセックスし続けるってことだよっ

まあ、弟だから、君が他の女性と結婚したりセックスしたりすることは、寧は許してくれると思うただ、寧の方は一生、君としかセックスしないというだけの話で

寧さんが、一生オレのもの

どんな天国だそりゃ

いいやそうじゃないな

一生は、一生だもの

結婚なら離婚することもできるけれど弟は決してやめられない

ずっと、寧さんと生きていかないといけない

とにかく、考えておいてくれああ、あたしがこの話をしたことは、寧には内緒にしておいて

あ、もちろんです

その代わり君に、あたしの一番大切な秘密を一つ教えてあげるよ

マルゴさんの秘密って

じゃあ十二歳の時にレイプされたって話は、全然秘密じゃないんだ

あたしが、アメリカ・インディアンの血を継くことは知ってるよね

あたしの部族ではね赤ん坊が、生まれて最初に見た物をその子の愛称にするんだお母さんのお腹から生まれて、最初に眼を開けて見た物だよだから、家によっては金貨を用意しておいたり、窓の外の青空を見せたりするそれで、ゴールドとかブルー・スカイって名前になるわけ

あたしは、お産が急でねインディアン居留地には、まともな病院が無いから、近く街まで行く途中に産気づいちゃってあたしは、ハイウェイの真ん中で生まれたんだつまり、あたしが生まれて初めて見たものは、アスファルトで舗装された真っ直ぐの道ハイウェイだから、あたしはマルゴ・ハイウェイ・スタークウェザーなんだ

マルゴさんはそう言うと、ニコッと笑った

これ、本当に親しい人にしか教えない秘密なんだよ

お正月三日間は、アクセス数がスゴイことになっててビビリまくりました

私の様な者の書いた拙い小説を、毎日、三千人(ユニーク表示で)以上の人が読んで下さっているなんて心より感謝致します

アクセス解析すると、やっぱり雪乃の陵辱回のアクセスが多かったので、色々使っていただいているのだなと、性獣・克子さんが泣いて喜んでいます