助けてあげたいとか、この子は可哀相だなとかではなく純粋に娼館の経営者の立場から、あの子たちの価値を見極めるのよ
私情を全て払い去ってあの子たちが、売り物になるかだけを考える
天童乙女さんもよあの子の場合は娼婦じゃなくて、警護役として売り払うこともできるわ
でも、能力がどんなに高くても性格的に使えない子なら売れないでしょそういうことまで考えて、よく見て判断するのよいいわね
確かに天童乙女には、名家の警護役を勤めることができるだけの身体能力・戦闘能力はある
だけどあの自分と自分の仲間のことしか考えない性格では、人に仕えることはできない
今、ここで考えてはダメよもう一度、本人に会ってそして、よく観察して決めなさい
今までのことを元に、想像するより
もう一度、本人に会って新しい視点から、見てみるべきだ
寧とイーディさんは、一緒に行ってあげてそれから
はいわたくしも参ります
月子はヤクザの娘たちの心のケアがしたいと言っていた
それで、ミナホ姉さんあのヤクザの娘たちもし、娼婦として売れないってオレが判断した場合は、どうするの
さあ、どうしましょうかあなたどうしたい
あの娘たちは親たちに無理矢理、東京へ連れて来られただけであたしたちの敵ではないわある意味被害者よね大人のヤクザたちに犯された徳大寺さんたちなんて、完全にそうよ
でもあたしたちの秘密を知ってしまった以上、そのまま関西へ帰すわけにはいかないわそれは判るわよね
月子に頼んで記憶を削り取るとかは、アリなの
巫女の力ならそういうこともできる
ただ、人の心は、無理な操作をすると壊れてしまうから
力の使用は、慎重に行わないといけない
自由にどうぞ最終的に問題がないかどうかのチェックは、もちろんするけれどあの娘たちの処遇は、全てあなたに任せるわただ公
あの子たちはヤクザの娘よ東京での記憶を全て削り取って関西へ帰ったとしてもその後、どうやって生活していくのかしら
悪いけれどあの子たちの親は、マトモな状態では関西へ戻さないわあの人たちを殺すつもりはないけれど死ぬよりも、もっとツライ体験をさせるつもりだから
そうしないと関西のヤクザ組織に対して見せしめにならないのよ
このまま、猪鹿蝶一郎たちや天童貞男たちをただ皆殺しにするのは
関西のヤクザたちに恨みを抱かせるだけになる
猪鹿たちも天童たちも人として使い物にならない廃人となって、戻れば
今後、香月家に逆らう者は、こうなるという強いメッセージになる
だから、あの子たちの親はもう、マトモには生活できなくなるわあなたが関西へ戻ることを許してあげても安心して暮らせる家は無いかもしれないのよ
そして悪いんだけれど、あたしたちはあの子たちに例えば、高校を卒業するまでの生活費をあげるとか、親がいなくても生活できるように何か良い仕事を紹介してあげるとかできないからね敵の娘にそんなことをしてあげるだけの余裕は、あたしたちには無いわよというよりそんなことを始めてしまったら、この先、どうなるのお金に困ったヤクザたちが、子供たちの生活のために大挙して香月家を襲いに来ることになるわよ
自分は処分されても、子供たちに保障があると知ったら
オレは簡単に、あの子たちに関西へ戻れって言うこともできないんだね
そうよ帰りの新幹線のチケットぐらいはあげられるだろうけれどそれで済む問題ではないのよ
地元へ戻ってもあの娘たちが、援助交際でもしなくちゃ生きていけないような環境になるしかないかもしれないわそういうこともあなたは、想像しないといけないわ
ヤクザのそれも鉄砲玉になるような連中の娘なんだもんな
引き取ってくれる親戚なんかも無いかもしれない
もちろん、あなたがこの子はそうなったって構わないって感じたのなら、そうしてくれてもいいんだけれど
別にヨッちゃんは市役所の人とか、学校の担任とかじゃないんだからさあの子たちの幸せを考えてあげなきゃいけない立場じゃないんだよだから何こいつ、スッゲー嫌な女ムカツク激おこっって思ったらこいつが、この先どーなろうとオレは知らないって、関西へ無一文で送り返す選択をしたっていいんだよっ
そうよあたしが、この機会にあなたに学んで欲しいことは黒い森という裏社会の組織を動かすボスになるための教育だから公共の福祉のことなんて、あなたが考えなくていいのよ
今までのヨッちゃんはどんなことでも、全力で受けとめて、何とか解決してきたけれどさっこれからは、そうはいかなくなるんだよっ家族の人数が増えて、ヨッちやんだって今までみたいに身軽には動けなくなるんだからさっ
そうよこの人は助けられない見捨てるしかない切り捨てるしかないっていう選択をしなくちゃいけないことが起きるのよこれからは
あなたがたった1人きりで生きているのなら、あなたが背負う重荷は全て、あなた個人のものだけれどでも、あなたがみんなと家族で生き抜いていくためには申し訳無いけれど、背負うべきではない重荷は見捨てていくしかないのよ
時には、人を切り捨てる決断もしなくてはいけない
それをこれから、天童乙女さんたちの部屋で学んで来て欲しいの
家族として受け入れられない人には、家族のように優しくしてはいけない人のことを情でなく人材として、有能かだけで見極めるどうしてあげることもできなくて切り捨てるしかない人がいるということも、身をもって学んでくるそういうことだよね
可哀相だと感じても助けられない人は、助けられないんだ
オレたちはそんな力は持っていない
みんな助けようとしたら、オレの家族がパンクしてしまう
ソレだけじゃ足りないネ
ソレじゃあ、Darlingはfamilyのためだけに生きて、familyの重さに押し潰されてしまうネ
イーディは、ミナホ姉さんを見る
ミナホDarlingに、もう1つ選択肢をあげるべきネ
選択肢
家族にはならないとしてもDarlingが、自分のセックス奴隷にしたい子が居たら、そのムスメは家族の外で、Darlingの奴隷として受け入れてアゲルのネ
そうねそれは大切なことよね公だって家族以外の子と、性欲を吐き出すためだけのセックスもしたいでしょうから
ま、待ってミナホ姉さん
あのロリコンの双子の中学生とかお勧めネDarlingはまだ、双子とはシたことないデショ
お、おいイーディ
判ったわ公がどうしても、セックス奴隷にしたい子が居た場合はその子だけは、引き受けるわうちのお屋敷ではなく、今、準備している新しい黒い森の娼館の中に
Darlingのハーレム空間を作るのネ
どうして、そういう話になるんだ
ヨッちゃんミナホお姉ちゃんは、ワイルドカードをくれたんだよ