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うん、みすずの言いたいことは何となく、判るけれど

でもさ、それならオレなんかは、本当に全然、一生懸命なんかじゃないよ

だって、オレは

オレはただ、やらなくちゃいけないことを、毎回ヒーヒー言いながら、やっているだけだからそれも、みんなに助けてもらって

人よりも劣った人間だから

一生懸命頑張る才能さえ無い

えー、お兄ちゃん、一生懸命やってくれているよ

隣のベッドからマナが言う

お兄ちゃんが一生懸命じゃなかったら、この世の誰が一生懸命なの

違うよ、マナ一生懸命っていうのは本当に、一生懸命な人っていうのはオレなんかよりも、もっともっと努力しているよもっともっと努力してちゃんと結果を出しているってオレみたい人間は一生懸命とか、言っちゃいけないんだ

今のオレはもっともっと頑張らなきゃ今のまんまじゃ全然ダメだよもっと、オレマシな人間にならなきゃ

今のオレはミナホ姉さんや克子姉たちの助けで、何とか生きているんだ

オレが、ちゃんと自分の力で家族を守っていかれるようにならないと

こんなの、焦ってもダメだって判るけれどオレ、少しでも早くみんなのために役立つ人間になりたい少しでも少しずつでも、変わっていきたい

みすずの腕が、ギュッとオレを抱き締める

はい頑張って下さいあたしたちは、いつも旦那様を応援していますから

そう言ってオレにキスする

パパ頑張ってですの

アニエスが叫んだ

ほら、ルナも応援しますのパパ、頑張ってって

パパが頑張っている時は、いつもアニエスたちのためですのだから、応援しないとダメなんですの

ルナだって、もうパパの子なんですの応援しないとダメですの

アニエスに言われてルナは

に、兄さん頑張って下さい何を頑張るのか、判らないけれど

うんごめん

オレもよく判っていない

みすずちゃんの言う通りですわ

本当に頑張っている人は、自分で頑張っているとか一生懸命にやっているとか、言わないものですわそれどころか自分が一生懸命なことにさえ気付かずに、頑張っていらっしゃるそうですわね

いや話の意味が判らない

だって、オレは全然、頑張ってないんだぞ

オレの努力なんて本当に頑張っている人から見れば、何でもないようなものだろうし

ヨッちゃんミィちゃんは、細かいことは考えなくていいって言ってるんだよ

寧が、カメラを外してクスリと笑う

大丈夫だよどうせ、ヨッちゃんは大したことは知らないんだからさ

月子の力と目的に気付いている

セックスを通してオレの心から、起死回生の一手となる情報を読み取ろうという

そんなことよりさヨッちゃんは、何で、こんなことをしているのかちゃんと思い出した方がいいってば

何でこんなことを

香月のオジイちゃんに言われたのはこの子たちの娼婦としての適性審査だけなんだよ本当なら、ヨッちゃんはこの子たちが、この後、どうなろうが気にしなくていいんだよただ楽しくセックスして処女の子の味見をするだけで良かったんだなにの、何でヨッちゃんは

と、寧はアチャーという顔をして

あ、ゴメンあたしは、こんなに話しちゃいけないんだったええっと撮影係兼オブザーバーだからっ

何をいまさら

あーんと、後はミィちゃんお願いねっ

寧は、みすずに振る

みすずは、もう一度オレにキスして

あたしはいつでも、香月の家を捨てますわ旦那様の方が、大切ですから

だから正々堂々と、月子さんと闘って下さい

みすずは、そう言ってオレに頬擦りする

心配いりません正々堂々闘って失敗したとしても、またやり直したらいいんですあたしは、何度でも旦那様を応援致しますわみすずは、何があっても旦那様の味方ですから

パパ、頑張れですの

頑張って下さい、お兄様

ご武運を、ご主人様

いつも通り、思いっきりやればいいんだよお兄ちゃん

アニエス瑠璃子美智マナ

よく判らないですけれどでも、頑張って下さいお兄さん

わたくしも何がなんだか判りませんが、黒森様を応援致しますわ

ルナと夜見子まで

あたしも心の中で、応援しているよ

メグは、オレの方を見たまま何も言わない

ウンいい感じネ

イーディが呟く

見ると、さっきまであんなに緊張して、顔色の悪かった月子が穏やかな感じになっている

呼吸もゆっくりだし

これがイーディの気による整え

O.K.お待たせしたネDarlingソレとDO YOUR BESTネ

Darlingのできる範囲でBESTを目指せばいいノネ他のことは、ナーンにも考えナイ一つのことダケに集中ダヨ

一つのこと

今、一つのことダケに集中するとしたらDarlingは、何を選ブ

月子の最初のセックスをできる限り、良いものにしてやることだ

なるべく、痛みや苦しみを感じないように

それダケでイイし、それダケしかできないノネDarling

イーディが、ニコッと微笑む

オレの心の中のどんなものを見られようと、別にいいか

そこで問題が起きればその度に対処すればいい

余計なことは考えるな

今は月子の処女喪失のことだけに集中しよう

では頑張って下さい旦那様

みすずが、オレから離れる

あたしは、ここから旦那様を見守っていますわ

みすずがイーディがみんなが、オレを見守っていてくれる

オレは1人じゃない

オレは、ベッドに横たわる月子の横に添い寝する

顔をよく見せてくれ

オレは、月子の顔をアップで見る

うん月子は綺麗だな眼は二重で睫毛が長い

髪の毛の匂いを嗅ぐぞ

オレはクンクンと髪の香を嗅ぐ

あ、あんまり嗅がないで下さい

昨夜、シャワーを浴びたきりですから

昨夜洗ったんなら、問題無いだろ

今日はたくさん汗をかきましたし

良い匂いだよ月子は

オレは、髪から耳の後ろの匂いを嗅ぐ

オレに首筋にキスされて月子は、ブルッと震える

怖いか

少し

怖くないように、ゆっくりするからな

さっきまでの心を閉ざしきった感じは消えている

オレのペースで、少しずつ、心の扉をこじ開けていくぞ

キスしていいか

じゃあ、後にしよう

オレは、巫女服の上から月子の胸に手を這わす

怖がらなくていいまだ、服の上からだから

でも、紙のように破ける薄い生地だ

布地の上からでも、月子の胸の感触硬くなりつつある乳首を感じる

ああはぁう

性的興奮が、少しずつ月子の力を解放させていくはずだ

今度は承諾した

オレは、唇を重ねる

月子はまだ緊張している唇に力を込めて硬くなっている

だから、オレは月子の唇を舌で舐めた

少しずつ、力の抜けていく赤い唇