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マナが、手を重ねている夜見子に言う

わたくしの力は、消えてしまったわけではなかったのですね

ああ、ゴメン美智が気で押さえつけていただけだ夜見子の力は、消えていない

オレは謝る

いいのですわたくしはわたくしこそが、巫女の後継者だとそう自負していましたが、ただの井の中の蛙でした鷹倉神社の巫女について、何も判っていませんでした修行中の身のまだ微弱な力しか持っていないのに、わたくしの力さえあれば、月子もルナも神社さえ守り通すことができると、思い込んでいました

黒森様にご指摘いただいた通りわたくしの様な、心の弱い娘には巫女を継ぐことは許されません月子お姉様

夜見子は、初めて姉をお姉様と呼んだ

いいえ、これからは夜見子と呼んで下さい愚かなわたくしは、ようやく気付きました月子お姉様だけがお父様、お母様が亡くなられてからずっと、わたくしたちを守り巫女の伝統を引き継ぐことを真摯にお考えだったのですね

夜見子は月子と繋いだ手を、ギュッと握りしめる

黒森様たちがご推察なさった様に、わたくしたちのご先祖様の悲願がツキの巫女の力とヨミの巫女の力の融合なのだとしたらそれを果たされるのは、月子お姉様でなくてはなりませんわわたくしの中のヨミ巫女の力全て、お姉様に差し上げますどうか、お受け取り下さい

ボクの中のボクの力も全てあげるよ

ルナの中にもツキの巫女の力はある

その力も全て、月子に

ええ、受け止めますわたくしが

月子は、涙目で妹たちに言った

そうして、鷹倉神社の巫女の定めは、わたくし一人で背負います

月子は、オレを見る

黒森様どうか、妹たちをお願い致します

そんな、待って月子お姉様お姉様お一人に全てを押し付けるわけには

夜見子が、そう月子に言うが

夜見子お姉様、それでいいんだよボクたちが居たら、月子お姉様の足手まといになるだけだよ

ルナが夜見子を制す

だから正式な鷹倉神社の巫女は、いつも一人きりなんだよ一人だけが、正統な巫女になることで、他の姉妹を守ってきたんだよヤクザたちから

月子が、ルナに微笑む

そうよだから、わたくしにあなたたちを守らせてわたくしは、あなたたちの姉なんですから

夜見子様の力は、失われたルナ様は、ついに力に目覚めなかったそういうことにして下さい

本当に、夜見子とルナが月子に自分の持っている力の全てを注ぎ込めばいいんだろ

それで月子の中で融合が完成し夜見子とルナが力を喪失すれば、問題はなくなる

うん、ボクそうするよ全部、月子お姉様にあげるからっ

ルナが叫んだ

それで、ボクは兄さんのセックス奴隷として、ここで生活させてもらうよアニエスさんと仲良くするからっ月子お姉様は、心配しなくていいんだからねっ

わたくしもですわなりますっ、妊娠奴隷にっこちらで、黒森様にお仕え致しますですから夜見子のご心配は無用です、月子お姉様

3人の眼に涙が光る

O.K.コレで、気のトライアングルを廻す外側の力と内側の力どっちも、スタンバイできたネ

イーディがそう言う

外側の力とはアニエス、マナ、みすず、瑠璃子、メグ

内側の力とはルナ、夜見子、月子の鷹倉3姉妹自身か

そして、わたくしとイーディが着火致します

燃え上がった炎を、まんべんなく燃え広がらせるネ

美智とイーディは、強い気を送り込み火を付け、燃え上がらせる

炎のコントロールも2人でやってくれるのだろう

ご主人様は、燃料です炉を掻き回し、酸素を送り込む火箸でもあります

オレはセックスするんだよなあの誰からとか、順番とかあるのか

好きにするネ

はいご主人様が、なさりたいようにお好きな方から、犯して下さいませ

ただし気の流れがあるから、逆時計回りは守るのネ

ルナから犯したとしたら、次は夜見子、そして月子また、ルナ

その順番だけは、守らないといけないのか

さあ、始めようネ

みんな、頑張ってねあたしは、応援してあげることしかできないから

ベッドから離れた位置でカメラを抱えた寧が、言う

見ててヤッちゃん

もちろんだよ、ヨッちゃん

そうじゃなくってもし、ヤバそうなことが起きたら、躊躇無く止めて欲しいんだ美智やイーディまで参加しちゃうんだから冷静に外から眺めていられるのは、ヤッちゃんだけだろ

寧がスッと真顔になる

そうだねもしものことが起きたら、あたしが止めるよ約束する

頼むよヤッちゃんしか、頼めないから

ミナホ姉さんたちが、カメラで監視しているとしても

気は、カメラに映らないから

もしもの場合はこの部屋の中が、異常な雰囲気に包まれたら寧にストップを掛けてもらうしかない

部屋のスプリンクラーを誤作動させて、水浸しにするとか気の循環が、途切れるようなことをするよその前に、ミナホお姉ちゃんと克姉とマルゴお姉ちゃんに緊急事態発生のアラートを送るから

そうかマルゴさんも、帰って来ているんだよな

きっと、この状況をミナホ姉さんと監視してくれている

もし、わたくしとイーディが気の流れの渦に取り込まれてしまったとしてもマルゴお姉様が、何とかして下さるはずです

心配することは何も無い

PHASE1、STARTネ

呼吸を、合わせて下さい

美智の指示によって部屋の中の女たちが、吸う、吸う、吐くの3拍子で呼吸を始める

スウ、スウ、ハァ

スウ、スウ、ハァ

ネイは、合わせてはダメネ

イーディが、寧を叱る

アタシたちに取り込まれるヨ

思わず、寧までみんなと呼吸を合わせてしまっていたらしい

このリズムでの呼吸は結構、キツイな

みんな、あっという間に肌が上気していく

うっすらと汗をかいていく

逆時計回りに気が循環しているノネイメージして、イメージ

澱みの無い流れをそうぞうするのです

うん流れていく

ルナ→夜見子→月子→ルナ→夜見子→月子

渓谷の清流の様に気の流れが巡っているのが判る

PHASE2ネ

工藤美智参りますっハァァッ

美智が流れに強い気を注ぎ込んでいく

ああっ身体が、熱いよぉっ

ルナが呟く

こっちもいくネっHAWOOOO

イーディも重ねた手から、気を放出した

ううっ、きたぁぁっ

夜見子が、ブルッと身体を震わす

裸身の美姉妹のトライアングル気の循環が

清らかな清流から炎の大河に変わる

ああ、息遣いの中にみんなの声が聞こえてくる

アニエスの頑張れ、頑張れという声

瑠璃子の大丈夫ですよという声

マナは鷹倉姉妹だけでなく、他の女たちの体調も気になっているらしい

メグは何であたしだけ、服を着たまんまで、こんなことしているんだろうとか考えているけれど、それでも気は送ってくれている