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瑠璃子が吐息を吐く

オレは寧のことを思い出す

今、寧が、スッキリとした顔でいられるのは

やっぱり、シザーリオ・ヴァイオラが死んだからじゃないだろうか

復讐すべき相手が、この世からいなくなったからこそ晴れ晴れとした気分でいられる

もし、あの時オレが、ヴァイオラを撃たなかったら

ヴァイオラが、香月セキュリティ・サービスに捕まったままとしてもまだ生きていたとしたら

寧の心は、救われているだろうか

多分、寧の心の闇は残ったままだと思う

それしかないのか

白坂創介は殺すしかないのか

とにかくこの問題のポイントは、その辺りよそれよりも下のレベルのことは、全て諦めてちょうだい

翔お姉さんは言った

黒森のお姉様の基本計画には、破綻を起こせないのよ何もかも、全て予定通りに実行するその上で、最終段階で悪い方へ行かないように阻止するもう、それしかないんだから

ジッとオレの眼を見る

だから、容赦しちゃダメなのよ

オレは、オレの身体にしがみついているアニエスを見る

アニエスは心配そうに彼女には、よく判らない内容の会話を聞いていた

オレは、アニエスの小さな身体を抱き締める

オレは絶対に容赦してはいけない

白坂創介の前でこの12歳のハーフの処女を犯すことを

4人の娘たちを父親の眼の前でレイプすることはミナホ姉さんの基本計画なのだから

白坂創介から愛する娘たちを奪い取ること犯すこと

それは、家族から誘拐され、白坂創介に犯され、娼婦に堕とされ、さらに最愛の妹をも同じ境遇に堕とされ、その妹と自分のお腹の中の子供を殺されたミナホ姉さんの果てしない憎しみの結晶なのだから

自分がされたことを白坂創介にも体験させる

これはもう変更することはできない

着替えて来たわよっ

トイレから雪乃と麗華が戻って来る

雪乃はうちの学校の制服姿に戻っていた

この着替えを翔お姉さんに託したのは、マルゴさんだろう

制服なんて、地味でダイッ嫌いだったけれどこうやって、久しぶりに着ると落ち着くわねっ

マルゴさんが、この制服を選んだ理由はただ一つだ

これが、雪乃が父親の前で犯される時の服装だからだ

雪乃は、指で髪を掻き上げる

これは白坂雪乃オレのクラスメイト

いつも見ている、雪乃の姿だ

何よジロジロ見ないでよっ

雪乃が、オレの視線に不快そうに言う

オレは、この雪乃も容赦してはいけない

絶対に容赦しちゃいけない

ていうかさご飯、まだなわけっ

雪乃オレが、お前の昼飯代、出してやろうかメニューにあるもの、何、食ったっていいんだぜ

オレは罠を張る

雪乃は飛びついて来る

その代わり条件がある

容赦は、しない

後でセックスしようぜ屋敷に戻ったら

いいだろ今さらさんざん、セックスしたんだし

へえそんなにしたいわけあたしとさ

したいから言っているんだろ

どうしょっかなあ

あ、翔お姉さん雪乃、昼飯いらないそうです

そんなこと言ってないでしょっもおっ

雪乃はキレる

じゃあ、身体だけ貸してあげるわ

身体を貸す

あたしはさ引っ繰り返って、寝そべっているからあんたは、勝手にあたしの身体を弄くればいいじゃないあたしは、何もしないからねっ

マグロでいるってことか

だから、舐めるとか、おしゃぶりするとかそういうのは、一切しないからあたしは何もしないあ、あんたは舐めなさいよやらしてあげるんだからさっ

雪乃らしいというか何ていうか

ったく、したいならしたいって、もっと早く言えばいいのよあたしの身体が忘れられないんでしょ

雪乃は、満足げに微笑む

昨日の帰還から、今までずっとオレに無視されてきた雪乃だ

オレに求められたことは自分の価値を認めさせたということになる

これからも、そうしましょうよ1日、30分ぐらいなら、あんたに身体を貸してあげてもいいわよその代わりあんたは、あたしの生活を保障しなさいよ

何だよ、それ

3食のご飯と、住む場所と、着るものよあ、もちろん、あたしはセンスの良い服しか着ないからねっ

悪い取引じゃないでしょどう

フフンと、強気に雪乃は笑う

こいつはオレが、自分のことを惚れていると本当に思い込んでいるらしい

自分の身体を抱くためならオレは何でもすると

それって、白坂雪乃さんは売春婦になるってことかしら

翔お姉さんが言った

何言っているのよっあんたっ

衣食住を満たすためだけに、男に身を任すのは売春でしょあなた、売春のお誘いをしているって判っているの

違うわよっあたしは

だって、白坂雪乃さんはこの人のこと、愛していないんでしょ

そ、そうよこんなやつ、嫌いよ

嫌いな人に恵んでもらうなんて完全に売春じゃない

だって、こいつはあたしのことが大好きなんだからっだから、いいのよっ

じゃなに、あなた的には、ストーカーはアリなわけオール・オッケー

何で、そうなるのよっ

一方的な愛がオーケイなら、そういうことでしょうが

雪乃は、タジタジとなる

とにかくこの男が、あたしを求めるのよっだから、しょうがないじゃないっあたしは仕方無く身体を差し出すだけなんだからっあたしは、何も悪くないのよっ全部、全部、こいつが悪いんだからっ

もういいじゃないっとにかく、メニューちょうだいっ何食べるか決めるからっ

呆れた様子で、翔お姉さんは雪乃にメニューを渡す

あの、雪乃一応、言っておくと一回でいいからな

オレは、雪乃に釘を差す

オレがまだ何の返答もしていないのに今ので、1日30分のセックスと引き替えにオレが雪乃の生活を面倒見ることになったとか主張されては困る

昼飯と引き替えに1回だけセックスしてくれればいい

嘘吐き

あんたが、1回だけで満足するわけないじゃないっどうせ、あたしの中に何回も射精するんでしょっ

あたし判っているんだからっ

昼飯はそのまま、ホテルの部屋でみんなで食べた

ルームサービスの洋食だった

翔お姉さんは、パスタで麗華は、ラザニア

オレと瑠璃子とアニエスは、ハンバーグ

イーディは、ビーフシチュー

雪乃は1人で、パスタとハンバーグとシチュー

3人前を、ペロッと食べた

食べ終わって、ゲップをする

雪乃4月に出会った時は、こんな女だとは思わなかったんだよなあ

まあまあよねちょっと、アルデンテじゃなかったけれどそれと、ハンバーグのソースはイマイチね

誰も聞いていないのに料理の批評までする

食後のコーヒーを飲みながら

この後、どうしましょうかまっすぐ、戻るのにはまだ早いわ