それは成人用のおむつだった
これ、みすずの調教に使おうと思っていたのよこの子、ちょうどおしっこ調教をしていたところだったから続きは、吉田くんに任せるわ
えっおむつ調教ですか
そうよみすずのおむつの交換は、吉田くんがしてねっこれ、一番吸収力があって漏れないタイプだから、いつでもどこでも放尿させられるわよっ
渚さんは、ニコニコしている
うわっ、それはまたいいかもしれないっ
みすずいい
はい旦那様
オレは渚さんに付け方を教えてもらいながら、みすずにおむつを付ける
可憐な美少女におむつ
うわっ、何かスゲェいやらしい
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る
あ、誰かがみすずの服を持って来てくれたのね
すぐに、渚さんが玄関まで取りに行ってくれた
ええっ、これって
グリーンとグレーの中間みたいな微妙なでも、最高に上品な色のセーラー服
スカーフは、深い海老茶色
これって日本で一番のお嬢様学校と言われているあのっ
んふふっ、言ったでしょみすずは本物のお嬢様だって
雪乃の妹の舞夏ちゃんもお嬢様中学の制服を着ていたけれど、もうランクが違う
舞夏ちゃんの学校が中量級なら、みすずの学校は無差別級でチャンピオンで金メダルだ
全然、比較にならない
遠く戦前から、ブッちぎりでお嫁さんにするなら、このお嬢様校の卒業生リストのベスト1をキープし続けている
さあ早く、着替えちゃいなさい
超お嬢様学園の制服に着替えたみすずは気品と愛らしさが三倍になった
何これすっげぇ、可愛いんですけれど
上品なセーラーに赤い首輪というのがまた
どうしました、旦那様
みすずがオレに、ニコッと微笑む
キスしていい
みすずを抱き締めてキスする
あっ何か、気が遠くなりそうだ
みすずとのキスは、甘いレモンの味がした
雪乃の時とは違う
オレ大事にするからっ
はいっどうぞ末永く可愛がって下さいっ
リビングに戻ると、真緒ちゃんがマルゴさんと紙パックのカルピス・ウォーターを飲んでいた
みすずちゃんも飲む
えへっ
真緒ちゃんが笑って、みすずのためにコップにカルピスを注ぐ
おやおや、吉田くんには注いであげないの
マルゴさんがそう言うと、真緒ちゃんは
困った顔をして、渚さんを見る
あら、いけない忘れていたわ、あたし
そう言って渚さんが、いそいそとオレの方へやって来る
渚さんは、真緒ちゃんの前でオレにキスをした
途端に真緒ちゃんがニコニコ微笑む
真緒はねあたしがキスした人としかお話ししないのよっ
どういう教育だよ
っていうかママがキスした人以外は、絶対に心を開かないっていうのは
それはつまり渚さんが、どれだけ世間の大人を信用していないかっていうことで
この人も、ママの仲間
そうよ、ママの仲間大切な人吉田くんて言うのよ
よしだくん
うんこれから、ちょくちょく家に遊びに来るから、真緒も仲良くするのよっ
はーい
オレ、これからちょくちょく来るんだそうなんだ
真緒ちゃんが、オレにニッと微笑む掛ける
真緒ですっよろしくねっ
吉田ですよろしくお願いします
うんっ
マルゴさんが、真緒ちゃんの代わりにオレの分のカルピスを注いでくれた
ゴクゴク飲む
すっかり、喉が渇いていた
みすずも、おんなじ様子だった
コップ一杯をあっという間に飲み干して、二杯を真緒ちゃんに求めている
吉田くんはね、真緒にとっても良いものをプレゼントしてくれるのよっ
えーっ、何々
何だと思う
うーん絵本お人形
もっと、真緒が欲しがっているものよ
何だろママ、教えてっ
弟妹よっ
ブッ
真緒のね、弟か妹をプレゼントしてくれるのっ
えーっ、やったぁっいついつ、いつくれるのっ
そうね早くて、来年の春くらいだと思うわ
渚さん、妊娠する気満々なんだ
もっと早くがいいよぉっクリスマスがいいっ
うーん、それはちょっと早産過ぎるから無理ね元気で可愛い赤ちゃんは、ママのお腹の中でゆっくり成長させないといけないのだから、急ぐのはダメよ
急ぐのはダメなのうん、判ったっ
じゃあ、真緒からも吉田くんにお願いしなさい元気な赤ちゃんを下さいって
妖精の様な真緒ちゃんが、オレを見上げる
よしだくんたのむねっ真緒、弟がいいなあっ
うん、努力する
とりあえずそんな風に答えてみた
さてそろそろ出ないと間に合わないよ
マルゴさんが、時計を見て言う
時間は三時三十二分
四時に、野球部のグラウンド前だったろ
雪乃は、その時間に遠藤と待ち合わせしているんだっけ
とにかく車で送るよみすずさんは、その後、病院へ連れてってあげる
一階の花屋の店に下りる
さすがに昼下がりで、お客さんはそんなにいない
ミユキさんが、一人だけ接客していた
下りて来たみすずに、他の三人の店員が集まって来る
おめでとうみすずちゃん
身体は、平気
はい旦那様が優しくして下さいましたから
うわっ、旦那様って呼んでいるんだっ
幸せになるのよっ
渚様のペットとして恥ずかしくないご奉仕をするのよっ
うんがんばってね
次々にみすずに話し掛けるペットたちに、渚さんが笑って言う
もうみすずはどこか遠くに行くわけではないのよっこれからも、このお店で働くんだから、みんな仲良くしてあげてね
よろしいっじゃあ、マルゴちゃん、吉田くん、またねみすずも気を付けて
一礼して、店を出る
みすずも仲間たちに深々と頭を下げた
接客中のミユキさんも、笑って手を振ってくれる
再びマルゴさんのマセラッティへ
乗り込む前に、みすずは自動販売機でミネラルウォーターを買った
二人とも後ろの席にどうぞイチャイチャしたいでしょ
マルゴさんは、そんなことを言ってくれるけれど
はいっお心つがい、ありがとうございますっ
ってみすず
みすずが、オレの手を掴んで二人で後部の座席へ
みすずはオレの手を掴んだままオレに寄り添ってくる
芳しい髪の匂いがオレの鼻を刺激する
じゃあ、行くよ
ブァァァンと咆哮する、エンジン
マセラッティは走り出す
吉田くんちょっと、いいかな
しばらく走ってマルゴさんが、オレに話し掛けてきた
はい、何ですか
あたしの昔話なんだけどね
少し間を開けて、マルゴさんは言葉を続けた
あたしはね、十二歳で保護されてから三年間、施設に居たんだ
十二歳マルゴさんがレイプされた年齢
その事件の後保護された