どうしようもあたし妊娠したら、困る困る
またオレの精を子宮で受け止めた白坂さんは、そう言って泣いた
彼女の胎内からぐちょりとペニスを引き出
白い精がとろとろと滲み出す
困ることはないでしょ産めばいいのよ
先生は、無責任なことを平然と言う
あたし、こんな人の赤ちゃん、産みたくないっっ
こんな人それは、オレのこと
白坂さんにとって、オレはもう普通のクラスメイトではない
陵辱者、レイプ犯とにかく、彼女の敵
彼女を汚す者
そう付き合ってみたら、意外といい人かもしれないわよ
先生は、なおも白坂さんをからかう
あたしは、ケンジと付き合っているんですあたし、ケンジ以外の男の人の子供を産む気はありません
そこまで言うんだ
そんなに、遠藤のことを
じゃあ、あなた吉田くんの子供を妊娠してた場合は、堕ろすの酷い人ね妊娠中絶は人殺しだって婦人団体の意見、効いたことない
先生の言葉に黙り込んでしまう白坂さん
そうそう、これも知ってるかしら普通に愛のあるセックスをした時よりも、レイプされた時の方が、妊娠する確率が高いのよ女の身体が性急で無理なセックスに驚いて、思わず排卵してしまうんだってあなたの子宮も、そんなことになっているかもしけないわね
クッと、顔を覆って泣く白坂さん
裸のまま、シャワールームの中で
今この細い腰の中にオレの精液がたっぷり入っている
オレはもう、覚悟していた
この先、ずっと白坂さんと一緒にいるためには
彼女をオレの物にするためには
白坂さんを、妊娠させるしかない
オレの子供を産ませて一生、オレに仕えさせる侍らせる
それしかオレには残されていない
白坂さんが、オレのことを好きになってくれるはずはないのだから
過去も、現在も、未来も
そんな可能性は、ゼロだったのだから
いつまで泣いてるのもういいでしょう朝食にしましょうよ
先生は泣いている白坂さんを無視して、そんな提案をする
吉田くん、そこの棚にバスタオルがあるから、白坂さんを拭いてあげて
オレは脱衣所の棚を開けて、大きな純白のバスタオルを二枚取り出す
きっと高級品なんだろう、とってもふわふわしていて触り心地がいい
裸で泣いている白坂さんの肩に、バスタオルを掛けてあげる
えっと拭くって、どうしたらいいんだろう
触らないでこれぐらい、自分でやれるわっ
白坂さんがキッとオレを睨む
白坂さん、あたしは吉田くんにあなたの身体を拭くようにお願いしたんだけど
七時まで、後一時間よ
白坂さんは、唇を噛みしめて屈服する
オレの顔を見ないままそっと呟いた
拭いて下さい
白坂さんの身体を抱き締めるようにして、タオルで拭いた
水滴を一つ残らず吸収する
胸の柔らかさを、タオル地の上から再確認する
お尻を拭くその割れ目も
それから、可愛いお腹、おへそ股間も
最後に、細い足にタオルを滑らせる
白坂さんは黙ったまま人形のように、オレに自由にされていた
その間に部屋の内線電話を使って、先生が克子さんを呼び出す
1分もしないうちに、克子さんが大きなワゴンで朝食を運んで来た
銀盆の上に乗せられた食事
ワゴンの下の方には、オレたちの服も用意されていた
服を着ても、いいですか
悲痛な表情で、身にまとう物を切望する白坂さん
バスタオルで、必死に身を隠そうとしている
まだ、ダメよ食事が終わるまでは、裸のままでいなさいそのタオルも外してこの部屋、裸でも別に寒くはないでしょ
先生の冷酷な命令
確かに、室温は快適だけど
ご飯はいいですあたし、お腹減ってませんから
がっくりとうつむいて、白坂さんはバスタオルを外す
ダメよあなた、夕べだって、大して食べてないじゃないこれから、お昼までは長いわよ授業中に倒れられても困るのよ無理でも食べなさい
理路整然と、先生は白坂さんを諭していく
裸の朝食
オレもなぜか裸のままにさせられている
オレと白坂さんは、二人並んでベッドに腰掛けている
克子さんの運んできたワゴンを、そのままテーブルにして
先生と克子さんは、刑務所の看守みたいにオレたちの前に立って、食事の様子を観察している
食事の内容はパンとミルクそれから、サラダが少々
やはり白坂さんは、なかなか食べ物に口を付けようとはしない
今朝の食事には、変な薬は入れてないわ今日は、これから学校があるんですものさすがにそんな馬鹿な真似はしないわ
そうは言うけれどさんざん、先生にはダマされてきたんだし
このパン、あたしが焼いたんですよっ美味しいですから、食べて下さいっ
克子さんのさわやかな笑顔
この顔にも、ずっと誤魔化されてきているし
それでも覚悟を決めたのだろう白坂さんはパンを小さくちぎって、口に放り込む
美味しい
オレも食べてみる美味い
一口食べてみた瞬間に、肉体が栄養を要求していることに気付く
オレこんなに空腹だったんだ
昨日から、ショックの大きいことばかり続いていたので、空腹感が麻痺していたみたいだ
オレは、バクバクと食事を摂る
ゴクゴクとミルクを飲む
オレの様子を見て、白坂さんも普通に食事を始める
全裸でベッドの上で白坂さんと食事している
オレたちの姿を、弓槻先生が満足そうに見下ろしていた
まるで愛玩動物にエサをやっている最中の飼い主みたいな表情だった
もういいわそろそろ学校に向かわないといけない時間よ服を着なさい
六時二十分食事が終わって、ようやく許しが出た
もっとも、学校が始まるのは八時三十分だから、ちょっと早すぎる気もする
今から学校へ行ったって、朝練の運動部員くらいしかいないだろうに
まず、下着からどうぞっ
克子さんが、オレに洗濯済みのパンツとシャツを渡してくれた
白坂様の下着はダメになってしまいましたので、こちらを用意致しましたっ
それは水色のシルクの下着だった
レースの付いた派手なブラジャーとパンティ
オレの眼で見ても、高級品なのが判る
それ、あげるわあなたの身体検査のデータを見て、サイズの合う物を用意させたの後で返してもらっても、あたしも克子も着れないから
何から何まで先生の計画のうちってことか
白坂さんが立ち上がって、パンティを取る
恥ずかしいのだろうオレにお尻を向けて、履こうとする
ダメよ、吉田くんの見えるところでやりなさい
ビクッと震える、背中
白坂さんは、おどおどとオレの方に向き直りオレの目の前で、パンツを履く
ああ恥毛が局部が薄い布に隠れていく