自分の言葉を信じてしまった経営者が、次に言い出すのは我が社の社会への奉仕とか世の中に貢献する企業になるとかそんなことばかりだいわゆる、ブラック企業と呼ばれる会社の経営者の方が社員に募金やボランティア活動を強制する慈善活動に熱中したりするんだよ
自分たちはお客様のことを第一に考えて、成功したのだから次は社会的に存在の意味がある会社として世に認められたいんだろうよだからすり替えるんだ
実際はただのIT企業だったり、飲食チェーンなんだよ本当にお客様のことを第一に考えているかどうかは知らないが別に、潰れてしまっても誰も困らない会社だ似たようなサービスをする企業は幾らでもある
さっき、オレに話したとおりの
99軒目のラーメン屋か
その会社を興して、発展されたのはあくまでも、その会社の人間の意思だけだ世の中に割り込んでいこうとする強い意志だそして、それは世の中の他の人間たちには、全然、どうでもいいことだ
なくなったら困る会社なんてそうは無い
会社は大きくなった、そこそこ成功した下の連中には、これはみんな、お客様を大切にしたからだと豪語する自分の言葉を信じるだが、上場企業になったところで、世の中的にはなくなっても別に困らない会社の一つでしかないそれが頭に来るもっと、社会に世の中の人々に認められたいと思うそれもやっぱり、その会社の経営者のエゴでしかないだが、そのエゴを綺麗な言葉にすり替える我が社は、こんなにも社会貢献してる世の中に必要な会社ですとそれで、おかしな慈善活動を始める、社員に募金やボランティアを強制するそういう活動は、全て会社の名前で行われつまりは売名活動でしか無いところが、当の本人だけは気が付かないでいるこれだけやれば、社会は自分の会社を認めてくれるはずだ
インチキに呑み込まれてしまった経営者が、そういう落とし穴に陥るんだ
本当は収益が出れば、社員や株主に還元するべきなんだボランティアを社員に強制するなんてことは、あってはならないんだまあそういう会社は、所詮、そこから上には伸びないがね
お前が覚えているべきことはお前が店をやりたいということは、あくまでもお前の勝手なエゴでしかないということだお前は世の中の人に迷惑を掛けることを承知で世に割って入るんだ
ああ全部オレの勝手な意思だ
そして、世間の中でお前の意思を貫こうとするなら何としてもインチキの種を探せ付加価値だお前の提供するものに、お客が金を出してそれで幸せになる何かだだが、それはあくまでインチキなんだインチキでしかないんだ自分の作ったインチキに呑み込まれるな
最後にジッちゃんはそう話をまとめた
私がお前に教えてやる商売についてのアドバイスはこれが全てだ死んでも忘れるなよ
ジッちゃんは、ククッと笑う
そしてこの商売についての話は女についても同じだ
父の眼の手術は、とりあえず無事に終わりました
明日また、病院に引き取りに行きます
家族がいるから、こういうスケジュールで
一人暮らしのお年寄りだと白内障手術は、両方の眼の手術が終わるまで10日ぐらい、ずーっと入院なんだそうです
前に勤めていた職場は強制的に募金を取られました
それも勤続何年以上は幾ら、契約社員は幾らとか金額まで指定されて
646.リターン
お前たちが先ほど、あの女子高生を犯している様子は、興味深く観せてもらったよ
ジッちゃんは学校に居るのだから、ミナホ姉さんと一緒に可奈センパイの処女レイプを観ていた隠しカメラの映像で
あの少女は無理矢理にレイプされたはずなのに、今はお前たちの仲間になったことについて満足しているそうだな
お祖父様のおっしゃる通りですあたしたちが、みんなでそう誘導致しました
そうだお前の女になるということに、みすずたちは付加価値を付けた
それってブランド物の洋服とかバッグとかが貰えるとか、芸能人も来るパーティに連れてってもらえるとかそういうこと
オレが尋ねるとジッちゃんは
それは一部のことだけだ大切なのは、お前たちがただ彼女を犯しただけでなく彼女と今後も親しくしていきたいという意思を示したということだ
プレゼントとか数々の特典なんて、こちらからのアプローチの一つでしか無いわ
大事なことはあなたが、可奈さんをみすずさんたちと同等に扱ったということ特別扱いもしなければ、逆に一人だけ貶めるようなこともしなかった
そうかな克子姉
彼女を犯す前に、アニエスちゃんとセックスして見せて彼女の後は、美智ちゃんとあなたが自分の欲望だけで、身勝手なセックスをしているのでなくあなたのハーレムの中のバランスを保とうとしていることを示したわそれからみんな仲良く、お風呂でしょみすずちゃんたちが、あなたの身体を洗って本当にあなたのことを心から愛していることを彼女に示したわ
それから、この食堂へ来てみんなでアイスバーを食べましたわもう、誰も可奈さんをお客さん扱いしていませんし仲間として、受け入れていました
特にアニエスちゃんの反応の変化が大きいんですわ
瑠璃子が、アニエスの金髪を撫でる
最初は、あんなに可奈さんのことを警戒していたのに今はもう、他の皆さんと同じ様に受け止めていますから
オレとセックスしたことでアニエスは、可奈センパイに親近感を持つようになった
あなたのハーレムは、綺麗な女の子ばっかりだしねみすずちゃんたちみたいなお嬢様もいるし、麗華お姉さんみたいな有名人もいるそういうグループの一員に入れたんだもの可奈さんは、喜んでいるわよあの子のプライドも大満足ね特典よりも、そっちの方が大きいな意味があるはずよあの子にとっては
可奈センパイは普通の子の特上としての、コンプレックスを抱えていた
だから、寧にアプローチに乗っかってほいほいとこのお屋敷まで付いて来た
自分と校内1の美少女の噂のある寧を、疎ましく思っていたから
大事なことは最終的に幸せにすればいいということだ
途中はいいんだ最後の最後に幸福な気分にさせ、人生に満足させればいい
最終的に、幸せにする
企業も同じだお客様を第1に考え、お客様が幸せになるようなものを提供するという理念をどれだけ持っていようとも、起業したばかりの頃はインチキでしかない完全なものを提供できるはずがないんだ
オレのパン
今売っているパンはまだまだ試作品だ
高校生の職業訓練コースだからこそ、売ることを許してもらっているだけで
本当はまだ、味も販売店としてのサービスも未熟なままだ
だが、本気で続けていくのなら今の客たちには、心の中で詫びながら少しずつ、自分の理想に近付いていくしかない一度食べただけで、お前のパンに不満を持ち、二度と買わないという客も出て来るだろうだが続けるのなら、前に進むしかない