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し、白坂さんお、オレは、白坂さんのことが好きなんだッに、入学した時から、ずっとずっと好きだったんだ

だけどオレの告白にも、白坂さんの眼は、憎しみの光を放つままで

ふざけないでよ冗談じゃない冗談じゃないわッ

ほ、本当だう、嘘じゃないし、白坂さんが好きだお、オレ、ずっと白坂さんのことを見ていたんだッ

馬鹿なこと言わないでッあなたがあたしの何を知っているのよあなた、あたしのことなんか何も知らないじゃない

お、オレ白坂さんの顔が好きだ白坂さんの身体が好きだ白坂さんの声が好きだみんなみんな大好きなんだッ

あたしは嫌いよッあなたなんか大ッ嫌いッッ

し、白坂さんだってまだ、お、オレのこと、な、何も知らないじゃないかッ

知りたくないわよッあなたのことなんか、あたしこれっぽっちも知りたくないあたしをレイプした男のことなんてばかぁ死んじゃえあたし、初めてはケンジにあげるって決めてたのにあたしを抱いていいのも、ケンジだけッあなたじゃないッあなたじゃないのにぃぃッッ

白坂、雪乃

あたし、ケンジを裏切りたくない裏切りたくなかったのにあなた、あたしのことを何度も犯したッ何度も、あたしの中に出したじゃないッ死んじゃえあなたなんか、死んじゃえばいいのよッ

ゆ、雪乃ッ

名前で呼ぶな、馬鹿ぁあたしを雪乃って呼んでいいのはケンジだけなのあたしにキスしていいのも、抱き締めていいのも、ケンジだけなのよあなたじゃないあなたみたいな卑怯な人に

白坂さんがまた、泣く

涙が一気にわーっと零れる

弓槻先生という恐怖の存在がいなくなった今耐えていた感情が、一気に崩れる

うるさいうるさいうるさい黙りなさいよっ黙れっ一生あたしの側に近寄らないでどっかへ消えてあなたなんかどっかで野垂れ死ねばいいのよッヘンタイヘンタイヘンタイ

もう、ダメなんだって悟った

白坂さんは、は一生オレを許さないだろう

一生オレは憎み、嫌い続けるだろう

いいさ、それならそれで

オレは、もう腹をくくった

それならいい

もうサイテイのクソ野郎でいい

人間のクズでいい

それでも、白坂雪乃は誰にもやらない

彼女の心が手に入らないのなら、せめてこの肉体だけでもオレのものにする

オレだけのものに

ゼッタイに、ゼッタイに

え、遠藤に言うぞ

白坂さんの瞳が、ハッと大きく開く

え、遠藤に教えてやるし、白坂さんは、え、遠藤のためにオレに処女を捧げたってせ、先生から、写真も借りてくるあ、あいつに見せてやる

オレは脅迫していた

初恋の少女を

世界で一番好きな女の子を

ケンジには何も言わないでケンジには全部内緒にしてお、お願いします

白坂さんの眼から、怒りの炎が消えた

そこにいるのは、ただの怯えた可哀想な女の子

十六歳の

そ、そういうことは、ち、ちゃんとオレの眼を見て、お、お願いしろよこ、心を込めてッ

白坂さんが、オレに振り向く

泣きべそ顔キュートな顔ああ、彼女を泣かせるのは爽快な気分がする

これからずっと、彼女を泣かせてやる

ずっと、ずっと

お願いお願いします

白坂さんがオレに深々と頭を下げる

簡単には約束してやらない

ちょっと意地悪してやるッ

じ、じゃあい、いつでもオレに、せ、セックスさせるか

ビクッとする、白坂さん

震えている

憔悴した、あきらめの瞳

わ、判ったわ

も、もっとちゃんとき、きちんと、ぐ、具体的に答えろ

さっきのカー・セックスの時の弓槻先生を思い出して、白坂さんに命令する

ゆ、雪乃は、いつでも、吉田くんがしたい時に、セックスセックスしますしますしますから

し、白坂さんは、お、オレの何なの

お、オレ専用の何

ば、売春婦です

ち、ちゃんとはっきり言えよっ

白坂雪乃は、吉田くん専用の売春婦ですっ

また、泣いている

白坂さん泣いている

あはははは

白坂さんを屈服させるのは、楽しい

彼女の泣く顔を見るのは、楽しい

本当に、楽しい

いいぜそんなら遠藤には秘密にしておいてやる

笑いが笑いが止まらなかった

最低最低よ、あなた

白坂さんの蔑みの言葉さえ、今は嬉しい

なぜなら、それは白坂さんがオレを見ているからこその言葉だから

白坂さんが、オレを見ている

泣き顔で、オレを見てくれている

どんな理由であれ憎悪の眼であろうと、嫌悪の眼であろうと

白坂さんが、オレだけを見てくれればオレは、満足だ

そのまま、無言で教室へ向かった

前を白坂さん

オレは後ろから付いていく

白坂さんは、本当に処女喪失のせいで股間が痛いらしい

時々止まって休む

それから時々パンツが気になるようで、やたらとお尻に手を添える

その可愛いお尻を、オレは散々、視姦した

普段は使われていない裏階段から、校舎の中へ

階段を昇る途中白坂さんのスカートの下、太ももに白い液がつつーと垂れた

そうかオレの精液が垂れてきてて

白坂さんはそれを気にして、お尻を押さえていたんだ

白坂さんは、ポケットからティッシュを出して、急いで太ももの白濁液を拭おうとする

み、見せろよ

オレは後ろから白坂さんに命令した

す、スカートをめくって、ぱ、パンツを見せろ

嫌よ

は、早くッ

誰か来るわっ

だ、誰も来ないっ

近くに人影はない足音もない

階段のオレより高い位置にいる白坂さん

や、やれよッば、売春婦

つーと流れる、白坂さんの涙

彼女は無言で、ゆっくりとスカートをまくり上げるッ

今朝、克子さんに貰った水色のシルクのパンティが現れるッ

パンティの秘部が濡れていた

割れ目から垂れるオレの精液で

い、いい景色だ

オレは、わざとイヤらしく感想を述べた

へ、ヘンタイ死んじゃえ

涙目の白坂さんが、ぽつりと呟く

何でよ何であたし、こんな目に

この女の体の中に、オレの精液がたっぷり入っている

これは、オレの女だ

オレの物にするんだ

こんなことが、いつまで続くの

階段の上に大粒の涙が弾けた

今日もギリギリで書き上がった

毎日、綱渡りです

白坂さんは、本心ではまだ全然屈服していません

隙を見せたら噛み付く女ですからこの人は

しかし先生は酷い人だ

17.壊れた、日常

朝七時二十分

教室には、まだ誰もいなかった

朝練のある連中は、まだ戻って来れる時間じゃないし一般の生徒が登校してくるまでには、まだ間がある

二人っきりの教室

白坂さんは、自分の席に座っている

窓から2列目の前から3つめの席光に溢れた、明るい座席