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虐待

親からなのかそれとも、あの3人たちにやられたのかその辺は判らないけれど

天童乙女は、何も言わずに堪えている

園子さんとシゲヨさんも身体中に、痛めつけられた跡が残ってたよまあ、親のヤクザたちにずっとレイプされてたわけだし、あの子たちにもやられているかもしれない女性器も、腫れ上がってしばらく痛むだろうってただ幸いなことに、病気の方は心配ないって妊娠の方も、多分、大丈夫だろうって結果が出たらしいよ

天童乙女が、悲しそうに寧を見る

そんで最後にあの3人なんだけれど笑っちゃうことにさ

笑っちゃう

3人とも処女じゃないし2人は性病にかかっているもう1人は妊娠しているよ

3人とも、結構、奔放に遊んでいるんだと思うよそれで、多分金髪の子は、エンコーとかもやっているさっき話していたセキネっていうヤクザが、元締めなんだと思うよ

他の子はウリは嫌だって言ってたけれど金髪の子は、もうとっくに売春で稼いできているんだよ

だから他の娘に身体を売らせて、稼ぎを巻き上げるなんてことを思い付くノネ

オトメアンタは、気付いていたノカ

いや全然、気付いてなかったよ

ダカラ、アンタはあのコたちのことをずっと見てきているつもりで、実は何も見ていないノネ判っていないノヨ何も

あの3人のことダケじゃナイヨアンタはあのソノコっていう子のことだって、ちゃんと見てきていないノネアンタの勝手な思い込みを押し付けているダケなのネ

中に入って、あなた自身の眼で確認したらいい

木下さんもういいですもう一度、部屋の中に入ります

オレは、廊下の天井に向かって言う

了解でーす監視モニターしまいまーす

ドアの上のモニターが壁の中に収納されていく

乙女さんいいですね

オレの問いに天童乙女は

ドアが開いたら、月子あの3人を制圧してくれ

じゃあ、第2ステージいくよんっ

OPEN SESAMEネっ

イーディの声に

ガチャッと、扉の電子ロックが外れる

ああ、ゲンジツを直視しないと

いつまでも、この作品を続けているべきではないんだよなあ

判っているのに、止められない

918.夜は楽し / ここではないどこかへ

ツツツーッと、拘禁室のドアが開く

部屋の中から、3人ムスメがオレたちの方を振り向く

あ、乙女さんどうでした

さっきまで乙女のやつとか暴力サイコ・レズとか好き勝手言ってたくせに

天童乙女が姿を現したら、敬語になる金髪

どうでした香月から金、引っ張れそうっスか

つーか、スプライトありましたか

赤髪と眉無しパーマも、ヘラヘラ笑ってそう言う

はい、皆さんわたくしを見て下さい

月子が笑顔で前に出る

3人ムスメは、月子の力の詳細を知らない

思わず、ハッと見てしまう

はい心を掴みました

月子が支配する

くぅ

あへっ

3人ムスメは、ポワーンと呆けた顔になる

さて、公様いかがいたしましょうか

月子が3人を睨んだままオレに指示を仰ぐ

こいつらの処分は

オレたちの記憶だけ、消去しようさっきのカラオケボックスで気絶したところから、今までの記憶だけ消すんだ

はいそれが一番この方たちには、障害が残らないと思いますわ

ほんの数時間前の記憶でしたら、まだ脳に定着しきっておりませんから

ヤクザの親たちに東京へ連れて来られたこの1週間余りの記憶は残す

オレたちの襲撃を受けて、オヤジたちは全員捕まって全員処分されたって、思い込ませろ

消した記憶の先を書き足す

すでにある記憶を書き換えるのは心に負担が大きいケレド、新しい記憶を追加することは負担にならないネ

心というモノが、水槽の中に溜められた水ナラ改変は、水を掻き混ぜることにナルケレド書き足しは、上から静かに水を注ぎ足すダケダカラ

つまり矛盾した無いようでなければ、幾らでも継ぎ足せる

天童乙女さんや、他の女の子たちとははぐれたでも、他の子たちと接触すると、親たちみたいにオレたちに殺される可能性があるから、絶対に会ってはいけないそれは、思いっきり怖いイメージを植え付けておいてくれ今後、香月家と絡んだら死ぬより怖い目に合わされるって

月子の眼が大きく見開かれる

うがっ

ああ、月子が恐怖のイメージを送り込んだんだな

3人ムスメの表情が歪む

終わりましたわ

巫女の力による記憶の改変と書き足しが完了する

じゃあ、そのまま気絶させろ

はい皆さん、そのまま倒れて下さい頭を打たないように、ゆっくり気を付けて

3人ムスメが、フワリと床に倒れる

はい意識を切りますカット

そのまま気を失う

よし、気絶したままどこかの駅前にでも運び出そう1万円札を1人に1枚ずつ握らせて1万円あれば、どうにか関西へ帰れるだろうし

新幹線だと足りないけれどねっま、鈍行か高速バスなら

後のことはオレたちは関知しないこいつらが、どうなろうと

オレは、わざとそう言った

ちゃんと言葉にしておかないと覚悟が鈍ることになる

ま、待てよこ、こいつらはあ、あたしの

月子に支配されたままそれでも、天童乙女は必死に訴えようとするが

何でもないよただ顔を知っているだけであんたの仲間じゃない友達ですらないあんたのことを利用しようとしてたいただけで他の子たちを脅していた、どうしようもないヤツラなんだから

でも、こいつらはあたしがいないと

そんなことないネこの子たちは、勝手に生きていくネ性病にかかってて、妊娠したままデモオトメが居なくても、タクマシク生きていくコたちなのネ

わたくしもそう思いますわ

イーディの言葉を、月子が肯定した

むしろ、あなたの存在はこの方たちを甘やかすだけでしたわ

あたしは仲間たち全員のことを考えて

天童さんが一生懸命だったってのは知っているよっでもさこの子たちには、天童さんのそういう気持ちは全然伝わってなかったじゃんかっ

この3人が他の子たちに、どれだけ酷いことをしていたか天童さんだって、観たでしょっ

廊下の外から監視カメラで

この子たちを放り出さないと他の子たちが、これからもずーっとイジメられ続けることになるよっ

この3人ムスメは仲間の少女たちをヤクザに売り飛ばすことまで話していたんだから

ち、ちくしょう

うな垂れる天童乙女

オレは呆然としている他の子たちに言う

みんな、オレの言うことをよく聞いてくれ

強い眼で、1人1人を見ていく

みんな顔を伏せて、元気がないままだ

この3人とはここでお別れだだから、さっきこいつらが話していたみたいなことにはならない